赤やピンク、白の葉が美しいヒポエステスは、その繊細な見た目とは裏腹に、初心者でも育てやすい人気のグリーンです。
室内でも育てられるため、インテリアグリーンとしても人気のヒポエステスですが、ふと見かけると「小さな花が咲いていた!」ということもあります。
嬉しい反面、
「ヒポエステスに花が咲くのは育て方が良くないから?」
「花は摘んだ方がいいの?枯れるのを待っていて株が弱ったりしないかな?」
などの疑問や不安が湧いてくる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ヒポエステスに花が咲く理由と、花が咲いたときの対処法をくわしくご紹介します。
ヒポエステスに花が咲いた人は最後まで読んでみてね。
ヒポエステスに花が咲くのはなぜ?
植物が花を咲かせる理由は主に2つ
ヒポエステスに限らず、植物が花を咲かせるのには主に2つの理由があります。
- 株が充実して子孫を残す準備が整った場合
- 命の危険を感じて子孫を残そうとしている場合
このどちらかがヒポエステスに花が咲く理由です。
ヒポエステスがこんもり元気に育っている場合は、「株の充実」が理由で花が咲いていると考えられます。
ただ、ヒポエステスが弱っている状態で花が咲いた場合、「命の危険」により最後の力を振り絞って花を咲かせていることもありえます。
ヒポエステスは秋から春にかけて唇形花を咲かせる
秋から春にかけて花が咲くことの多いヒポエステス。葉の脇に蕾をつけ、唇の形に似た花(唇形花・しんけいか)を咲かせます。
唇形花はシソ科やゴマノハグサ科によく見られる花です(ヒポエステスはキツネノマゴ科)。
ヒポエステスは草丈が伸びると控え目な花が咲く
ヒポエステスは草丈が伸びると花をつけ始めることが多いです。
そのまま咲かせてもいいですが、ヒポエステスの花は小さく、すぐに枯れてしまうため、あまり観賞価値は無いとされています。
元気なヒポエステスに花が咲くのは株が充実している証拠
ヒポエステスを何年も育てていると、花が咲くことが増えてくるはずです。
ヒポエステスに花が咲くのは、株が充実して順調に生長している証拠ともいえます。
ただ、ヒポエステスに咲いた花をそのままにしておくのは、あまりおすすめできない…。以下の項目では、ヒポエステスに花が咲いたときの対処法も合わせて紹介するよ。
ヒポエステスに花が咲いたときの対処法は?
花に栄養をもっていかれて株が弱ってしまう可能性もある
「せっかく咲いたヒポエステスの花。摘んでしまうのはかわいそう…」
せっかく咲いたヒポエステスの花。すぐに摘んでしまうのはかわいそうに思えます。
しかし、花が咲いたヒポエステスをそのままにしておくことで、以下のようなことが懸念されます。
- 花に栄養をもっていかれて株が弱る可能性がある
ただ、ヒポエステスの場合は花は小さく、放っていても1日程度でしおれます。とはいえ、伸びきった茎にしおれた花がそのままになっていては、見栄えも良くありませんね。
花が付いているということは茎も伸びきっている場合が多いです。そのため、株姿を整えるためにも剪定するのがおすすめです。
あわせて読みたい「ヒポエステスが枯れる原因は?復活させる方法も【超簡単】」はこちら
伸びすぎた茎は花と一緒に剪定してもよい
春から秋にかけて、ヒポエステスはよく生長します。そのため、しばらくすると茎が立ち上がって間延びしたような姿になります。
株姿を整えるには切り戻しによる剪定がおすすめです。ヒポエステスはよく枝分かれするので、暖かい時期であれば、花芽ごとカットします。
花を咲かせたくない場合は、茎が立ち上がり、花穂がついた段階で切っても構いません。
☆★伸びすぎたヒポエステスの剪定方法についてはこちら↓↓
まとめ
今回は、ヒポエステスに花が咲く理由と花が咲いたときの対処法をご紹介しました。
観賞価値がないとされるヒポエステスの花ですが、大切に育てていればいる程、小さな花であっても咲いてくれた時には嬉しい気持ちになりますよね。
「花も見たいけど、株を弱らせるのは嫌。どうしたらいいの?」
このような場合、花がしおれたらすぐに切り戻してあげるというのも選択肢のひとつです。どちらにしても、ヒポエステスの花はすぐにしおれてしまいます。
今回の記事をご参考に、ぜひ、ヒポエステスを楽しく育ててみてください。
ちなみに、ヒポエステスの中には花を楽しむ「リボンブッシュ」という品種もあるよ!
あわせて読みたい「ヒポエステス 冬の管理のポイント3つとは?冬を乗り切る方法」
ヒポエステスの花が咲く理由
- 良い環境の中での管理により、株が充実して子孫を残す準備ができた
- 株が弱っているため命の危険を感じ、枯れる前に子孫を残そうとしている
花が咲いたヒポエステスの対処法
- 切り戻しによる剪定
- そのまま花を楽しんでもよいが、株の栄養が花に持っていかれる可能性もある
人気のその他topics
「アロマティカスがゴキブリに強い理由【癒しの多肉質ハーブ】」はこちら
「観葉植物のコバエ対策 効果的な方法とは?【徹底解説】」はこちら