室内で清潔に植物を楽しむことができるハイドロカルチャー。
市販の植物を購入して土を落し、ハイドロカルチャー用土に植え替えることも多いですね。
でも、ハイドロカルチャー用土を使ってそのまま挿し木で育てることができたら一番手間もかからず、また、植物への負担も少なく育てることができると思いませんか。
そこで今回は、ハイドロカルチャー用土を使って挿し木で植物を増やし、そのまま育てていくことは可能なのかを検証してみたいと思います。
ぜひ、ご参考にされてください!
ハイドロカルチャーで挿し木します【ペペロミアの場合】
まずは、肉厚の葉が可愛いペペロミアでハイドロカルチャーの挿し木挑戦します。
ペペロミアの茎をカット、水差しにする【2021/9/20】
下写真の株から挿し穂として何本か茎をカットします。
カットした茎はしばらく水に差し、発根するまで待つことに。
発根したペペロミアの挿し木【2021/9/30】
10日程してペペロミアの茎から白い根っこが出てきました。この状態でハイドロカルチャーに植え付けてみます。
挿し木というよりは、「水差しで発根させた茎をハイドロカルチャーに植え替える」という感じになってしまいましたが、ご参考までに。
今回は、三浦園芸さんの「ハイドロコーン(小粒)」を使用します。
小粒なので、グラグラしがちな頼りない挿し穂にぴったりですね。
発根済の挿し穂もあれば、まだ発根していない茎もあります。
このまますべて同じ容器にハイドロカルチャーで植え付けることにしました。
まだ根がでていない茎もあるので、水位は高めにして茎の先端がしっかりと水に浸かるようにします。
ハイドロカルチャーに植え付け完了です。どのように生長していくのでしょうか。
まずは、しっかりと発根してくれるかどうかですね。
水はカラカラにならない程度に継ぎ足し、直射日光を避けた場所で管理します。もちろん、室内です。
※随時更新予定
ハイドロカルチャーで挿し木します【カポックの場合】
次に、生育旺盛で人気のカポックをハイドロカルチャーで挿し木にしてみましょう。
カポックの挿し穂を用意、水差しにする【2021/9/20】
まずは、株からいくつかの茎をカット。
発根しやすくなるよう、下葉は取り除きます。
こちらも一週間程水差しにします。
2本のうち1本から発根、ハイドロカルチャーに植える【2021/10/1】
水差しにしてから10日程経過です。2本の挿し木のうち1本の挿し木から根が出てきました。(下写真)
しっかりとした白い根が茎から横に向かって伸びていますね。
ただ、もう1本の挿し木は白い粒々は出ているものの、発根は確認できません。(下写真)
ただ、最初は無かった新しい葉が挿し木の真ん中から出てきました。まるで手のひらを広げているよう。
カポックは生長が分かり易くて育て甲斐がありますね。
そして、今回は三浦園芸さんのハイドロカルチャー用「木炭」を使用することにしました。こちらは、除湿・脱臭効果もあるようです。
説明欄には「洗ってから使用する」とありましたが、チップ状になっていて洗うのが面倒だったため、そのまま使用することにしました。
容器の底には、上写真のダイソーで購入した根腐れ防止剤「ゼオライト」を入れてます。
容器の底に見える白っぽい粒々がゼオライトです。
ハイドロカルチャーは土を使用していないため、根から出る老廃物が容器内に停滞します。この老廃物を吸着してくれるのが根腐れ防止剤の役割です。
土の場合は微生物が老廃物を分解し、鉢底穴から水とともに排出できますが、ハイドロカルチャーの場合は容器に穴が無いため、老廃物を吸着する根腐れ防止剤が必要になるそうですよ。
あわせて読みたい「100均のハイドロカルチャーってどうなの?使い方のコツも」はこちら
カポックの挿し木を木炭タイプのハイドロカルチャー用土に植え付けました。
細かなチップなので、細い根の植物にも適してそうですよ。
見た目も涼し気でおしゃれですね。こちらも直射日光を避け、用土がカラカラにならない程度に水を足しつつ様子をみます。
まずは発根してくれるかどうかですね。ただ、2本中1本はすでに水差しで発根しています。
グラつきが無くなってきたカポックの挿し木【2021/10/15】
カポックの挿し木をハイドロカルチャーに植え付けて半月ほど経ちました。
ハイドロカルチャーの透明容器から、白い根っこが伸びているのが見えます。こちらは元々水差しで発根させていた茎の物と思われます。
発根しない段階で植え付けた挿し木の方は、容器からは根が見えないものの、触れてもぐらつきにくくなってきました。
発根してくれているといいのですが、季節は冬に突入です。ちょっと心配ですが、冷えを避けつつもうしばらく濡らし気味に管理を続けます。
もちろん、直射日光は当てません。
※随時更新予定
あわせて読みたい「ハイドロカルチャーで植物を育てるデメリットとは?対処法も」はこちら
ハイドロカルチャーで挿し木します【ヒポエステスの場合】
3つ目の植物はヒポエステスです。こちらも水差しで比較的発根しやすい植物ですね。どうでしょうか。
剪定ついでに挿し穂を採る、ハイドロカルチャーに挿し木【2021/9/23】
モサモサに伸びたヒポエステスの株から、伸びすぎた茎をカットしきり戻しました。これらの茎を挿し木に使用します。(下写真)
下葉を取り除いて、発根しやすくしておきましょう。
三浦園芸さんのハイドロコーン(小粒)に挿しました。
今回は、水差しで発根などせず、そのままハイドロカルチャー用土の入った容器に挿しています。まだ発根していないので、ほぼ水差しと同じですね。
容器の7割くらいまで水を入れています。半分以下になったら水を継ぎ足す感じで様子を見ます。
無事発根してくれるでしょうか。
ちなみに、ガラス容器はダイソーのアロマキャンドルの空き瓶です。
※随時更新予定
あわせて読みたい 「ハイドロカルチャーの植物が枯れる原因は?育て方のコツ3つ」はこちら
ハイドロボールで挿し木は可能?検証してみた【まとめ】
今回は、「ペペロミア」「カポック」「ヒポエステス」の3つ植物を利用してハイドロカルチャーで挿し木をしてみました。
今後も随時更新予定です。お楽しみに。
あわせて読みたい「ハイドロカルチャーに向いている植物5選【初心者におすすめ】」はこちら
ハイドロカルチャーで挿し木は可能か?【検証の結果】
・ペペロミアの場合
→検証中
・カポックの場合
→検証中
・ヒポエステスの場合
→検証中
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