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ハナキリンを冬越しさせる!寒さから守るポイント3つを徹底解説

ハナキリンの水遣り その他の観葉植物

多肉質な茎から元気な花を一年中咲かせてくれるハナキリン。サボテンに似たその見た目もあり、多肉植物としても分類される人気の鉢花です。

今回は、ハナキリンの冬の管理方法のポイントを3つご紹介します。お手入れのコツをつかんでハナキリンと厳しい冬を乗り越えましょう。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ハナキリンを冬越しさせる!寒さから守るポイント3つを徹底解説

それでは、ハナキリンを冬越しさせるために抑えておきたいポイント3つを見ていきましょう。

ハナキリン 冬の管理のポイント①10度~15度は保つ

ハナキリンが耐えられるのは5度程度までです。とはいえ、それは枯れないための最低温度ともいえます。

冬場もできるだけ姿よく保つためには最低でも10度は必要です。寒さに当たると葉を落としやすくなります。

とはいえ、葉が落ちても諦めずに管理を続けましょう。暖かくなれば新しい葉を展開してくれることも多いのが丈夫なハナキリンです。

花をつけたハナキリン

ハナキリン 冬の管理のポイント②土が乾いて3~4日経ってから水やり

冬場は寒さによってハナキリンの生育が緩慢になる時期です。そのため、根が水分を吸う力自体が弱まっています。

暖かい時期と同じ感覚で水やりしていると根腐れを招きかねません。冬の水やりは土が乾いてさらに3~4日経過してからです。

水やり後のハナキリン

また、水やりするのはできるだけ暖かい時間帯にしましょう。受け皿に溜まった水はこまめに捨てます。

受け皿に溜まった汚れた水をそのままにしておくと、多湿により根腐れを招いたり、病害虫の温床となったりする可能性があるからです。

また、水やり後はできるだけしっかりと水を切って余分な水分を排出しておきます。

冬場は水分を吸い上げるまで時間を要するため、水温の低下によって根を傷めることもあるからです。

折りたたんだキッチンペーパーや雑巾などを鉢底に敷いて、余分な水気を抜いておくのもよいでしょう。

ハナキリンの水やり【季節別の目安】

・春から秋(最高気温15度以上)…土が乾いたらたっぷりと与える。2週間に1回ほど液体肥料を薄めて与えるのも良い。

・冬(最高気温15度以下)…土が乾いてさらに3~4日してから与える。肥料は不要。

冬場は乾燥気味に管理することで樹液の濃度が高まり、耐寒性を確保することができます。

ハナキリン 冬の管理のポイント③日当たりのよい場所に置く

ハナキリンは日光を好む植物です。日光が足りないと、茎ばかりが縦に伸びてひょろひょろになる「徒長(とちょう)」の原因になります。

とはいえ、冬場は生育がほぼ止まるため徒長は起こしにくいでしょう。しかし、株を丈夫に保つためにも、できるだけ日当たりの良い場所に置いて管理しましょう。

室内であっても窓際の冷え込みには気を付けよう

日当たりの良い場所に置こうとすると窓際になる方も多いでしょう。

ただ、窓際に置く場合は夜間の冷え込みに気を付けます。冬の窓際は朝晩に急激に冷え込むことが多いからです。

夜間の水やりは控え、夜になったら窓から1~2mは離します。できるだけお部屋の中心に置くことで冷気を防ぐことが出来ます。

あわせて読みたい「ハナキリンの育て方を解説します【水やりのタイミングなど】」

 

ハナキリンが冬に弱りやすい理由とは?

黄色くなって落ちたハナキリンの葉

ハナキリンが冬に弱りやすい理由は寒さだけではありません。以下のポイントにも気を付けて冬の管理を続けてみてください。

ハナキリンが冬に弱りやすい理由①15度以下の寒さに当たる

ハナキリンの主な原産地はマダガスカル。本来は一年を通して暖かい気候を好みます。

そのため、冷たい冬の寒さに対する耐性が限られており、極端な寒さに晒されることで葉や根が傷み弱ってしまうのです。

 

ハナキリンの美しい姿を保ちつつ冬越しさせるなら最低でも10度、できれば15度は保って。

ハナキリンが冬に弱りやすい理由②日照量、日照時間が足りない

冬はどうしても日照時間が短くなります。ハナキリンは光不足に陥ると茎ばかりが伸びて間延びしがちです。

冬でもできるだけ明るい場所に置くことで、ハナキリン本来の生命力あふれる樹形、可憐な花を楽しむことができます。

 

日当たりの良い場所がなかなか確保しにくい冬場。そんな時は植物育成LEDライトを活用してみるのもおすすめ。日照不足をサポートしてくれるよ。

あわせて読みたい「観葉植物の育成をサポート!失敗しない植物育成ライトの選び方とは?」

ハナキリンが冬に弱りやすい理由③エアコンの温風に直接当たる

室内のエアコン

窓を閉め切りがちになる冬。暖房で室温を暖かく保つことはハナキリンにとっても良いことです。

ただし、気を付けたいのがエアコンの温風が直接が当たることです。

暖房の温風は非常に乾燥しています。直接ハナキリンに当たると葉を傷めたり、花を落したり、最悪の場合は根がダメージを受け弱ってしまいます。

ハナキリンが冬に弱りやすい理由④水の遣り過ぎによる根腐れ

冬のハナキリンは寒さによって生育が緩慢になります。それと同時に弱まるのが根が水分を吸収する力です。

7日以上土が湿り続けている場合は要注意。根が蒸れて腐りやすくなります。

また、冬は夜間の水遣りをできるだけ控えてください。晴天の日の午前中までに水遣りを済ませるのがベストです。

 

ハナキリンを冬の寒さから守るためには「寒さに当てない(10度以下に注意)」「控え目な水やり(土が乾いてさらに3日程してから)」「風通しを確保(サーキュレーターをまわす)」の3つを意識!

あわせて読みたい「ハナキリンの葉が落ちる原因と対処法を徹底解説!」

 

まとめ

ハナキリン(10月)
そこまで手をかけずともどんどん花を咲かせてくれるハナキリン

今回は、ハナキリンの冬の管理方法のポイント3つをくわしくご紹介しました。

日本の冬は暖かい場所を好むハナキリンにとって、株を弱らせやすい時期といえます。できるだけ暖かい場所に置いて寒さを防ぎ、乾燥気味に管理することで厳しい冬を乗り越えられそうですね。

寒い時期でも一生懸命に花を咲かせてくれる姿はとっても健気で可愛らしいです。今回の記事をご参考に、ハナキリンと寒い冬を乗り越えてください。

ハナキリンを冬越しさせるために抑えておきたいポイント3つ

1.最低でも10度は保つ(できれば15度以上)
2.水やりは土が乾いて3~4日経ってから与える
3.日当たりの良い場所に置くこと

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「ハナキリンの葉が落ちる原因と対処法を徹底解説!」はこちら

「ハナキリン 挿し木のやり方をくわしく解説します【花麒麟】」はこちら

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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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