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ガジュマルの葉が少ない・新芽が出ない時にすべき3ステップ

徒長したガジュマル ガジュマル

個性的な形状をした幹がユニークでかわいいガジュマル。キジムナーとよばれる子供の精霊が宿る木としても知られています。

そんなガジュマルは丈夫で育てやすいのが特徴。贈り物としても人気のグリーンです。

購入時は青々とした葉が茂っていたはずなのに、いつの間にか全体がスカスカになり「葉がなかなか増えてくれない…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、ガジュマルの葉が増えないときにすべき3つのことをご紹介します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ガジュマルの葉が少ない・新芽が出ない時にすべき3ステップ

ガジュマルの葉がなかなか増えないからといって闇雲に肥料や活力剤を与えるのはおすすめしません。

葉が増えない場合、少なくともガジュマルにとって適した環境や状態ではないと考えられます。

根が弱った状態で肥料を与えると、逆に根を傷めてしまう恐れもあるのです。では、くわしくみてきましょう。

ガジュマルの葉が増えない時にすべきこと①根詰まりチェック

ガジュマルの葉がなかなか増えない…と感じる場合、鉢内が根でいっぱいになる「根詰まり」を起こしていないか確認しましょう。

根詰まりすると、根がスムーズに水分や養分を吸い上げることができません。その結果、生長に影響を及ぼすことも多いのです。

また、根詰まりを放置することで高まるのが根腐れのリスクです。鉢内が根でぎゅうぎゅう詰めになると水はけが悪くなります。

結果、根詰まりが根腐れを引き起こすこともあるのです。

「2年以上植え替えていない」「鉢底から根が出ている」という場合

ガジュマルが根詰まりを起こしている可能性が高いのが、「2年以上植え替えていない」「鉢底から根がはみ出ている」という場合です。

根詰まりが疑われる場合、まずは鉢から株を取り出して見ましょう。根がぐるぐるにとぐろを巻いているならひとまわり大きめの鉢へ植え替えます。

鉢から取り出したガジュマル

ちなみに、「鉢から株がなかなか取り出せない…」という場合、根詰まりしていることが多いです。

ガジュマルの植え替えは春~秋の暖かい時期に済ませてください。

冬場の植え替えは株を弱らせる原因になりやすいため避けます。暖かくなるまで待ちましょう(最低15度以上)。

ガジュマルの植え替え中

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ガジュマルの葉が増えない時にすべきこと②必要があれば剪定

ガジュマルは室内で育てられる観葉植物として知られていますね。しかし、本来は日光が大好きな植物です。

沖縄や屋久島などの自生地では日光を浴びながら、高さ約20mにまで生長します。(下写真)

沖縄のガジュマル

沖縄県名護市のガジュマル

そんなガジュマルなので、一年中室内に置いたままだとどうしても日光不足に陥りがちです。

日当たりの良くない場所に置き続けていると、下写真のように枝ばかりが日光を求めて縦方向に伸び、ひょろひょろとした姿になります。

徒長したガジュマル▲剪定前のガジュマルは日光不足によりひょろひょろ

日光不足により樹形が乱れると、すでに間延びした部分は元に戻せません。そこで必要となるのが剪定です。

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剪定の適期は5月~6月ころ

ガジュマルの剪定に適しているのは気温が上がり始める5月~6月頃です。生長がさかんになる約20度になってきたタイミングでの剪定が適しています。

ちなみに、下写真は剪定方法のひとつ「丸坊主」を実施したガジュマルです。幹だけになっています。

ガジュマル

剪定(丸坊主)後のガジュマル。幹だけになった…

この姿を見て不安になる方も多いでしょう。しかし、適期にさえ実施すれば失敗を大幅に減らすことができます。(丸坊主後の経過は下写真)

ガジュマルの丸坊主

剪定から約2か月で葉が増えました

また、ここまで大胆な剪定でなくとも、枝が伸びすぎた部分をカットする方法もあります。

その場合も適期は春~秋の暖かい時期です。

ガジュマルの葉っぱ

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ガジュマルの葉が増えない時にすべきこと③15度以上なら屋外へ

もちろん、剪定してもこれまでと同じ管理方法ではまた同じような姿に育ってしまうでしょう。

ガジュマルの場合、気温が許す限りは屋外に置くことでよりさかんな生長を見込めます。

気温が15度以上なら屋外へ移動してみましょう。その際に、いきなり日向に置くと葉が焼けて傷みます。

都会にそびえ立つガジュマル

まずは日陰に一週間。その後は半日かげに置いて様子をみます。一週間以上置いて葉が焼けていなければそのまま日向に移動させてもok。

ただし、気温が30度以上となる真夏は葉焼けの可能性が高いため半日かげに移動させるのが安心です。

屋外に移動する理由は日光だけではありません。植物が光合成する上で欠かせないのが「日光」「水」「風」です。

植物は風を受けることで気孔の開閉が活発になり、光合成がさかんになるといわれます。

室内ではどうしても風通しの面で屋外には敵いません。

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15度以下になったら室内へ

ガジュマル▲丸坊主から約1年経過したガジュマル

寒さに強いといわれるガジュマルではありますが、美しい葉を保ちつつ冬越しさせるなら、最低気温が15度以下になってきたら室内へ移動しましょう。

冬場は寒さによって生長が鈍ります。それと同時に根が水分を吸い上げる力も弱まるため、15度以下になったら水やりを控え目にシフトしてくださいね。

春から秋(20度~) 土が乾いたタイミングでたっぷりと水やり
秋から冬(15度以下) 土が乾いてさらに3~4日してから水やり

冬場の水やりはなかなか難しいものです。水やりの失敗を防ぎ管理を楽にしてくれる便利アイテムもありますよ。(下写真)

サスティー

スティック状のチェッカーを土に差しておくだけで、土の乾き具合を色でお知らせしてくれます。

水やりの管理が楽になることはもちろん、冬に起こしがちな根腐れを防いでくれます。

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ガジュマルの葉が少ない・新芽が出ない時にすべき3ステップ【まとめ】

ガジュマル

今回は、ガジュマルの葉が増えないときにするべきスリーステップをご紹介しました。

ガジュマルをこんもり葉が茂った姿にしたい場合、できるだけ自生地に近い環境を用意する必要があります。

とはいえ、「せっかく室内で楽しむためにガジュマルを購入したのに外に置いたままでは楽しめない…」という方も多いでしょう。

可愛い幹のガジュマル

せっかくなら室内で楽しみたい!

そんな時は、あくまでメインは屋外管理にして、ときどき室内へ入れて観賞するのがおすすめです。

また、秋から冬にかけては基本、室内管理となります。「春から秋は屋外、冬は室内で楽しむ」と決めてメリハリをつけて楽しむのはいかがでしょうか。

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ガジュマルの葉が増えない時にすべき3ステップ

室内に置いたガジュマル

  1. 根詰まりチェック
  2. 必要があれば剪定
  3. 15度以上なら屋外管理を検討

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ガジュマル
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