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ガジュマルは加湿器代わりになる?ガジュマルの冬越しのコツ

ガジュマルの冬の水遣り方法 ガジュマル

生育旺盛で園芸初心者でも育てやすいガジュマル。沖縄や屋久島などの自生地では、高さ約20mにもなる植物です。

ただ、ガジュマルを育てていると、「冬場に葉を落とした」「寒くなってから元気がない」などの症状が起こりがち…。

そこで、今回はガジュマルの冬場における育て方のコツを5つにまとめてご紹介します。

この記事を読めば、初心者でもガジュマルを冬越しさせられるようになるよ!

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ガジュマルは加湿器代わりになる?

白い陶器鉢に植えられたガジュマル

冬の室内は空気が乾燥しがちです。そんな時は室内にガジュマルを置くことで、加湿器としての効果を得ることもできます。

蒸散により葉から水分が放出される

植物は根から吸収した水を葉から蒸散させます。

これにより、加湿器としての役割を担うことができます。

加湿器代わりにおすすめの観葉植物

ガジュマルの他にもモンステラ、ゴムの木、パキラ、スパティフィラムなどが、一般的に高い蒸散率を持つとされています。

観葉植物に加湿器の役割を担わせたいなら、これらの観葉植物を選ぶのもおすすめです。

保湿効果を高めるなら沢山の植物が必要

多くの観葉植物を室内に置くことで、蒸散による加湿効果が増します。

また、大きな植物は小さな植物よりも多くの水分を放出することができます。

水やりの頻度も影響する

植物が適切な量の水を吸収し、蒸散させるためには、適切な水やりが必要です。

過剰な水やりや乾燥しすぎると、植物の健康に悪影響を及ぼすことがあります。

 

ガジュマル 冬の育て方のコツ5つを徹底解説します!

それでは、ガジュマルの冬場における育て方のコツ5つをみていきましょう。

ガジュマル 冬の育て方のコツ①「5度以下なら屋内へ」

室内に置いたガジュマル

ガジュマルは寒さにも比較的強い丈夫な植物です。しかし、本来は沖縄のような暖かい場所を好みます。

屋外で育てている場合、5度以下になると葉が黄色っぽく変色し落葉するでしょう。

あわせて読みたい「ガジュマルの葉が黄色くなる原因とは?黄色くなっている部位を確認」

冬は窓際の冷え込みに要注意。夜になったら窓から1~2m離して

特に気を付けたいのが朝晩の冷え込み。同様に、室内であっても以外に冷え込むのが「窓際」や「玄関」です。

窓際に置いた観葉植物

窓際は私たちが思っている以上に朝晩の冷え込みがきついことが多いです。夜間は窓から1m程離してあげましょう。

また、床に直接受け皿を置いている場合は、新聞紙や雑誌などをはさむだけでも冷気を防げます。理由は冷気は下に溜まるから。

鉢スタンド

鉢スタンドを利用してもおしゃれですよ。お気に入りのスタンドを探すのも楽しいです。

あわせて読みたい「観葉植物をおしゃれに飾る!失敗しないフラワースタンドの選び方」

ガジュマル 冬の育て方のコツ②「水やりは土が乾いて3~4日経ってから」

切り戻し前のガジュマル

冬場のガジュマルは、春から夏にかけてよりも生長速度が鈍っています。これを、休眠期といいます。

休眠期のガジュマルはほとんど生長しないため、その分水を吸い上げる力も低下します。

吸いきれない程の水分が長く鉢内に停滞し、用土を湿らせ続けることで引き起こされるのが「根腐れ」です。

冬場は乾燥気味に管理します。目安は月に1~2回程度の水やりです。

冬の根腐れを防ぐ!便利アイテムも

「枯らしたくない!」「水やりのタイミングが分からない」「根腐れで植物を枯らしがち…」

そんなときに重宝するのが「水やりチェッカー」です。

サスティー

土に挿しておくだけで土壌水分量を測定し、最適な水やりタイミングを色で教えてくれます。

冬場のガジュマルの水やり方法は、「土が乾いて2から3日程経過してから控え目に」です。

水やりチェッカーを利用すれば「色が白になって2~3日してから水やりしよう」とすぐに判断できるね。

ガジュマル 冬の育て方のコツ③「日当たりの良い場所へ」

ガジュマル

冬場は室内で管理することが増えるため、どうしても日光不足になりやすいです。

室内であってもできるだけ日当たりのよい場所に置くことで株を健全に保てます。

春先の急激な場所の移動は避けて。移動する場合は徐々に日光に慣らす

冬場は生長が緩慢なため、すぐに徒長して姿が乱れるということにはなりにくいです。

ただ、暖かくなってから急に明るい場所へ移動させると「葉焼け」の原因にもなります。

明るい場所へ移動する場合は徐々に日光に慣らそう。なんといっても植物は急激な環境の変化に弱い生き物だよ。

 あわせて読みたい  「日光なしでも観葉植物は育つ?日光がなくても枯れずに長持ちするグリーンも」

ガジュマル 冬の育て方のコツ④「基本、肥料はあげない」

冬になってからなんとなく元気がない。そうだ、肥料をあげて元気づけよう!

実は、これをやると余計に株を弱らせることになりかねません。

冬場のガジュマルは休眠期です。つまり、生長がほぼ止まっているため水の吸い上げが悪いです。

冬に肥料を与えると吸収しきれない水分と養分により根がダメージを受け、根腐れに発展することも考えられるのです。

ガジュマルに肥料を与える場合は春から秋にかけての生長期にしよう。

 あわせて読みたい  「初心者でも使いやすくて効果的!ガジュマルにおすすめの肥料【3選】」

ガジュマル 冬の育て方のコツ⑤「害虫、カビ対策」

暖かい場所に移動させた。水も控え目に管理している。これで問題なし!

このように思われるかもしれません。

しかし、「暖かく乾燥した室内」で発生しやすいのが「ハダニ」や「カイガラムシ」などの害虫です。

これらの害虫がガジュマルにつくと、樹液を吸汁されていずれは株自体をも弱らせてしまうよ。

ガジュマルの虫対策も忘れずに

小さなガジュマル

害虫予防として効果的なのが「葉水(はみず)」。そして「風通しを良くする」ことです。

冬場の室内は暖房が効いており頻繁に窓を開閉できません。そのためどうしても風通しが悪く乾燥しがちです。

害虫だけでなくカビも発生しやすいのが冬場の観葉植物。しっかりと対策して備えておこう!

 あわせて読みたい  「ガジュマルの虫対策!簡単に出来て効果的な方法とは?」

サーキュレーターや扇風機を活用!

害虫やカビの予防として活用したいのが扇風機やサーキュレーターです。

窓を閉めっぱなしだとどうしても空気が停止し湿気も一か所に停滞します。

すると害虫やカビ、さらには根腐れをも招きかねません。

サーキュレーター

そこで活躍するのが扇風機やサーキュレーターです。風通しをよくすることで病害虫やカビを予防し快適に冬を越しましょう。

植物にとっての過ごしやすい環境は、人にとっても心地よい空間になりえます。

 あわせて読みたい  「サーキュレーターと扇風機の違い【植物に適しているのは?】」

 

冬のガジュマルは葉水(はみず)や加湿器で保湿。空気の乾燥を防いで葉を健康に保とう

ガジュマルの葉

乾燥しやすい冬場の室内。ガジュマルを育てているなら葉水や加湿器でこまめに保湿してあげましょう。

葉水は水をスプレーで噴射し株全体を保湿してあげるお手入れ方法です。

葉水のコツは葉の裏まで水分を吹きかけること

アルテシマに葉水中

葉水のコツは、葉の表面だけではなく、裏面、茎、幹までまんべんなく保湿すること。

小さめの加湿器やお湯を張った容器を近くに置くだけでも害虫予防になりますよ。

あわせて読みたい「ガジュマルを太くする方法!太らせたいなら春~秋のお手入れが重要」

虫は無理!って方はオルトランで害虫予防

「害虫とか気持ち悪すぎて無理…」「万が一、害虫が室内で出たら…と想像するだけでストレス…」

そんな方には事前にオルトランDXを撒いておくことをおすすめします。

植え替え時に混ぜ込んで使用することもできるのがオルトランDXです。

オルトラン

土表面に規定量をパラパラと撒いておくだけで、害虫の発生を予防してくれます。

とても簡単なので虫が苦手な方は是非、お試しください。ただ、オルトランDXはあくまで予防策のひとつです。

オルトラン散布

害虫が発生した後は取り除くか殺虫剤で対処しましょう。

ガジュマルが冬に弱りやすい理由とは?

黄色くなったガジュマルの葉

ガジュマルに冬に弱りやすい理由は以下のとおりです。

ガジュマルが冬に弱りやすい理由①15度以下の寒さに当たる

沖縄でのガジュマル

ガジュマルは本来、熱帯や亜熱帯地域に自生する植物で高温多湿を好みます。

冷たい冬の寒さに対する耐性が限られており、極端な寒さに晒されることで葉や根が傷み弱ってしまうのです。

ガジュマルの美しい姿を保ちつつ冬越しさせるなら最低でも10度、できれば15度はキープしたいところ。

ガジュマルが冬に弱りやすい理由②日照量、日照時間が足りない

徒長したガジュマル

冬はどうしても日照時間が短くなります。ガジュマルが光不足に陥ると枝ばかりが伸びて間延びしがちです。

冬でもできるだけ明るい場所に置くことで、ガジュマル本来の生命力あふれる樹形を保つことができます。

日当たりの良い場所がなかなか確保しにくい冬場。そんな時は植物育成LEDライトを活用してみるのもおすすめ。日照不足をサポートしてくれるよ。

あわせて読みたい「観葉植物の育成をサポート!失敗しない植物育成ライトの選び方とは?」

ガジュマルが冬に弱りやすい理由③エアコンの温風に直接当たる

室内のエアコン

窓を閉め切りがちになる冬。暖房で室温を暖かく保つことはガジュマルにとっても良いことです。

ただし気を付けたいのが「暖房の温風が直接ガジュマルに当たる」こと。

暖房の温風は非常に乾燥しています。直接ガジュマルに当たることで株を傷めてしまうのです。

ガジュマルを冬の寒さから守るためには「寒さに当てない(10度以下に注意)」「控え目な水やり(土が乾いてさらに3日程してから)」「風通しを確保(サーキュレーターをまわす)」の3つを意識してお手入れしてみて。

元気がないガジュマルを元気にする方法!よくある症状別で解説します
ガジュマルの元気がない…そんなときに考えられる症状別の原因と対処方法を詳しく解説します。丈夫で育てやすく、初心者でも簡単に育てられることで人気の観葉植物ガジュマル。大切に育てているはずなのに、なぜか元気がないという場合の考えられる原因とは?

 

ガジュマルは加湿器代わりになる?ガジュマルの冬越しのコツ【まとめ】

暑さにも寒さにも強く非常に育てやすいガジュマルですが、冬場の管理には注意が必要ですね。

関東より以西であれば、屋外でも越冬できることもありますが、氷点下になるようなら屋内に避難させたほうが安心です。

なるべく暖かい場所に置きつつ、水やりは控え目にして、寒い冬を乗り越えましょう。

あわせて読みたい「観葉植物に虫がわかない方法は?虫が苦手な方におすすめの選択肢も」

ガジュマル 冬場の育て方のコツ【5つ】

  1. 5度以下なら屋内へ移動
  2. 乾燥気味に管理
  3. 日当たりの良い場所に置く
  4. 基本、肥料はあげない
  5. 害虫、カビ対策

ガジュマルの冬越しに役立つ便利なアイテムはこれ!

☆★土に挿しておくだけで土の乾き具合を測定。難しい冬の水やりをサポートしてくれる「水やりチェッカー」↓↓

水やりチェッカー「サスティー」

☆★冬の日照不足をサポート。太陽光と似た光を発する「植物育成ledライト」↓↓

あわせて読みたい「観葉植物の育成をサポート!失敗しない植物育成ライトの選び方とは?」

☆★コバエの原因となる堆肥や腐葉土を含まない。窓を閉め切りがちな冬の室内でも清潔にガジュマル栽培「室内向けの土」↓↓

室内向けの土

あわせて読みたい「虫がわかない土のおすすめは?清潔に観葉植物を楽しむなら土選びが超重要」

☆★土に混ぜ込むor撒くだけでガジュマルをはじめとする観葉植物に付きやすい害虫を未然に防ぐ↓↓

オルトラン散布

あわせて読みたい「観葉植物の害虫対策!虫を防ぐために押さえておくべきポイント3つ」

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ガジュマル
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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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