冬場に鈴なりの赤い実をつけてくれる可愛いチェッカーベリー。寒さに強く冬の寄せ植えで大活躍してくれます。
花の少ない冬場に元気をくれるチェッカーベリーはツツジ科の植物で寒さには非常に強いです。
でも、せっかくなら室内でも真っ赤に色づいたチェッカーベリーを楽しみたいですよね。
そこで今回は、チェッカーベリーを室内で育てる方法をご紹介します。
チェッカーベリーを室内で育てるのは可能なの?
そもそも、チェッカーベリーを室内で育てるのは可能なのでしょうか。そこからみていきましょう。
室内管理も可能だが、屋外で育てた方が生育はよい傾向
チェッカーベリーは寒さに強く、関東より西であれば一年中屋外で育てることもできます。
逆に、真夏の暑さは苦手です。そのため、高温と直射日光を避けるためにも真夏は室内で管理するのがよい場合もあります。
とはいえ、屋外の風と光(直射日光を避ける)に当たることは、室内管理に比べるとどうしても差が出てくるでしょう。
「基本は屋外で、実を付けた時期はときどき室内に置いて観賞する」というスタイルがおすすめです。
特に花をつける初夏は屋外に出し、受粉させることで冬場に結実する
チェッカーベリーは6月~7月頃が開花時期です。この時期に釣鐘型の可愛らしい花を咲かせます。
しかし、開花している時期に室内に置きっぱなしにしていると受粉がうまくいかず、冬場の実が楽しめない可能性があります。
虫に受粉を手助けしてもらうためにも、開花時期は屋外での管理がおすすめです。
チェッカーベリーを室内で育てる方法
では、チェッカーベリーを室内で育てる場合の置き場所や水やり方法をご紹介します。
チェッカーベリーを室内で育てる方法①用土は「ブルーベリーの土」を使う
チェッカーベリーを長く楽しむためには土選びが重要です。チェッカーベリーが好むのは弱酸性の土で排水性にすぐれる土です。
市販のブルーベリー用の土を使用するのが手軽で簡単ですよ。
土選びを間違えると他の管理を丁寧におこなっていても、うまく育ってくれないことが多いです。
最初が肝心ですね。
チェッカーベリーを室内で育てる方法②直射日光を避けた半日陰に置く
チェッカーベリーは直射日光が苦手です。置き場所は、半日陰になる場所やレースカーテン越しの光が適しています。
室内でも明るく直射日光の当たらない場所に置いて育てましょう。
ただし、冒頭でご紹介したとおり、開花時期は受粉があるため室内に置きっぱなしにしているとうまく結実しないことが考えられます。
「できるだけ室内で管理したい」という場合は、綿棒や筆などを使って受粉を手助けしてみるという選択肢もあります。
あわせて読みたい「チェッカーベリーが枯れる主な原因3つとは?」はこちら
チェッカーベリーを室内で育てる方法③土の「表面」が乾いたら水を与える
チェッカーベリーは乾燥に強くありません。だからといって水のやりすぎも根腐れの原因になります。
チェッカーベリーは土の「表面」が乾いてきたら水を与えるのがベストタイミングです。
うっかり水やりを忘れていると、上写真のように実がしわしわになります。ただ、すぐに水やりをすればぷりぷりの実に復活してくれることが多いです。
冬であっても、乾燥のし過ぎには気を付けなければなりません。
特に、上写真のような素焼き鉢に植え付けている場合、通気性がよい反面土が乾きやすいので水枯れに気を付けます。
あわせて読みたい「チェッカーベリーがしわしわになる理由と対処法とは?」はこちら
チェッカーベリーを室内で育てる方法④1~2年に一度は植え替え根詰まりを防ぐ
チェッカーベリーは生育が旺盛で1年以上植え替えないままだとした写真のように、鉢内が根でいっぱいになる根詰まりを起こしやすいです。
根詰まりすると水分や養分をうまく取り込めず生育にも影響を及ぼします。
、根詰まりした状態で水や肥料を与えているとそのまま根腐れを引き起こしやすいので、根詰まりに気づいたら早めに植え替えるのがおすすめです。
チェッカーベリーの植え替えに適しているのは、春から秋にかけての暖かい時期です。ただし、株が弱りやすい真夏の植え替えは避けたほうが無難でしょう。
植え替えの際は「肩土」をほぐして落としておくと、根付きがよくなります。
まとめ
今回は、チェッカーベリーを室内で育てる方法をご紹介しました。
室内で育てる上で気を付けたいのが風通しです。風通しがよくないと根腐れや病害虫の原因にもなります。
また、植物は風を受けることで葉の裏にある気孔の開閉が活発化し、光合成をさかんにおこなうようになります。
基本は室内に置いても、お天気の良い日や暖かい日は、ときどき外の日陰にだしてあげるのも大切です。
ただ、真夏は屋外だと暑さで弱りやすいので室内に取り込むのがおすすめです。
チェッカーベリーを室内で育てる方法
・用土は「ブルーベリーの土」を使う
・直射日光を避けた半日陰に置く(レースカーテン越しの日光が最適)
・水やりは土の表面が乾いたタイミングでおこなう
・1~2年に一度は植え替えをして根詰まりを防ぐ
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