パスタやピザなどに添えるだけで色どりと香りをプラスしてくれるバジル。
特に採れたてのバジルは食感、香りともに最高です。
今回は、そんなバジルを賃貸の狭いベランダで簡単に育てる方法をご紹介します。
バジルの収穫時期は7月~10月くらい。初心者でも丈夫で育てやすいのが特徴!ホームセンターで1株60円程度の苗を買って育てれば十分に元がとれるよ。何より、採れたてのバジルが使いたい時に使いたい分だけ収穫できるのがいい!
バジルは100均の土で育つ?
100均の土でも「観葉植物用の土」や「野菜用の土」「草花用の土」であれば、バジルを育てることは十分可能です。
バジルは水はけの良い土を好む。必要なら調整を
バジルは水はけの良い土を好みます。
100均の土が重たくて水はけが悪い場合、パーライトやバーミキュライト、鹿沼土(小粒)等を混ぜることで改善できます。
不安ならハーブ用の土を選ぼう
土の質に不安がある場合は、ホームセンターで販売されているハーブ用の培養土を使用するのも一つの方法です。
店舗によっては100均にもハーブの土が販売されています。
バジルをベランダで育てる方法!初心者でも簡単&省スペースでできる
まずは準備するものです。
- バジルの苗(茎が太く丈夫そうなものを選ぶとよい)…60円程度
- 鉢植え(1株につき直径15cm程度、深さは15cm~20cmほどあればok)…100均のものでok
- ハーブ用の土…100均のものでok
300円程度あればすべて揃えられますね。
バジルのベランダ栽培 手順①鉢に土を入れておく
ポットからバジルを取り出す前に、あらかじめ植え付け先の鉢に土を入れておきましょう。鉢の深さ約1/2まで土を入れておきます。
バジルに適した鉢の大きさは?
バジルはそこまで深く根を張る植物ではありません。鉢の深さは20cm程度あればokです。直径は1株につき15cm(5号鉢※)程度。
ぴったりのサイズの鉢が無くてもそこまで神経質になる必要はありません。小さすぎなければ問題なく育つことがほとんどです。
ただ、バジルは蒸れを嫌う植物です。排水性に優れる鉢底穴の多いものや、サイドに切れ込みの入ったスリット鉢もよいでしょう。
※鉢のサイズは直径3cm=1号と数える。2号鉢なら直径6cm。
バジルのベランダ栽培 手順②苗を取り出す
植え付ける鉢の準備ができたら、いよいよポットからバジルを取り出します。
根鉢は崩す?崩さない?
バジルをポットから取り出すと、根と土の塊が出てきます。これを「根鉢(ねばち)」といいます。
バジルの根鉢は崩さないようにそっと植え付けるのが基本です。
バジルのベランダ栽培 手順③残りの土を入れて植え付ける
あらかじめ準備しておいた土にバジルを配置し、土の量を調節して植え付ける高さを決めます。その後、残りの土を入れて植え付け完了です。
最後に苗のまわりを指でそっと押し、安定させます。
バジルが好む土とは?
バジルは排水性と保水性を兼ね備えた水はけの良い土を好みます。市販の野菜用培養土で構いません。なければ、ハーブ用培養土や草花用の土でもよいでしょう。
自分でブレンドする場合は、赤玉土:腐葉土:バーミキュライトを6:3:1くらいの割合で混ぜ、さらに緩効性肥料を混ぜておきます。
バジルのベランダ栽培 手順④たっぷりと水やり
植え付け後はたっぷりと水を与え、明るく風通しのよい場所に置いて育てましょう。
ただし夏場は直射日光で傷みやすいです。真夏は日陰に移動するか遮光ネットを使い、強光によるダメージを防ぎます。
また、強い日ざしに当てすぎると葉が硬くなりやすいので注意します。
バジルの水やり方法と適した置き場所は?
バジルの水やりは土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと与えるのが基本です。
夏場は暑さにより水切れを起こしやすいため、朝夕の2回水を与えます。春と秋は1日1回の水やりで構いません。
水やりのタイミングの目安となるのは「土の表面が乾いた時」です。
予想外の寒さでしおれ気味のバジル【2023/4/8】
予想外の寒さに晒され弱り気味のバジルです。水やりは土が乾いたタイミングで与えていますが、ここ最近は土が乾くのも遅くなっています。
ここはなんとか踏ん張ってもらって、気温が上がってくれることを願います。
バジルの生育適温は20度~30度程度
バジルは暖かい気候を好みます。一般的に、バジルの生育温度は20〜30度程度です。
バジルは寒さに弱く、霜による被害を受けることがあります。寒冷地では、春や夏の季節に育てるのが適しています。
また、高温の日中には水分を十分に与えてやり、乾燥を防ぐように注意しましょう。
まとめ
ということで、今回はベランダが狭くてもできるバジルの簡単な栽培方法をご紹介しました。
心地よい香りと使い勝手のよさが人気のバジル。ぜひ、ご自宅のベランダで育ててみてくださいね。
バジルを苗からプランターで育てる方法
- プランターに培養土を準備します。バジルは栄養の豊富な土壌を好むので、有機質の多い培養土を選びましょう。
- プランターに培養土を入れ、表面をならして均等にならします。
- バジルの苗をプランターに植え付けます。根を傷つけないように注意して植え付け、株間を約20〜30cm空けると良いです。
- プランターを日当たりの良い場所に置きます。バジルは日光を好むので、直射日光の当たる場所が理想的です。
- バジルの土が乾いたら、水を与えます。土の表面が乾いたら、十分に水を与えてください。過湿にならないように、水は適度に与えましょう。
- バジルを定期的に肥料で栄養を補給します。有機質の肥料を使用し、指示に従って適切に施肥してください。
- バジルの葉が成長したら、必要に応じて収穫しましょう。葉を摘むことで、より多くの葉を生産し、植物の形を整えることができます。
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