ヒポエステスを水挿しで増やす方法を画像で解説！

赤や白、ピンクの斑模様が魅力のカラーリーフ「ヒポエステス」。生育旺盛で育てやすい人気の植物ですね。

今回は、初心者でも簡単にできるヒポエステスの水挿し(水に挿して発根させる)のやり方を写真付きで分かりやすく解説します。

では、ヒポエステスの水挿しのやり方をくわしくみていきましょう。

ヒポエステスの水挿しに適しているのは、生長が旺盛な5月～9月頃です。

特に、6月の梅雨時期は発根しやすいです。

6月に水挿しが失敗しにくい理由は、安定した気温と湿度。冬までの間により多くの根を張らせられるというのも6月頃に水挿しするメリット。

ヒポエステスから茎を5cm～7cm程カットします。この茎を発根させて親株と同じ株を増やすのが挿し木という増やし方です。

茎の断面は斜めにカットし、より多くの水分を吸い上げられるよう面積を広くとっておきます。

ヒポエステスは春から秋にかけて良く生長するよ。伸びすぎた茎を切り戻した際に出たものを利用し、挿し木するのが効率的。

用意したヒポエステスの茎は、土に挿す前に葉数を減らしておきます。その理由は、葉からの蒸散を防ぐため。

葉がある限り、植物は光合成をし葉から水分を蒸発させます。そのため、葉が多すぎると乾燥により発根せずに茎がだめになることが考えられるのです。

乾燥による枯死を防ぐためにも、葉数は減らしておこう。茎の頂点の葉を1/3程度残し、それ以外の葉は取っておくのがおすすめ。

あとは透明のガラス容器に水道水を入れ、茎を挿すだけです。

もちろん、そのまま水差しで楽しんでも構いませんが、こんもり大きく、丈夫に育てたい場合は、土に植え付けるのがおすすめです。

ヒポエステスを土に挿して発根させる方法

葉数を調整したヒポエステスの茎を2～3時間程水に差して吸水させます(水揚げ)。

その後、挿し木に適した水はけの良い土に挿します。

挿し木に適した土は、「清潔である」「排水性にすぐれる」「養分を含まない」の3つの条件が揃った土です。

使い古しの土は避けます。

例：バーミキュライト、赤玉土(小粒)、鹿沼土(細粒)、川砂、市販の挿し木用土など

挿し木と水差し、どっちが大きく育つ？それぞれのメリットとデメリット

今回は、ヒポエステスを水挿しで増やす方法をご紹介しました。

成功させるコツは、ずばり適期におこなうことです。ヒポエステスは寒さに強くないため、冬場は生育が鈍ります。

暖かい時期であれば生育も旺盛なので、水挿しも成功しやすいですよ。