ベランダで育てる果樹として人気のブルーベリー。収穫はもちろん、花や紅葉を楽しむこともできる植物です。
結実を楽しみにのんびりと育てている、という方も多いのではないでしょうか。
大切に育てていたはずのブルーベリー。それなのに、ブルーベリーの葉が次々と落ちる現象にお悩みではありませんか?
そこで今回は、ブルーベリーの葉が落ちる原因と対処法をご紹介します。
ブルーベリーの葉が落ちる原因とは?対処法も
では、ブルーベリーの葉が落ちる原因とそれぞれの対処法をみていきましょう。
ブルーベリーの葉が落ちる主な原因①過度の乾燥
ブルーベリーは水切れしやすい果樹です。特に水不足に陥りやすいのが生長が旺盛な春頃と秋頃になります。
土の表面が乾いたタイミングでの水やりを心掛けることで葉が落ちるのを防ぎます。
また、ブルーベリーの根は浅く張る特徴があるため、表土を藁やウッドチップなどでマルチングしてあげるのも乾燥予防に効果的です。
水切れでブルーベリーの葉が落ちる時の対処法 ・春~秋は特に水切れを起こしやすいため、過度の乾燥に気を付け水を与える ・マルチング(バークチップ、ウッドチップ、藁など)で根の乾燥を防ぐのも効果的 ※ブルーベリーは水切れを起こしやすいという特徴があることを覚えておく
ブルーベリーの葉が落ちる主な原因②冬場の落葉
品種にもよりますが、ブルーベリーの多くは落葉樹です。冬場(12月頃)に紅葉し、しばらくするとそのまま葉が落ちます。
今現在育てているブルーベリーの品種を再度、確認してみましょう。冬場に落葉する品種であれば問題ありません。
また、品種によって落葉の度合いも異なります。すべての葉を落とし枝だけになるものもあれば、紅葉したまま少しの葉を落とし枝のみとはならないものもあります。
紅葉したまま冬を越したとしても、春になれば新しい葉が出てきて古い葉は落ちていきます。
冬に落葉するブルーベリー【目安】
・ノーザン・ハイブッシュ系…寒さに強い
⇒葉が落ちて枝だけになることが多い(11月~3月が落葉期)
・ラビットアイ系…暑さに強い
⇒紅葉はするものの落葉は少ない
・サザン・ハイブッシュ系…暑さにも寒さにも比較的強い
⇒落葉するがその程度は品種によってさまざま
※生育環境の違いや個体差があるためあくまで目安です。
※ブルーベリーは病害虫に強く無農薬で育てやすいため人気のある果樹ですが、コガネムシの被害を受けることもあります。
根を浅く張るブルーベリーは、コガネムシの幼虫に根を食べられてしまうことも。ブルーベリーに元気がない場合は、害虫がついていないかもあわせて確認します。
葉が落ちた後の休眠期のブルーベリーはどう管理すべき?
では、葉が落ちた後のブルーベリーはどのように管理すべきなのでしょうか。基本の管理方法をご紹介します。
葉が落ちた後のブルーベリーは土が乾いたら水やりする
休眠期のブルーベリーは生長が緩慢になります。そのため、過度な水やりは根腐れを引き起こすことも。
秋以降は少しずつ水やりを控え目にし、冬は土が乾いたら与えるようにします。
植え替えや冬剪定は休眠期におこなうのが基本
2~3年に一度、根詰まりを防ぐために休眠期である11月か3月頃に植え替えます。冬剪定をする場合も休眠期におこなうのが基本です。
まとめ
今回は、ブルーベリーの葉が落ちる主な原因と対処法をご紹介しました。
ブルーベリーの葉が落ちる場合は、まず、品種を再確認してみましょう。ノーザン・ハイブッシュ系であれば冬場に葉のほとんどが落ちます。
また、暖かい時期の生長期であれば水が不足していないかも確認します。ブルーベリーは非常に水枯れしやすい植物です。
ブルーベリーの葉が落ちる主な原因と対処法
・過度の乾燥
⇒土が乾いたら水を与える、マルチングで根の乾燥を防ぐのもおすすめ
・冬場の落葉
⇒品種によって落葉の程度はさまざまであるが、ブルーベリーは基本的に冬に落葉する