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ガジュマルの葉っぱが黄色くなるときの原因と対処法

葉が黄色くなったガジュマル ガジュマル

個性的な形状の幹が思わず目を引くガジュマル。風水では気分を落ち着かせてくれたり、癒しを与えてくれたりする植物としても知られています。

そんなガジュマルの葉は丸みを帯びた鮮やかな緑色が特徴です。

しかし、青々としていたはずのガジュマルの葉が黄色くなる症状にお困りではありませんか?

そこで今回は、ガジュマルの葉が黄色くなる原因とその対処法をくわしく解説します!

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ガジュマルの葉が黄色い ケース①根元近くの古葉が数枚のみ黄色い

可愛い幹のガジュマル

ガジュマルの葉が黄色くなる場合、

  • 株の根元近くの葉が数枚が黄色くなっているのか?
  • 新しい葉が黄色くなっているのか?
  • 全体的に黄色くなっているのか?

で原因と対処方法が異なります。

ガジュマルの根元近くの葉が数枚のみ黄色くなるのは、主に新陳代謝によるものです。

他の葉が青々として色つやが良ければ、特に大きな問題はありません。落葉後の葉はこまめに取り除き、表土を清潔に保ちましょう。

他の葉の色つやがよく元気があればそこまで心配いらない。ただ、本来のガジュマルは暖かく日当たりのよい場所が大好き。沖縄や屋久島などの自生地では高さ約20mにもなるよ。

沖縄のガジュマル

沖縄県名護市のひんぷんガジュマル(高さ19m、樹齢300年といわれる)

主な原因

  • 新陳代謝によるもの

対処方法

  • 特に大きな問題ない、経過観察
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ガジュマルの葉が黄色い ケース②新しい葉まで黄色くなる

ガジュマルの葉

ガジュマルの新しい葉が黄色くなったり、変形したりしている場合、鉢内が根でいっぱいになる「根詰まり」が疑われます。

根詰まりすると水分や養分をスムーズに吸収できなくなる。さらに根詰まりを放置していると鉢内が蒸れ、根腐れを起こしやすくもなるよ。

根腐れを防ぐためにも2年以上植え替えていなかったり、鉢底から根がはみ出ているようなら、

春~秋の暖かい時期にひとまわり大きめの鉢へ植え替えましょう。

ひとまわり大きめの鉢の目安

ちなみに「ひとまわり大きめ」の目安は今の鉢よりも直径プラス3cmほど。

いきなり大きすぎる鉢に植え替えた場合、根が吸いきれないほどの水分が長く鉢内に停滞することで「根腐れ」を引き起こしやすくなるのですね。

また、春~秋の暖かい時期の場合は水不足も考えられます。

20度以上であれば生長がさかんなため、土が乾いたタイミングでの水やりが適しています。

サスティー   水やりチェッカーがあると便利!

水やりチェッカーがあると水やりの管理が楽になりますよ。使い方はスティック状のチェッカーを土に差すのみ。

これだけでチェッカーが土の乾き具合を測定し、最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれます。

15度以下になったら、土が乾いてさらに3~4日してから、土全体が湿る程度に水を与えます。

できるだけ暖かい時間帯に30度程度の常温の水を与え、水やり後はしっかり水気を切って受け皿の水も捨てましょう。

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主な原因

  • 根詰まり、過度の乾燥などが考えられる

対処方法

  • 春から秋にかけての時期にひとまわり大きめの鉢へ植え替える
  • 水やりは土が乾いてから与える。15度以下になったら、土が乾いてさらに3~4日してから。
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ガジュマルの葉が黄色い ケース③全体的に黄色い

葉が黄色くなったガジュマル

ガジュマルの葉が全体的に黄色くなっている場合、さまざまな原因が考えられます。

ここでは時期別で考えられる原因をみていきましょう。

  • 春~秋(20度~30度)の場合⇒生育が盛んになる時期。まずは、鉢底から根が出ていないか確認。根詰まりしているならひとまわり大きな鉢へ植え替え。また、この時期は根が水分を吸う速度が早いため、何日も土が乾いた状態を放置していると葉が黄色くなることがある。水やりは土が乾いたタイミングでたっぷりと。光線不足により葉が黄色っぽくなることもあるため、できるだけ明るく風通しのよい所で管理。
  • 真夏(30度以上)の場合⇒水やり後、直射日光に当てると鉢内の水温が上昇して根が煮え傷むことがある。根が傷むとそのまま根腐れに発展し葉が黄色くなることも。根腐れが疑われる場合は水やりをしばらく控え、土がしっかりと乾いてから水を与える。できるだけ風通しのよい場所に置くことが大切。室内ならレースカーテン越の窓際、屋外なら日陰~半日かげ。この時期は高温により葉焼けを起こしやすいため強光には気をつける。
  • 秋~冬(15度以下)の場合⇒暑さには強い反面寒さには弱いガジュマル。15度以下になると生長が鈍るため水やりも控え目にシフト。土が乾いてすぐに水やりをしていると、鉢内が常に湿った状態となり根腐れを引き起こす。結果、葉が黄色くなったり幹が柔らかくなり腐敗が進んでしまうことも。15度以下になったら、土が乾いてさらに3~4日してから土全体が湿る程度に水を与えること(目安は月に1~2回)。また、室内であっても朝晩の窓際はかなり冷え込む。夜になったら窓から最低1~2mは離して冷えを防ぐ。
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植物の根っこは呼吸しているよ。酸素を吸って二酸化炭素を出しているんだ。土が長いあいだ湿ったままだと呼吸できずに腐ってしまうよ。

※これらの原因が当てはまらない場合、葉の付け根や枝回りに小さな虫が付着していないか確認。

カイガラムシ   ▲小さな茶色い粒々はほとんど動かないがその正体は「カイガラムシ」

葉がベタついたり、白い粉のようなものが付着したり、蜘蛛の巣のようなものが付いてたりする場合、害虫による吸汁被害を受けている可能性がある。

見つけたらすぐに取り除くことで、被害を最小限に抑えられる。放置し続けているとそのまま枯らされることも。さらにほかの植物に被害が拡大する恐れもある。

カイガラムシ   ▲見つけたらすぐに綿棒やピンセット、使い古しの歯ブラシなどでこそげ落す!

「多すぎて取り切れない」「触るのが気持ち悪い」

このような場合は殺虫剤の使用も検討します。何といっても早目の駆除が大切です。

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主な原因

  • 日光不足
  • 過度の乾燥(主に春~秋)
  • 寒さ
  • 根腐れ
  • 病害虫、等

対処方法

  • 葉と葉の間隔が伸びて枝ばかりがひょろひょろになっている場合は日光不足が考えられる。15度以上なら屋外の日陰⇒半日陰に置いてみる。いきなり日向に置くと葉が焼けるため注意。
  • 水やり方法を見直す。15度以上であれば土が乾いてからたっぷりと、15度以下なら土が乾いてさらに3~4日してから土全体が湿る程度に。
  • 冬場は暖房を切った後の冷え込みに注意。得に窓際は想像以上に冷え込むことが多い。夜になったら窓から1~2m離す。
  • 根腐れが疑われる場合、しばらくは水やりを控えて風通しのよい半日陰に置く。株元~幹がぶよぶよになっていれば復活は難しい。まだ硬い葉付きの枝があれば、カットし挿し木に挑戦してみるのもよい。ただし、挿し木の適期は春~秋頃。

葉がベタベタしていたり、葉の付け根に蜘蛛の巣のようなものが付着したりしている場合、カイガラムシやハダニの被害を受けている可能性もあります。

害虫は見つけ次第、早めに取り除きましょう。

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ガジュマルの葉っぱが黄色くなるときの原因と対処法【まとめ】

黄色くなったガジュマルの葉

今回は、ガジュマルの葉が黄色くなる原因とその対処法をくわしくご紹介しました。

まずはガジュマルをよく観察してみましょう。そして、これまでの管理方法を思い出して原因を導き出します。

原因はひとつとは限らない。寒さによって葉が黄色くなっている場合でも、春になってから症状が現れ始めることもあるよ。

ガジュマルの葉が黄色くなる原因とその対処法

株元付近の古葉のみ黄色い(数枚) 新陳代謝 経過観察
新しい葉が黄色い 根詰まり、根腐れなど 春~秋の暖かい時期ひとまわり大きめの鉢へ植え替える。水やり方法の見直し。
全体的に黄色い 間延びしているなら日光不足、秋から冬であれば寒さや水のやり過ぎなど。葉がベタついたりまだら模様なら害虫被害も疑う。 置き場所の見直し。冬は室内でも窓際の冷え込みに注意、夜になったら窓からできるだけ離す。水やり方法は季節により異なるため再確認。害虫が付いていないかくまなく点検。付いていたら早目に取り除く。
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