涼し気な姿が人気のシダ植物「アジアンタム」。観葉植物としてホームセンターや園芸店で見かけることも多いため、気軽に購入しやすい植物です。
でも、アジアンタムの葉がチリチリになる現象にお悩みではありませんか?
そこで今回は、アジアンタムの葉がチリチリになる理由と対処法を徹底解説します。
また、後半では、チリチリになったアジアンタムの簡単な仕立て直し方もご紹介しますので、ぜひご参考にされてくださいね。
この記事を読めば、
- アジアンタムの葉がチリチリになる原因
- アジアンタムの葉がチリチリになった時の対処法
- チリチリになったアジアンタムの仕立て直し方
が分かるよ!
アジアンタムの葉がチリチリになる理由は?
では、アジアンタムの葉がチリチリになる原因からみていきましょう。
アジアンタムは乾燥に弱い
ずばり、アジアンタムは乾燥に弱いです。
シダ植物であるアジアンタムは、湿度70%以上の湿った環境を好みます。
ただ、人間にとって湿度70%以上はベタベタとして不快に感じる湿度です。カビの増殖も懸念されます。
人間にとって快適な空間は、アジアンタムにとっては乾燥した不快な状態である場合多いです。
☆★アジアンタムが枯れる原因についてくわしくはこちら↓↓
空気中の湿度が足りないと葉がチリチリになりやすい
空気中の乾燥状態が続くことでアジアンタムの葉はチリチリにしおれ始めます。
また、エアコンや暖房の風に当たることでも葉がチリチリになることが多いです。
残念ながら、一度チリチリにしおれたアジアンタムの葉は元には戻りません。根元からカットし、新しい葉が出てくるのを待ちます。
チリチリ防水!アジアンタムの葉を美しく保つコツ
アジアンタムには湿度が必要
アジアンタムの葉をチリチリにさせないためには少なくとも70%以上の湿度が必要です。
とはいえ、室内を湿度70%以上にすると人にとって快適とはいえません。そんなときに効果的なのが「葉水(はみず)」です。
チリチリ現象を防ぐためには1日数回の葉水が効果的
葉水は、霧吹きで株全体に水分を吹きかけるお手入れのことをいいます。
アジアンタムの葉を美しく保つには、この葉水が効果的です。1日数回、アジアンタム全体に葉水をすることで葉の乾燥を防ぎます。
加湿器の近くに鉢を置くのもおすすめです。ただ、葉水は必要になるでしょう。
アジアンタムへの葉水は朝・昼・晩など、生活習慣に合わせて習慣化するのがおすすめです。
☆★アジアンタムの葉水について詳しくはこちら↓↓
土の「表面」が乾いたら水やりする
アジアンタムを美しく保つためには、土の表面が乾いたタイミングでの水やりが必要です。
そのため、「鉢を持ち上げて軽い」という段階まで乾燥させると、水枯れを起こす可能性があります。
とはいえ、必要以上の水やりは根腐れの原因になります。他の多くの観葉植物よりもやや多めの回数で水やりすることを意識します。
☆★アジアンタムの水遣り方法について詳しくはこちら↓↓
直射日光を避けて葉焼けを防ぐ
また、アジアンタムは直射日光に強くありません。特に、高温期の強光は葉が焼けて傷む「葉焼け」の原因になります。
アジアンタムが好むのは半日陰です。遮光ネットを利用したり、レースカーテン越しの光を好みます。
葉焼けが進行することで株自体が弱り、枯れてしまうこともあります。
☆★アジアンタムの置き場所について詳しくはこちら↓↓
アジアンタムがチリチリになったときの復活方法
では、すでに全体的に葉がチリチリしてしまった時の対処法もみていきましょう。
チリチリになったときの仕立て直し 手順①根元を1~2cmほど残しすべてカット
アジアンタムの葉がチリチリになってしおれた場合は元に戻りません。
清潔なハサミを使い、根元の茎を1~2cmほど残してそれ以外を思い切ってカットします。豆苗をカットするような感じです。
チリチリになったときの仕立て直し 手順②水やり
カット後、たっぷりと水を与えます。受け皿に溜まった水は根腐れや病害虫の原因になりやすいです。
水やり後の受け皿に溜まった水は毎回捨てます。
チリチリになったときの仕立て直し 手順③ビニール袋に入れる
最後に、鉢がすっぽりと入る少し大きめのビニール袋にアジアンタムを入れ高湿状態を保ちましょう。
袋の口はネジネジ(ワイヤーの入った留め具)や洗濯ばさみなどでしっかりと留めておきます。
うまくいけば根元から新しい葉が展開し始めます。
チリチリになったときの仕立て直し 手順④袋から出す
新しい葉が出てきたら袋から出し、通常の管理に戻しましょう。 ただし、乾燥しないようこまめな葉水で湿気を保つ必要があります。
冬場は暖房の温風、夏場はエアコンの冷風に直接当たらないことが大前提です。
☆★元気がないアジアンタムにお困りの方はこちらの記事がおすすめ↓↓
アジアンタムがチリチリになる理由と復活方法【まとめ】
今回は、アジアンタムの葉がチリチリになる理由と対処法をご紹介しました。
アジアンタムの葉がチリチリになりやすいのは、乾燥する秋頃や冷暖房を頻繁に使用する時期です。
こまめな葉水と適切なタイミングでの水やりで、アジアンタムのチリチリ現象を防ぎましょう。
アジアンタムがチリチリになる理由と対処法
・空気中の乾燥
⇒1日数回の葉水で葉の乾燥を防ぐのが効果的
・冷暖房の風が当たっている
⇒鉢の置き場所を変える
・直射日光による葉焼け
⇒半日陰やレースカーテン越しの日光を好む
・水不足
⇒土の表面が乾いたタイミングでの水やりをする
チリチリになったアジアンタムの仕立て直し【手順】
1.根元の茎を1~2cmほど残しすべてカット
2.水を与える
3.ビニール袋に入れる
4.新芽が展開し始めたら袋から出す