PR

ガジュマルに直射日光に当てても大丈夫?日光浴の注意点

ガジュマル ガジュマル

暑さにも寒さにもつよく丈夫で育てやすい観葉植物「ガジュマル」。ガジュマルは耐陰性をもつインテイリアグリーンとして人気です。

とはいえ、やはり日光不足が続くと弱々しい姿になりがちなのがガジュマルです。

だからといって、いきなり直射日光を当てると、ガジュマルへダメージを与えることにもなりかねません。

今回は、ガジュマルを丈夫に育てるための置き場所についてくわしく解説します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

こまめめをフォローする

ガジュマルに直射日光を当てても大丈夫?日光浴の注意点

白い陶器鉢に植えられたガジュマル

では、ガジュマルの置き場所についてくわしくご紹介します。日光が大好きなガジュマルですが、直射日光に当てても大丈夫なのでしょうか。

夏以外は様子をみて直射日光を当ててもok

ガジュマルは非常に日光を好む植物です。日光を当てることでより丈夫に育ちます。

ただし、夏場の直射日光は葉を傷める原因になるため、避けた方が無難です。

屋外で日光浴させる時の注意点

ゴムの木の葉焼け

だからといって、ずっと室内に置いていたガジュマルをいきなり屋外の日向に移すのは避けます。

理由は、「葉焼け(はやけ)」を起こす可能性があるからです。

葉焼けが進行すると、株全体へダメージを与えることもあります。

直射日光に当てるなら少しずつ光に慣らすこと

とはいえ、ガジュマルは日光が大好き。

直射日光は葉焼けを起こしやすいといわれていますが、経験上、ガジュマルの場合、ほとんど葉焼けを起こしたことはありません。

おそらく、一年中、屋外で育てているためでしょう。

室内から急に屋外へ移動させるときは慎重に

室内から屋外へ出す場合は特に葉焼けしやすいので、数日かけて少しずつ様子をみながら日当たりの良い場所に移動する手間が必要です。

「窓際⇒屋外の日陰⇒半日陰⇒日当たりの良い場所」

このように、いきなり日当たりの良い場所へ移動させるのではなく、日数をかけて少ーしずつ日光に慣れさせるのが葉焼けを防ぐコツです。

元気がないガジュマルを元気にする方法!よくある症状別で解説します
ガジュマルの元気がない…そんなときに考えられる症状別の原因と対処方法を詳しく解説します。丈夫で育てやすく、初心者でも簡単に育てられることで人気の観葉植物ガジュマル。大切に育てているはずなのに、なぜか元気がないという場合の考えられる原因とは?


ガジュマルの置き場所に適した条件3つ

次に、ガジュマルが元気に育つための置き場所の条件3つをみていきましょう。

ガジュマルが丈夫に育つための条件①「日当たりが良い」

ガジュマルを丈夫に育てるために欠かせないのは何といっても日光です。特に、春から秋にかけての生育期はなるべく日当たりの良い場所で管理しましょう。

生長期に日当たりの良くない場所に置くことで、日を求めて枝が細長くひょろひょろに伸びる「徒長(とちょう)」を起こす原因になります。

徒長を起こしたガジュマルは、せっかくの可愛い株姿が乱れるだけではなく、ちょっとしたストレスに弱くなりがちです。

例えば水のやり過ぎ。丈夫な株であれば少しくらいの過湿なら耐えられたものでも、徒長している株の場合はちょっとした失敗が致命傷になりやすいです。

「ガジュマルが徒長(とちょう)する原因と対処方法を解説!」はこちら

葉焼けが見られる場合は移動するか遮光ネットを活用
ガジュマル

日光が大好きとはいえ、いきなり外に出すと葉焼けを起こすこともあります。そんなときは、場所を移動するか、遮光ネットを利用して様子を見ましょう。

ガジュマルが丈夫に育つための条件②「暖かい場所」

沖縄や屋久島などの暖かい場所で自生しているのがガジュマル。暑さには強い反面、寒さには弱いです。

気温が下がると、ガジュマルの生長は徐々に緩慢になります。そうすると、水を吸い上げる力が低下し、水やりから土が乾ききるまでの時間が長くなってきます。

一週間以上土が湿っていることのないようにするのが、ガジュマルを冬越しさせるコツです。

冬場、ガジュマルに水を与えすぎると根が冷えて弱らせかねません。なるべく暖かい場所で育てることで、冷えによるダメージを防げます。

ガジュマルが丈夫に育つための条件③「風通しが良い」

植物にとって必要なのが「水」「日光」そして、「風」です。自然界の植物は常に風に当たっています。

そのため、窓を閉めきった室内でガジュマルを育てている場合、ガジュマルにとっては「不自然な状況」になっているといえます。

風が当たることで、葉の裏にある気孔の開閉が活発になり、光合成の活動をサポートしてくれるといわれているのです。

盛んに光合成をすることで、当然、ガジュマルは旺盛に育つようになります。

「ガジュマル 冬の育て方のコツ5つを徹底解説します!」はこちら

冬場はサーキュレーターで風通し良く

とはいえ、室内でガジュマルを育てているという場合、どうしても窓を閉め切る時期もありますよね(真夏や真冬)。

そんなときに活躍するのがサーキュレーターや扇風機です。風通しを良くすることで、ガジュマルの生育がよくなるだけではなく、湿気によるカビや病害虫の予防にもなります。

何より、植物にとって心地よい環境に整えることは、そこに住んでいる人にとっても過ごしやすい空間になりえます。

サーキュレーター

「サーキュレーターと扇風機の違い【植物に適しているのは?】」はこちら

「【2021最新】静音サーキュレーターのおすすめ8選 !」はこちら


まとめ

今回は、「ガジュマルを直射日光に当てても良いのか」と「ガジュマルを丈夫に育てるためにも条件3つ」をご紹介しました。

参考書には、「ガジュマルに直射日光を当てると葉焼けの原因になる」と記載されていることも多いですね。

しかし、室内からいきなり直射日光に当てなければ、そう簡単に葉焼けすることは無いと思います。それほどに、ガジュマルは生育旺盛な植物なのです。

ちなみに、下写真は筆者がベランダで育てているガジュマルです。

丸坊主だったガジュマル

もちろん、可愛いガジュマルは室内で置いて楽しみたいですよね。でも、「ガジュマルを強く、丈夫に、大きく育てたい!」とお考えなら、やはり春から秋にかけては屋外での管理がおすすめです。

なんといっても、ガジュマルを元気に育ているためには日光が不可欠!

今回の記事を参考に、丈夫なガジュマルを育ててみてくださいね。

疑問:ガジュマルは直射日光でも大丈夫なの?

答え:暗い場所からいきなり直射日光に当てると葉焼けによるダメージを受けやすい。数日かけて徐々に日光に慣らしていくことで、直射日光も大丈夫になることが多い。本来は日光が大好きなのがガジュマル。

ガジュマルを丈夫に育てるための置き場所【3つのポイント】
  1. 日当たりが良い
  2. 暖かい
  3. 風通しが良い
ガジュマルのその他記事

「ガジュマル 丸坊主の方法をわかりやすく解説します!」はこちら

「ガジュマル 伸びすぎる原因と対処法を徹底解説!」はこちら

「ガジュマルがひょろひょろになったときの対処法を解説します!」はこちら

「ガジュマルの挿し木【初心者でも簡単に増やす方法!】」はこちら

「ガジュマルの植え替え方法と管理のコツを解説します!」はこちら

ガジュマル
この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

こまめめをフォローする
こまめめをフォローする
タイトルとURLをコピーしました