「ブルーベリーを育てたいけど庭が無い。マンションのベランダで鉢植えでも収穫できる?」
今回はそんな方のために、筆者がベランダで育てているブルーベリーの生育記録を綴ります。
ベランダでブルーベリーを育てようか迷っている方は、ぜひ、今回のブログをご参考にされてくださいね。
鉢植えのブルーベリーをマンションベランダで育てる【生育記録】
では、時系列で更新していきます。
ブルーベリーの苗を購入、植え替え【2021/8/28】
ホームセンターで購入したブルーベリーの苗。680円。
ブルーベリーは、主に「ハイブッシュ系」と「ラビットアイ系」「サザン・ハイブッシュ系」の3つに分けられます。今回は、寒さに強いハイブッシュ系の苗を購入しました。
ハイブッシュ系のブルーベリーは寒さに強いため、屋外での冬越しも心配なさそうなので。
個人的にはなんといっても収穫が目的です。気長に育てます。
・ノーザン・ハイブッシュ系…寒さに強い。暑さには普通。 ・ブラットアイ系…寒さにあまり強くない。暑さには強い。 ・サザン・ハイブッシュ系…ノーザンハイブッシュ系とブラットアイ系の中間の性質をもつ。
さっそく、ひとまわり大きめの鉢植えに植え替えます。あいにく、ふたまわりくらい大き目のスリット鉢しかなく、こちらを利用することに。生育に影響は出るのでしょうか。実験も兼ねて強行です。
まずは、植え替え先の鉢に鉢底石を入れます。鉢底石はダイソーで購入しました。スリット鉢は通気性にすぐれるため、鉢底ネットは特に必要ないそうです。
・スリット鉢…鉢底の穴がスリット上になっているプラスチック鉢のこと。根が鉢の中でぐるぐるまわるように生長するのを防ぎ、細い根っこをたくさん出すことが可能。その結果、用土を有効活用できるというメリットがある。
今回は、こちらのブルーベリーの土を利用します。自分で配合するのは難しそう&面倒なので、専用の土があると便利ですね。
先ほどの鉢底石の上からこちらの土を5cm程入れます。(量は苗の高さをみて後で微調整する)
・ブルーベリーに適した土は?…水持ちのよい酸性土壌を好む。自分で配合する場合は、酸度未調整のピートモスと鹿沼土(細粒)を半々程度に混ぜ込み使用する。
いよいよ、苗を黒ビニールポットから取り出し、鉢植えに配置します。根鉢はカチコチ。軽く棒でほぐしましたが、ほとんど崩れなかったのでそのまま植えることに。
根鉢(ねばち)…根っこと土の塊。
ウォータースペースをとり、苗の高さが決まったら、ポットと苗の隙間に用土を詰めていきます。隙間ができないよう、棒で軽くつついたり、途中、鉢を床にトントンと打ち付けながら、しっかりと土を入れ込んで苗を植え付けます。
ウォータースペース…鉢の縁の頂点から用土を数センチ空けることで確保するスペース。土を鉢一杯に入れると、水やりの際に用土が外に流れ出てしまうため、それを避けるためにウォータースペースを設ける。
最後に水をたっぷりと与えて、植え替え作業完了です。日当たりの良い場所に置いて管理します。ただ、今年は残暑が厳しく35度近くなる日もまだまだあり…。
念のため、暑さが落ち着くまではなるべく直射日光の当たらない半日陰程度の場所で休ませることにしました。根付くまではとにかく心配なので…。
今後の管理方法
- 暑さが落ち着くまでは半日陰に置いて様子をみる
- 土が乾いていたらたっぷりと水やりする
秋のブルーベリー【2021/11/3】
徐々に葉が落ちてきました。株元近くの葉が赤くなり落ちたのでスカスカになっています。
まだまだ暖かい日も続いているからか、土が乾くのが非常に早いです。うっかり水枯れさせてしまいそうになりながらここまできました。
表面から根が少し出てきたので乾燥予防のため、家にあった赤玉土で覆っています。
今後はどんどん紅葉して落葉すると思われます。引き続き、乾燥と西日に気を付けつつ管理を続けます。
今後の管理
・落葉後、休眠期に入ったら冬剪定する(株を充実させるため)
⇒1月~2月頃、新しく伸びた枝を半分ほどの長さに切り戻す
師走のブルーベリー【2021/12/23】
11月上旬よりも葉がくすんで紅葉し始めた感じですね。朝晩に5度を下回る日も増えました。
先端には硬い新芽がつき始めています。まだ落葉していないため、剪定はできません。
落葉したブルーベリー【2022/1/28】
ようやく葉が赤く染まり始めたなと思っていたら、次々と葉が落ち始めました。
冬場ですが土の表面が乾燥し過ぎないように気を付けています。葉がすべて落ちたら剪定しようと思います。
でも、すべての新芽をとってしまうと花が咲く可能性がゼロになってしまうので、1本は残しておこうかな。
今後の管理
・落葉後、1~2月頃に新しく伸びた枝を中心に半分ほどに切り詰める
ブルーベリー、冬剪定【2022/2/14】
かなり葉が落ちたのでそろそろ剪定することにします。
先端に赤くなった葉が少し残っていますが、もう2月中旬となったため切ることにしました。
清潔なハサミで新しく伸びた枝を半分ほど切りましょう。なんだか可哀そうだけど…。株を充実させるためには必要だそうです。
まず1本カット。なんかひょろひょろだし全体的に頼りない感じです。
すべての新芽をとってしまうと花が一つも咲かないようなので、1本だけ新芽を残しておくことにします。
ただ、大きな新芽が花芽で小さな新芽は新しい葉だそうです。下写真の残った新芽を見ると小さめなので花芽ではなく新葉かもしれませんね。
冬剪定、完了です。これで大丈夫なのかな…と心配になりますね。
暖かくなったらちゃんと新しい葉を展開させてくれるのでしょうか?
かっとしたブルーベリーの枝は水差しにしてみました。赤くてかわいいですね。発根したりしないかな?と少し期待を込めて。
※ちなみに、休眠期の枝を使って挿し木で増やすことを「休眠枝(きゅうみんし)挿し」というそうです。先端の花芽をカットし土に挿して発根させるそうですよ。
今後の管理方法
・日当たりの良い場所に置いて管理を続ける
・土の表面が乾きすぎないよう「水切れ」には十分気を付ける(ブルーベリーは乾燥に弱い)
・4月頃が開花時期
つぼみがついたブルーベリー【2022/3/31】
暖かい日が増えてきました。桜も満開を迎え、ベランダのブルーベリーも青々としてきました。
よく見ると、剪定の際に1本だけ残しておいた新芽部分に蕾がついていますね!釣鐘型の花が咲きそうな予感。
ふっくらとした蕾が4つついています。可愛いですね。
来年はもっと沢山花芽が付いてくれるといいな。とりあえず、土が乾燥し過ぎないよう暖かい日に水やりをして経過を見守ります。
ちなみに前回、水差しにしていた枝は傷んでだめにしてしまいました。残念…。とはいえ、初めての開花を楽しみに待ちたいと思います。
直射日光と乾燥で傷んでしまいました【2024/6/24】
その後、夏場の蒸れと乾燥で残念ながら枯れてしまいました。
またリベンジする際はこちらに追記します!