コーヒーの木を育てているといつの間にか株の下あたりの葉が落ちることがあります。
このまま育てていて大丈夫かな?
管理を見直した方がいいのだろうか?
そこで今回は、コーヒーの木の下の葉が落ちる主な理由3つを解説します。
コーヒーの木 下の葉が落ちる3つの理由
コーヒーの木の下の葉が落ちる主な理由3つをご紹介します。ポイントはコーヒーの木が苦手な環境です。
コーヒーの木は、20度~25度程度の暖かい環境を好みます。
コーヒーの木 下の葉が落ちる理由①寒さ
コーヒーの木は10度以下の寒さに当たると徐々に葉を落とし始めます。生育適温は20度以上。
寒さに耐えられるのは8度ほどですが、あくまで枯れないための最低温度です。
葉を落とすことなくできるだけ丈夫な姿を保ちながら冬越しするには最低でも10度は必要です。
ちなみに、上写真は冬の寒さで下葉が落ちたコーヒーの木です。寒さに当たった葉は徐々に黄色っぽく変色し、そのまま落葉することが多くなります。
コーヒーの木 下の葉が落ちる理由②水のやり過ぎ(特に冬)
コーヒーの木の水やりは土が乾いてからたっぷりとおこないます。
しかし、冬場はやや控えめに水やりする必要があります。理由は低温により生育が緩慢になっているからです。
コーヒーの木が生育を続けるためには最低でも12度程度は必要です。冬場は室内であっても朝晩に冷えることが増えます。
そのため、暖かい時期に比べるとどうしても生長が緩やかになります。つまり、根が水分を吸い上げる力も弱まります。
暖かい時期と同じ感覚で水やりしていると根が水分の冷え込みとともにダメージを受ける可能性が高いです。
コーヒーの木の水やり【目安】
・春から秋(最高気温15度以上)
⇒土が乾いたらたっぷりと与える
・冬(最高気温15度以下)
⇒土が乾いて2~3日してからやや控えめに水やりする
※水やり後、受け皿に溜まった水は捨てます。根腐れや病害虫の原因になることが多いからです。
コーヒーの木 下の葉が落ちる理由③日光不足
コーヒーの木をずっと室内に置いているとどうしても日光不足に陥りやすいです。
冬場は低温のため室内での管理が基本になりますが、春から秋にかけての生育期は屋外の風通しのよい場所で育てるのが適しています。
日光不足が続くと徐々に葉を落とし弱々しい姿になります。
新陳代謝や害虫の可能性もある
この場合、古い葉から新しい葉に入れ替わるために落葉していることも考えられます。
葉が黒っぽく変色して落ちる場合は、害虫の被害を受けていることも考えられます。
葉の裏や付け根に小さな虫がついていたらすぐに取り除きましょう。
コーヒーの木 下の葉が落ちる3つの理由と対処法【まとめ】
- コーヒーの木は10度以下になると葉を落とし始めます。適温は20度以上、最低でも10度が必要です。
- 冬は生育が緩慢になるため、水やりを控えめにする必要があります。春から秋は土が乾いたらたっぷり、冬は2~3日後にやや控えめに水やりします。
- 室内管理が基本ですが、春から秋は屋外の風通しのよい場所で育てると良いです。日光不足が続くと葉が落ちます。
- 古い葉から新しい葉に入れ替わるために落葉することがあります。
- 葉が黒く変色して落ちる場合、害虫の被害が考えられます。葉の裏や付け根に虫がいないか確認し、見つけたら取り除きます。
コーヒーの木を育てる上で高いハードルとなるのが冬場です。
朝晩の気温が10度を下回るようになったら早めに室内へ移動し、
できれば日中の暖かい時間帯のみ屋外に出して光や風に当てるのが丈夫に育てるコツです。
とはいえかなりの手間なので、キャスター付きの鉢スタンドを使用するのもおすすめです。
コーヒーの木 下の葉が落ちる主な理由3つ
1.寒さ
2.水のやり過ぎ(特に冬場は要注意)
3.日光不足