くすみがかったシルバーの小さな葉が垂れ下がるピレア・グラウカ。ハンギングにしても可愛い人気のインテリアグリーンです。
コンパクトなサイズで室内のインテリアにぴったりなグラウカですが、育てるのが難しいと感じる方も多いかもしれません。
この記事では、ピレアグラウカを健康に育てるためのコツをお伝えします。
ピレアグラウカは育てるのが難しい?育て方のコツ
難しいと思われがちなピレアグラウカですが、管理のコツさえつかめば初心者でも長く楽しめます。
ピレアグラウカの基本情報
ピレアグラウカは、別名「シルバースパークル」とも呼ばれ、細かい銀色の斑点が葉に美しく輝くのが特徴です。
熱帯アメリカ原産で、温暖な環境を好みます。
室内で育てるのに適しており、ハンギングバスケットや棚の上に置いても素敵です。
育てるための環境
- 光の条件
ピレアグラウカは明るい間接光を好みます。直射日光に当たると葉が焼けてしまうので、カーテン越しの柔らかい光が最適です。もし光が不足すると、葉が黄ばんだり、落葉したりすることがあります。 - 温度と湿度
ピレアグラウカは温暖な気候を好み、理想的な室温は15~25度です。特に冬場は10度以上を保つようにしましょう。また、湿度も重要です。湿度が低いと葉が乾燥しやすくなるため、加湿器を使ったり、葉に霧吹きをかけると良いでしょう。 - 土と鉢選び
ピレアグラウカは排水性の良い土を好みます。一般的な観葉植物用の土に、パーライトや砂を混ぜると良いでしょう。また、鉢は水はけの良いものを選び、底には排水穴を必ず設けましょう。
水やりと肥料
- 水やり
ピレアグラウカは過湿を嫌うため、水やりには注意が必要です。表土が乾いてからたっぷりと水を与えるのが基本です。特に冬場は水やりの頻度を減らし、根腐れを防ぐために注意深く管理しましょう。 - 肥料
成長期(春から夏)には、2~4週間に一度、液体肥料を与えると良いでしょう。肥料の与えすぎは逆効果になるので、適量を守ることが大切です。
病害虫対策
ピレアグラウカは比較的病害虫に強い植物ですが、時折アブラムシやハダニが発生することがあります。
予防のためには、定期的に葉をチェックし、異常があれば早めに対応することが重要です。
もし害虫が発生した場合は、速やかに駆除剤を使用しましょう。
ピレアグラウカの剪定
ピレアグラウカは成長が早いので、定期的な剪定が必要です。
剪定は主に、形を整えるためや、古い葉を取り除くために行います。
剪定することで、新しい芽が出やすくなり、全体的に健康な姿を保つことができます。
ダイソー100円の垂れ下がるピレア「グラウカ」を育てるブログ【随時更新中】
園芸店やホームセンターなどでも人気のピレアグラウカ。丈夫で育てやすいため増やすのも簡単だそうですよ。
ボリュームが出てきたら挿し木にも挑戦してどんどん増やしたいところです。それでは、気長に育てていきましょう。
ダイソーでピレアグラウカを100円で購入【2022/7/2】
くすみがかった小さな葉と赤味を帯びた茎がかわいいですね。
ダイソーで見つけたの初めてで思わず購入。100円はお買い得ですね。
ピレアグラウカ、今後の管理方法
- 水やりは土が乾いてからたっぷりと与える
- 暖かいのでベランダの軒下に置いて管理、直射日光は当てない
- 数日して環境に慣れたらひとまわり大きめの鉢に植え替える
- ときどき葉水し空中湿度を高めてやること
ピレアグラウカを植え替え【2022/7/4】
気温が落ち着いている今のうちに植え替えることに。ひとまわり大きめの鉢を用意します。今回は自宅にあったプラスチック鉢。
ちなみに、ひとまわりとは直径がプラス3cmほどのものをさします。それ以上大きいと株に対して鉢が大きすぎるため、根腐れを起こしやすくなったりするのですね。
では、鉢からグラウカを取り出しましょう。白い鉢はカバーで、中は黒いビニールポットでした。
ポットの側面を手で軽くもみながら株を取り出します。
おもっていたより根が張っていませんでした。このままあまりいじらずに古い土を適当に落とし、新しい鉢に入れます。
こんな感じ。植え付ける位置と高さを調整。グラウカは寒さに弱いため、屋外の気温が15度以下になってきたら室内に移動させます。
それを見越して、室内向けの土に植え替えました。
プロトリーフさんの「室内向けの土」です。この土は堆肥を使っていないため、虫が湧きにくいのですよ。おすすめです。
こんな感じ。ベランダの日陰に置いて管理します。慣れてきたら半日陰に出したいですが、今時期は高温によって、葉焼けや蒸れを引き起こす恐れが。
そのため、気温が25度程度まで下がるまでは日陰で管理します。
秋にはこんもり育ってくれるはず…。伸びすぎたらカットして挿し木にも挑戦したいと考えてます。
室内で冬越し。日に日にこんもり茂るピレアグラウカ【2023/5/23】
その後、10月後半からは室内へ移動し冬越し。春になって葉がどんどん茂り始めましたよ。
鉢からこぼれ落ちるように垂れる葉が可愛いですね。気温も上がってきたので、2週間に1回程度、水で薄めたハイポネックスを与えています。
これですね。昔からある定番の液体肥料です。いろいろ試しましたが、やはりこれが一番効果を実感できておすすめ。
使い方は、水1リットルに対してキャップ約1/10を薄めるだけ。慣れれば簡単ですよ。
置き場所は室内の窓際。できるだけ窓を開けて風通しよくしています。葉の色もいい感じです。
☆★ちなみに、肥料と活力剤の違いについて知りたい方はこちらで分かりやすく解説しています。
今回はここまで。ブログは随時更新中。次回もお楽しみに…。