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元気がないガジュマルを元気にする方法!よくある症状別で解説します

ガジュマル ガジュマル

ガジュマルの元気がないけど原因がさっぱりわからない…。

暑さにも寒さにも比較的強く初心者でも育てやすいといわれるガジュマルですが、「何となくガジュマルに元気がない…」と感じていませんか?

今回は、ガジュマルの元気がない原因をよくある症状別でまとめてみました。

ガジュマルの元気がないけど原因がさっぱり分からないという方は、ぜひ参考にされてくださいね。

元気がないからといって、いきなり肥料をあげたり強い日光に晒すのは厳禁だよ!

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ガジュマルの葉の色が薄い、変色したりして元気がないケース

パンダガジュマル

では、ガジュマルの元気がない原因と対処法をよくある症状別で見ていきましょう。

ガジュマルの葉が取れたり、変色していたりする場合、考えられる主な原因は5つです。

根詰まり

「ガジュマルの株の下あたり(根元近く)の葉が黄色っぽく変色している」という場合、鉢内が根っこでいっぱいになる「根詰まり」を起こしている可能性があります。

根詰まり

鉢を持ち上げて鉢底をのぞいてみましょう。もし、鉢底から根っこがはみ出ている場合は、根詰まりしている可能性が高いです。

ガジュマルは非常に生育旺盛のため、少なくとも2年に一度は植え替えが必要になります。根詰まりを放置していると、根が水分をうまく吸い上げられません。

その結果、葉が変色したり、落葉したり、徐々に株自体も傷めることになります。

対処方法

  • ひと回り大きめの鉢に植え替える(いきなり大きめの鉢に植え替えると水やりの管理が難しく、根腐れを招きやすい)
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根腐れ

ガジュマルに必要以上に水を与えていませんか?もし、土が乾ききらないうちに水を与えていたら、根が呼吸できずに腐る「根腐れ」を起こしている可能性もあります。

ガジュマルの水やりは、「土が乾いてからたっぷりと」が基本です。ただし、冬場は注意が必要。

寒い時期のガジュマルは生育が緩慢になる休眠期に入っています。そのため、春から秋にかえてよりも水を吸い上げる力自体が低下しています。

そのため、冬場の水やりは土が乾いて2~3日してからが基本です。根腐れに至ると高確率で枯れてしまいます。

対処方法

  • 土が乾いてから水やりする(冬場は土が乾いて2,3日してから)

葉焼け

葉焼け

ガジュマルは非常に日光を好みます。ただし、室内からいきなり屋外の強い日差しの下に移動させた場合、葉が焦げて茶色く変色する「葉焼け」を起こす可能性があります。

対処方法

  • 鉢を移動する場合は数日かけて少しずつ動かす(室内⇒窓際⇒屋外の日陰⇒半日陰⇒日当たりの良い場所)

あわせて読みたい「ガジュマルに直射日光を当てても大丈夫?最適な置き場所とは」はこちら

病害虫

ガジュマルを室内でずっと育てているという場合、風通しが悪く高湿状態や乾燥状態が持続しやすいです。このような環境は「カイガラムシ」や「ハダニ」などの害虫が付きやすくなります。

葉に見覚えのない白い粉状のものや蜘蛛の巣のようなものが付着している場合、害虫がついている可能性があります。

害虫をそのままにしてくとどんどん繁殖してガジュマルの樹液を吸汁され、結果、株自体へダメージが及ぶことも。

見つけたら早目に駆除しましょう。

対処方法

オルトラン
  • 害虫を見つけたらティッシュやピンセットで潰し取り除く
  • 室内で育てている場合はサーキュレーターや加湿器を活用して環境を改善する
  • 害虫予防として薬剤を使用する(オルトランなど)
  • 土が一週間以上湿っていないようにする(カビの繁殖や根腐れを防ぐ)

オルトランは、土の表面に規定量をまくだけで害虫予防になります。やや匂いが独特なので、気になる方は植え替えの際に土に混ぜ込むのがおすすめ。

「虫がとにかく嫌!」という方は、事前にオルトランを撒いておくことをおすすめします。ただ、すでに虫がついている場合は取り除くか殺虫剤が必要です。

オルトランはあくまでも害虫予防として効果を発揮します。

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5度以下の寒さ

切り戻し後のガジュマル

ガジュマルは暑さには強い反面、寒さは苦手とします。冬場は5度以下になると葉を落しやすいです。

また、寒い時期の過度な水やりは根を冷やし株自体へダメージを与えることにもなります。

対処方法

  • 5度以下になるようなら暖かい場所へ移動
  • 寒い時期の水やりは控え目にする(目安は月1~2回程度)
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ガジュマルの葉にツヤがなくて元気がないケース

葉が黄色くなったガジュマル

ガジュマルの葉にツヤがなく、くすんだように見える場合は以下のような原因が考えられます。

過度の乾燥

ガジュマルは過度の水不足になると葉がしぼんでツヤを失います。

土が乾燥しすぎている場合は、十分な水を与えることが重要です。

水やりしても葉にハリが戻らない場合、根がダメージを受けていたり、極端な暑さや寒さによってストレスを受けている可能性が高い。

対処方法

  • 春~秋は、土が乾いたタイミングで鉢底から水が出るくらいたっぷりと水を与える
  • 冬は、土が乾いてさらに3日~4日くらい経ってから、土の約1/3が湿る程度に水を与える
  • 水やりして数日経っても葉にハリが戻らない場合、根が傷んでいる可能性が高い➡土が7日以上湿ったままなら根腐れの可能性あり。腐った根っこを取り除いて水はけの良い土に植えつけ発根を待つ
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光不足

陶器鉢に植えられたガジュマル

ガジュマルは明るい場所を好む植物です。

十分な光がない場合、葉が退色してツヤを失うことがあります。十分な日光を与えることが大切です。

対処方法

  • 気温が許す限りは屋外で管理する方が株自体は丈夫に育つ
  • 室内なら南~東向きの窓際に置く

直射日光によるダメージ

葉焼けしたカポック

冬のあいだ、室内管理していたガジュマルを、急に光の強い場所へ移動すると葉が焼けてしまうことがあります。

また、真夏の直射日光も葉を傷ませる原因となります。

対処方法

  • 薄暗い場所から明るい場所へ移動するときは、数日かけて少しずつ光に慣らす
  • 屋外管理の場合、真夏は直射日光の当たらない半日陰や遮光ネットの下に移動する

病気や害虫

病気や害虫の影響も、ガジュマルの葉にツヤを失わせる原因となります。

葉の病気や害虫に対処するためには、早めに対処することが重要です。

対処方法

  • 数が少ないなら綿棒やピンセットなどで早目に取り除く
  • 数が多かったり、取ってもすぐ再発するなら殺虫剤の使用を検討する
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ガジュマルの枝ばかりが間延びして元気がないケース

ガジュマルの枝ばかりが間延びする場合、考えられる主な原因は2つです。

日光不足

ガジュマルがひょろひょろと伸びている場合、考えられる一番の原因が、日照不足による「徒長(とちょう)」です。

したガジュマル

徒長したガジュマルは、日光を求めて枝をひょろひょろと縦に細長く伸ばします。葉と葉の間隔が伸びてスカスカになってたら徒長の可能性が高いです。

徒長した株ガジュマルは、見た目が劣るのはもちろん、ちょっとした環境の変化や病害虫によるストレスを受けやすくなります。

水や肥料のやり過ぎ

ガジュマルは春から秋にかけてよく生長します。この時期に、必要以上の水や肥料を与えることでも徒長を招きます。

徒長したガジュマルは葉と葉の間隔がどんどんと広くなり、結果、ひょろひょろとした姿になりやすいです。

水やりチェッカーが便利

土が乾いたのをいちいち確認するのが面倒という場合、水やりチェッカーが便利です。

サスティー

土に挿しておくだけで、水やりのタイミングを色でお知らせしてくれます。なるべく枯らしたくないという場合、このようなアイテムが重宝します。

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ガジュマルがなかなか成長しなくて元気がないケース

ガジュマルがなかなか大きくならないという場合、考えられる主な原因は3つです。

根詰まり

根詰まりすると鉢内が根っこでいっぱいになります。そうなると、うまく水分や養分を吸収できません。

その結果、うまく生長できずに徐々に株自体が弱っていきます。また、根詰まりした状態で水やりや肥料を施すと根腐れに発展しやすいです。

鉢底から根っこがでていないか確認してみましょう。

解決策

  • 5月~7月ころにひとまわり大きめの鉢に植え替える

日光不足

植物が生長するためには光合成が必要です。そして、光合成をするには「水」「風」「日光」が不可欠

日当たりが悪く風通しの良くない場所で管理し続けていると、なかなか生長しなかったり、株自体が弱々しくなります。

解決策

  • 室内なら南~東向きの窓際に置く
  • 屋外なら半日陰に置く。真夏直射日光に当てない。5度以下になりそうなら室内へ移動
  • 植物育成ライトを使って日光不足をサポートする
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ハイドロカルチャー

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解決策

  • ガジュマルを大きく生長させたいのであれば、水はけと水持ちの良さを兼ね備えた観葉植物用の土に植え替える。適期は、5月~7月ころ
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まとめ

今回は、ガジュマルが元気がない原因と対処法をいくつかご紹介しました。

ガジュマルが元気がない原因は主に「根詰まり」「日光不足」「温度不足」です。ただ、暑さにも寒さにも比較的強く、園芸初心者でも枯らしにくい丈夫な観葉植物がガジュマルです。

「なるべく暖かく日当たりの良い場所に置いて寒さを避ける」ということを気を付けていれば、そこまで神経質にならずとも元気を取り戻してくれるはずですよ。

今回の記事を参考に、ガジュマルの育て方を見直してみてくださいね。

ガジュマル
この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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