色鮮やかなツヤのある葉が美しいゴムの木。種類豊富なゴムの木は、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶのも楽しみのひとつです。
そんなゴムの木の魅力といえば、何といってもハリのある美しい葉ですね。
しかし、そんなゴムの木は葉がふにゃふにゃになってお悩みではありませんか?
そこで今回は、ゴムの木の葉がふにゃふにゃになってしまった場合の主な原因と対処方法をご紹介します。
ゴムの木(フィカス)がふにゃふにゃになる原因と対処法とは?
ゴムの木がふにゃふにゃの場合、まずは土の乾き具合をチェックしよう
ゴムの木の葉がふにゃふにゃの場合、まずは土の状態をよく観察してみてください。
土がカラカラに乾いているようであれば水を与えてみましょう。水やり後はしっかりと水気を切り、受け皿に溜まった水はこまめに捨てます。
水やり後は風通しのよい明るい場所に置いて様子をみましょう。
葉がふにゃふにゃで土が濡れている場合は?
ゴムの木がふにゃふにゃで土が濡れている場合、水やりはせずに風通しのよい明るい場所に置いて様子を見守ります。
できるだけ風通しのよい場所に置くことが大切です。室内なら窓際、窓を閉めきる時期なら扇風機やサーキュレーターを使って空気を循環させます。
7日以上、土が湿りっぱなしの場合は要注意。鉢内の蒸れによって根が傷んでいる恐れがあります。
水やり後の鉢は極端な暑さ、寒さに当てない。できるだけ風通しのよい場所に置くことが重要。特に冬は要注意!
ゴムの木は春から秋に空けての暖か時期に生育が旺盛になります。逆に、最低気温が15度以下になる秋から冬にかけては寒さにより生育が鈍るのです。
すると、水やりしても根が水分を吸い上げるのが遅くなります。この場合、葉にハリが戻るまでかなりの時間を要することとなるでしょう。
だからといって、土が濡れている状態でさらに水を与えたり、焦って肥料を与えるのは禁物です。
葉がふにゃふにゃのままであっても焦らずに管理を続けましょう。冬はできるだけ寒さに当てないこと、風通しのよい場所に置くことが大切です。
窓際に置いている場合、夏場は強烈な西日に注意しましょう。特に、水やり後は鉢内の水温が上昇し、根が傷んでしまうおそれがあります。葉も同様に強光で傷みやすいです。
冬は朝晩の冷え込みに注意。夜になったら窓から最低でも1~2mは離します。
ふにゃふにゃ回避!ゴムの木の水やり方法【時期別】
ゴムの木は時期によって水やりのタイミングを変える必要があります。
- 春~秋(最低気温が15度以上)…土が乾いたタイミングでたっぷりと水やり
- 秋~冬(最低気温が15度以下)…土が乾いてさらに3~4日してから常温の水を午前中に与える(できるだけ暖かい日におこなうのがベスト)
春から秋の暖かい時期は生長がさかんなため、土が乾いたタイミングでの水やりが最適です。
ただ、生長が緩慢になる秋~冬は乾かし気味に管理することで、根腐れを防いで耐寒性を高めることができます。
水やりの失敗を防いでくれる便利アイテムも
ゴムの木の場合、何といっても多いのが冬場の水のやり過ぎによる失敗です。慣れるまではなかなか難しい水やりのタイミング。
水やりの失敗を防いでくれる「水やりチェッカー」を使ってみるのもおすすめですよ。
スティック状のチェッカーを土に差しておくだけで、最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれます。
何といっても、水やりはお手入れの基本です。
水のやり過ぎややり忘れを防いでくれるこちらのアイテムは、観葉植物好きにとって強い味方となります。
ゴムの木(フィカス)がふにゃふにゃになる原因と対処法【まとめ】
ということで、今回はゴムの木がふにゃふにゃになったままなかなか復活しない場合の主な原因と対処法をご紹介しました。
ゴムの木に元気がないと、ついつい肥料を与えたり強い日差しに当てたりしたくなります。
しかし、これらの行為は逆に根や葉を傷める原因となってしまうことも少なくありません。
ゴムの木の葉がふにゃふにゃの場合、まずはよく観察することが大切です。置き場所や水やりのタイミングは時期によっても異なります。
天気予報をチェックして、最低気温が15度以上であればゴムの木にとって生育が盛んな時期といえるでしょう。
逆に、最低気温が15度以下の場合は冬越しに焦点を当てたお手入れが必要になります。
冬場、ゴムの木の葉がふにゃふにゃでなかなかハリが戻らない…という場合でも、春になって気温が上がってくると自然と元気を取り戻してくれることも多いです。
どうか諦めずに管理を続けてみてくださいね。