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ドラセナの寒さ対策!冬のお手入れは3つのポイントを押さえておこう

冬のドラセナ その他の観葉植物

すっきりとした幹と縦長の美しい葉が人気のドラセナ。品種の豊富さが特徴のグリーンで、ひとことに「ドラセナ」といってもさまざまな種類があります。

数あるドラセナの中でも特に人気なのが「幸福の木(ドラセナ・マッサンゲアナ)」や「青年の木(ドラセナ・ユッカ)」です。

今回は、そんなドラセナの冬場のお手入れ方法についてご紹介します。

寒さによる失敗を防ぐために押さえておくべきポイントを、3つに分けて分かりやすく解説するよ!

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ドラセナの寒さ対策!冬のお手入れポイント①最低でも10度はキープ

冬場の幸福の木幸福の木(ドラセナマッサンゲアナ)

5度程度の寒さにも耐えられるといわれるドラセナ。とはいえ、本来は熱帯が原産の暖かい場所を好む植物です。

ドラセナの中でも寒さに弱いのが「幸福の木」ことドラセナマッサンゲアナ。幸福の木の場合は、最低でも10度は確保しよう。

曲げ加工されたドラセナ

寒さに強く初心者でも枯らしにくいとされるドラセナ。しかし、本来は日当たり良く暖かかな場所を好む熱帯性の植物です。

多くの品種は5度程度の寒さまでは耐えられるとされますが、それは枯れないための最低温度ともいえます。

ドラセナの美しい葉をキープしたい場合、最低でも10度、できれば15度は確保しておくのがよいでしょう。

窓際に置いている場合、夜になったら部屋の中心へ移動

窓際に置いた観葉植物

明るい場所を好むドラセナ。室内であれば南~東向きの明るい窓際を好みます。

とはいえ、冬の夜間は注意が必要。日中は日当たりよく暖かかな窓際も、夜間は想像以上に冷え込みます。

ドラセナを窓際に置いている場合、冬は夜になったら窓からできるだけ離すことで寒さによるダメージを防ぐことができます。

鉢が重くて移動が難しいという場合は、キャスター付きの鉢スタンドがあると便利だよ!夜になったら、窓から最低でも1~2m離してやると寒さからドラセナを守ることができる。もちろん、日中は元の明るい場所に戻してあげよう。

 

ドラセナの寒さ対策!冬のお手入れポイント②土が乾いてさらに3~4日してから水やり

曲げる前のドラセナコンシンネ

ドラセナの生育適温は20度~35度程度といわれます。つまり、日本の冬は室内であっても生育が緩慢になることがほとんどです。

いくら暖房をつけているとはいえ、室温を常に20度以上に保つのはかなり難しいでしょう。寒さにより生長が鈍ると根が水分を吸い上げる力も弱くなります。

つまり、冬も暖かい時期と同じタイミングで水やりを続けていると、土が常に湿った状態となることで根が腐りやすくなるのです。

目安となるのは天気予報。最低気温が15度を下回るようになったら、水やりの間隔を少しずつ空け土を乾かし気味に管理します。

ドラセナの冬の水やりは土が乾いてさらに3~4日してから。土を乾かし気味にすることで根腐れを防ぎ、樹液濃度を高めることで寒さに備えることもできる。

水やりチェッカーを差しておけば、最適な水やりのタイミングを色で知れる

土が乾いたかどうかの確認方法は、「鉢を持ち上げて軽い(普段から水やり後の鉢の重さを把握しておくと良い)」や「土に指を2~3cmほど差して湿気を感じない」などです。

とはいえ、いちいち土の乾き具合を確認するのは大変です。また、感覚頼りの確認方法では確実性にも欠けます。

そんな時にあると便利なのが「水やりチェッカー」です。

サスティー

スティック状のチェッカーを土に差しておくだけで、最適な水やりのタイミングを色で知ることができます。

サスティー土が濡れていれば「青」、土が乾けば「白」と土の乾き具合が一目瞭然に。

春~秋(最低気温15度以上が目安) チェッカーが白になったタイミングで鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やり
冬(最低気温15度以下が目安) チェッカーが白になってさらに3~4日してから、30度程度の常温の水を土の約1/3が湿る程度に与える。夜間の水やりは根を冷やしやすいため避けて。

※チェッカーは内部の中芯を定期的に交換する必要があります。使用頻度にもよりますが、目安は6か月~9か月に1回。内部のレフィルを交換すれば、本体は繰り返す使用できます。

サスティーのレフィル交換水やり後、10分ほど経っても色が青に変わらなくなったら中芯交換のサイン。

 

ドラセナの寒さ対策!冬のお手入れポイント③風通しのよい場所に置く

元気なドラセナ

寒さと水のやり過ぎには気を付けていても、風通しまで考えてお手入れしている方は少ないのではないでしょうか?

しかし、観葉植物を育てる上で「日光」「水やり」と同じくらい重要なのが「風」です。

幸福の木の葉

特に、冬は暖房を効かせているため窓を閉め切りがちになります。風通しが悪くなることで根腐れやカビ、害虫の発生を引き起こす恐れもあるのです。

また、植物が光合成する上で欠かせないのが「光」「水」「風」の3つ。特に、室内に置いて育てることの多いドラセナには風通しのよさが求められます。

風通しを確保することでカビ、害虫などの発生を防ぐ

観葉植物と並べて置いたサーキュレーター

とはいえ、寒さの厳しい冬。頻繁に窓を開け閉めするのは現実的ではありませんね。

そんな時に便利なのがサーキュレーターや扇風機です。

特に、ドラセナ以外にも沢山の観葉植物を室内で育てている場合に必須アイテムといえるのがサーキュレーター。

室内の停止しがちな空気を効率的にかき混ぜてくれるサーキュレーター。冬の室内で起こしがちな根腐れや害虫、カビなどのトラブルを防いでくれる。エアコンと組み合わせることで電気代の節約にも効果を発揮してくれるよ!

観葉植物に扇風機はダメ?サーキュレーターと扇風機の違いも
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ドラセナの寒さ対策!冬のお手入れは3つのポイントを押さえておこう【まとめ】

ということで、今回は人気の観葉植物ドラセナの冬場に置けるお手入れ方法をご紹介しました。

冬におけるドラセナの管理で欠かせないのが「温度管理」です。

また、ドラセナは空気が乾燥しすぎると葉を傷めやすいため、温度と湿度が両方チェックできる温湿度計を置いておきましょう。

温度計デジタルタイプが見やすくておすすめ

温度 湿度
ドラセナが好む環境の目安 18度~27度くらい 40%~60%
人間が快適と感じる環境の目安 20度~35度くらい

※冬は最低10度、できれば15度欲しい

70%~

※空気が乾燥しやすい秋~冬は葉水(霧吹き)で保湿するのがよい

ドラセナ 冬のお手入れ方法3つのポイント

  1. 最低でも10度はキープ(温湿度計を置く)
  2. 土が乾いてさらに3~4日してから水やり(夜間は避ける)
  3. 風通しのよい場所に置く(サーキュレーターや小型扇風機を使う)

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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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