ぷっくりとした緑色の粒が垂れ下がる姿が人気のグリーンネックレス。
そのグリーンネックレスに白い模様が入ったのがグリーンネックレスの斑入り品種です。「マーブルネックレス」ともよばれていますね。
今回は、ちょっぴりレアな斑入りグリーンネックレスの育て方のコツ3つをご紹介します。
斑入りグリーンネックレスが難しいと言われる理由
斑入り種は強い光に当たると葉が焼けやすいという特徴があります。
さらに、斑入り種は一旦調子を崩すと復活させるまでに時間がかかることが多いです。
これが斑入りグリーンネックレスは難しい…と言われがちな理由。
今回紹介する方法で、斑入りグリーンネックレスを長く育ててみてください。
難しい斑入りグリーンネックレスを長く育てるコツ3つ
通常のグリーンネックレスと同様、多湿を嫌う斑入りグリーンネックレス。これはあくまで筆者の経験上ですが、斑入り品種は通常種よりもややストレスに弱いと感じます。
それでは、育て方のコツを見ていきましょう。
斑入りグリーンネックレスの育て方のコツ①できるだけ屋外で管理
通常のグリーンネックレスと同じく、斑入りのグリーンネックレスもできるだけ屋外で管理するのが株を丈夫に保つコツです。
可愛い姿を保つためには、十分な日光と風通しが必要になります。
室内に置きっぱなしにしていると、根腐れを起こしやすいだけでなく、日光不足によりひょろひょろとした姿になって姿も乱れやすいです。
水やりは土がしっかり乾いてからたっぷりと与えるのが基本です。ただ、生長がほぼ止まる真夏や真冬は乾燥気味に管理します。
あわせて読みたい「グリーンネックレス 水やりの量は?管理のコツ3つも」はこちら
斑入りグリーンネックレスの育て方のコツ②梅雨時期、真夏の高温多湿に注意
通常のグリーンネックレスと同様に、斑入りのグリーンネックレスも高温多湿が苦手です。特に株が弱りやすいのが多湿状態が続く梅雨時期と高温によって葉焼けを起こしやすい真夏です。
この時期は室内へ移動することも検討しましょう。ただ、ずっと室内に置きっぱなしではなく、日中の暑い時間帯のみ室内に置いて日が暮れたら屋外で出すなどして様子をみます。
挿し芽で増やす場合も梅雨時期や真夏は避けた方が無難、斑入り種はストレスにやや弱い印象
下写真は挿し芽で増やした斑入りグリーンネックレスです。茎をカットし土に挿して発根させるのが挿し芽です。しかし、発根はしたものの高温や長引く多湿により傷んで腐ってしまいました。
通常であれば挿し芽でも簡単に増やすことができるグリーンネックレスですが、梅雨時期の前や真夏・真冬は失敗しやすいです。
また、これは筆者の経験上感じたことですが、通常の緑色のグリーンネックレスに比べて斑入り種はややストレスに弱い印象です。
そのため、通常の緑色のグリーンネックレスよりも管理には少し気を付けてあげるのがいいと思います。
緑色のグリーンネックレスに比べると流通量は少なく、見かけたらちょっぴりラッキーなグリーンネックレスの斑入り品種。できるだけ枯らさずに長く楽しみたいものですね。
あわせて読みたい「グリーンネックレス 水差しで増やす方法を徹底解説します」はこちら
斑入りグリーンネックレスの育て方のコツ③直射日光には気を付ける(通常種よりも)
斑入り品種は直射日光によって「葉焼け」を起こしやすい傾向にあります。下写真はポトスの斑入り品種です。茶色く焼け焦げているのが葉焼けを起こした部位です。
葉焼けした箇所は元に戻りません。また、茶色くなった部分は光合成ができないため、葉焼けが進行すると株自体をも弱らせる原因になりえます。
特に葉焼けリスクが高まるのが夏場の高温期です。真夏は遮光ネットを被せたり、半日陰に移動するなどして葉焼けには十分に気を付けましょう。
斑入りグリーンネックレスの水やり方法
土が乾いてからたっぷりと与えるのが基本
マーブルネックレスの水やりは、グリーンネックレスと同様に「土が乾いてからたっぷりと」おこないます。
ただし、生育が緩慢になる真夏と冬は、土が乾いてさらに3日~4日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量に抑えましょう。
梅雨時期は蒸れやすいから水のやりすぎに注意してね。
「土が乾いている」って具体的にはどんな状態?
- 鉢を持ち上げて軽い
- 鉢底から見える土が乾いている
- 土に指を3cm程入れて湿気を感じない
土の乾き具合がイマイチ分からない…という場合、水やりチェッカーがあると便利です。
スティック状のチェッカーを土に挿しておくだけで、最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる便利グッズだよ。
☆★観葉植物好きなら必ず持っておくべき!優秀すぎる園芸アイテム【厳選】↓↓
斑入りグリーンネックレスの置き場所
室内なら南~東向きの窓際に置くのがベスト
風通し良く日当たりのよい場所を好みます。
ただ、斑入り品種は強い日光に当たると「葉焼け(はやけ)」を起こしやすい傾向にあります。
屋外の場合、直射日光は避けて
真夏の直射日光は避けた方が無難でしょう。真夏は半日陰に置いて管理します。
日光を好むので、基本的には屋外で育てることで、丈夫に、色よく育てられます。
斑入りグリーンネックレスの生育レポート!
筆者が育てているマーブルネックレスです。生育の記録を公開します。ぜひ、ご参考にされてくださいね。
根付きのマーブルネックレス苗を購入【5/10】
フリマアプリで購入したマーブルネックレスの苗です。
ちょっと頼りない感じです。すぐに多肉植物用の土に植え付けましょう。
水やりして風通しのよい半日陰のベランダに置きます。しばらくは養生させて、根付いたらもう少し日当たりの良い場所に移動して様子をみます。
大きく育ちますように!
マーブルネックレスの経過【6/4】
根が張るまでは土がかわきすぎないように霧吹きで水を当てていました。無事、根が活着したようです。張りのある球がどんどんでてきましたね。このままうまく育ってくれるでしょうか。
マーブルネックレスを再購入【12/3】
7月頃までは順調に育っていたマーブルネックレス。しかし、その後の真夏の暑さにやられて枯れてしまいました…。
知らないうちに西日に当たって葉焼けを起こし、そのまま弱ってしまったようです。
そこから3か月程経過し12月。
たまたまホームセンターで見つけたマーブルネックレスを再度購入することにしました。次こそは枯らさずに長く育てたい。
クリーム色とグリーンのコントラストが可愛いですね。
寒さに強いグリーンネックレスはこのまま屋外の日当たりの良い場所で管理することにしました。
価格は3号ポット鉢で348円。ぷりぷりの葉がたまりません。冬場のため、できるだけ乾燥気味に管理し耐寒性を高めます。
植え替えはせずにこのまましばらく様子をみます。また、よく見るといくつかの蕾がついていました。
購入から約5か月でこんもり育ったマーブルネックレス【4/23】
購入から約5か月経過しました。冬を乗り越えこんもり育ったマーブルネックレスです。
いつの間にか花も咲いてすでに綿毛になっていますね。花はグリーンネックレスと同じ甘い香りがしましたよ。
※余談ですが、ドルフィンネックレス(グリーンネックレスと七宝樹の交配種)の花は、見た目はグリーンネックレスと瓜二つですが、香りがくせが強くちょっとくさいんですよね。(笑)
暖かくなったので植え替えます!
かなりもりもりになったので、そろそろひとまわり大きめの鉢へ植え替えます!ポットから取り出して古い土を軽く落としましょう。
植え替え完了です!こんもりしていて可愛いですね。とりあえず新しい土に早く根付いてくれることを祈ります。
水やりは週に1回程、土が乾いたら与えます。ちなみに綿毛になっていた花芽はカットしました。
すでに綿毛になっていたので遅かったかもしれませんが、花芽をそのままにしておくと株が栄養を取られて弱ってしまうことがあるようです。
次は真夏を乗り越えられるかどうか…。斑入りなので葉焼けの被害を受けやすそうです。直射日光は避けなければなりませんね。
難しい斑入りグリーンネックレスを長く育てるコツ3つ【まとめ】
今回は、斑入りグリーンネックレスの育て方のコツ3つをご紹介しました。
緑色のグリーンネックレスに比べるとややデリケートな印象のある斑入りのグリーンネックレス。生長の早さも通常種よりもゆっくりに感じるかもしれません。
可愛らしい姿を保つためにも、今回ご紹介した育て方のコツ3つを意識して管理してみてくださいね。
斑入りグリーンネックレスの育て方のコツ3つ
1.できるだけ屋外で管理
2.梅雨時期と真夏の高温多湿には注意
3.直射日光には気を付ける(特に真夏、通常種よりも注意する)