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コーヒーの木 葉っぱの先が茶色に枯れる原因と対処法を徹底解説

葉先が茶色く枯れた葉っぱ コーヒーの木

濃いグリーンとツヤのある葉がインテリアグリーンとしても人気のコーヒーの木。

特に剪定せずとも自然と樹形が整ってくれるのも嬉しい特徴ですね。

そんなコーヒーの木ですが、長く育てていると葉先が茶色く枯れていた…ということも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、コーヒーの木の葉先が茶色く枯れる主な原因と対処法をくわしく解説します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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コーヒーの木 葉っぱの先が茶色に枯れる原因と対処法を徹底解説

では、コーヒーの木の葉先が茶色く枯れる主な原因とそれぞれの対処法を詳しくご紹介します。

コーヒーの木 葉先が枯れる原因①根詰まり

コーヒーの木の葉先が茶色く枯れるようになったら、まず最初に「根詰まり」を疑ってください。

コーヒーの木は地上部の割には地中の根が張りやすく、根詰まりをおこしやすい植物です。

鉢底から根っこが出ていなくても根詰まりしていることもある

根詰まりの代表的なサインとしてあげられるのが「鉢底から根がはみ出ている」ということです。

しかし、鉢底から根っこが出ていなくとも、

  • 「土になかなか水が浸み込んでいかない」
  • 「水やり後、鉢底から水が出てくるまでにかなり時間を要するようになった」

という場合は根詰まりしている可能性が高いです。

下写真は鉢植えのコーヒーの木です。葉先が茶色く枯れてきたので鉢底を覗いてみたのですが、根はでていません。

コーヒーの木

土になかなか水分が浸み込んでいかなくなったら根詰まりの可能性が高い

しかし、水やり後の水分が土に浸透する時間が以前よりも明らかに長くなっています。

本当は鉢から株を取り出して確認するのが手っ取り早いのですが、株も大きくなっていたため、表面の土を少し掘ってみました。

コーヒーの木の根詰まり
根詰まりが進むと土の表面に細かい根が見えてくるようになります

棒で表面の土を少しつついただけで上写真のように根っこが現れました。これは明らかな根詰まりです。

葉先が茶色く枯れている場合、まずは根詰まりしていないか確認しよう

その後、ひとまわり大きめの鉢に植え替えたところ、葉先が茶色く枯れる現象はピタッと止まりました。

実は、去年も葉先が茶色くなったことがあり、その時はすぐに根詰まりに気付いて植え替えたところ、症状が収まりました。

このように、コーヒーの木は根の生長が早く根詰まりしやすいです。根詰まりすると根がうまく水分や養分を吸収できずに、葉先が茶色く枯れることが多くなります。

根詰まりしたコーヒーの木
根っこがびっしりになったコーヒーの木
コーヒーの木が根詰まりした時の対処法

・ひとまわり大きめの鉢に植え替える
⇒植え替えの適期は4月~9月頃の暖かい時期まで 真冬の植え替えは株への負担が大きくなるため避けた方が無難

 

コーヒーの木 葉先が枯れる原因②寒さ

つやつやの葉が可愛いコーヒーの木
つやつやの葉が可愛いコーヒーの木

コーヒーの木の葉先が枯れる主な原因として2つ目に挙げられるのが寒さです。

コーヒーの木は他の多くの観葉植物と比べて寒さに強くありません。生育適温は20度~25度程度です。

株が枯れないために必要な最低温度でも8度ほど。8度以下になると徐々に葉の色ツヤが悪くなり弱って枯れてしまいます。

12度以下になると生育が緩慢になり休眠状態になります。休眠状態のコーヒーの木は根が水分を吸収する力自体が低下します。

暖かい時期と同じように水を与えていると起こりやすいのが根腐れです。

あわせて読みたい「コーヒーの木 ダイソー100円の植物を大きくする方法!」はこちら

きれいな葉を保つには最低でも10度は必要

下写真は3月頃のコーヒーの木です。冬の寒さに当たり下葉の葉先が茶色くなってしまいました。そのため、茶色い部分はカットしています。

下の葉が落ちたコーヒーの木

また、まだまだ幼木ですが鉢の中は根が詰まり気味でした。植え替え後は気温が上昇したこともあり、葉先が茶色くなることもなくなりました。

このように、寒さと根詰まりなど、葉先が枯れる理由が一つではないこともあります。

あわせて読みたい「コーヒーの木 葉が落ちる原因と対処法を徹底解説」はこちら

コーヒーの木が寒さで弱った時の対処法

・10度以上の暖かい場所へ移動
⇒床暖房の上に直接置くと根が傷みやすいため避ける

・できるだけ日当たりの良い場所に置く
⇒葉焼けする場合は遮光ネットやレース越しの日光にする

・水やりは土が乾いて2~3日してからやや控えめに与える 
⇒冬場は乾燥気味に管理することで耐寒性を高める

・窓際は朝晩に急激に冷え込むことが多い
⇒夜になったら窓から1m程離すか部屋の中央に移動する

・病害虫を予防するためできるだけ風通しよく管理 
⇒扇風機やサーキュレーターを活用するのがおすすめ

あわせて読みたい「サーキュレーターと扇風機の違い【植物に適しているのは?】」はこちら

 

コーヒーの木 葉っぱの先が茶色に枯れる原因と対処法【まとめ】

コーヒーの木

今回は、コーヒーの木の葉先が茶色く枯れる主な原因とそれぞれの対処法を詳しくご紹介しました。

コーヒーの木の葉先が枯れる場合、まずは根詰まりしていないかを確認してみましょう。今回ご紹介した例のように、鉢底から根が出ていなくても根詰まりしていることもあります。

また、コーヒーの木がもっとも苦手とする時期が冬場です。冬は寒さによるダメージだけではなく、根腐れも起こしやすい時期でもあります。

また、乾燥する室内はハダニが発生しやすいです。「なんとなく葉の色が悪い」という場合は害虫による被害の可能性もあります。

害虫は葉の裏や付け根についていることが多いです。見つけたらすぐに取り除くことで、ダメージを最小限に抑えられます。

今回の記事をご参考に、葉先が枯れた原因と対処法を見つけてみてください。

あわせて読みたい「コーヒーの木がひょろひょろになる原因と対処法を解説」はこちら

コーヒーの木 葉先が枯れる主な原因と対処法

1.根詰まり
⇒4月~9月頃にひとまわり大きめの鉢に植え替える

2.寒さ
⇒冬でも最低10度は確保し日当たりの良い場所で管理する

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コーヒーの木
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