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フィカスアルテシマを外で育てる!約1年、外で育ててみた結果…

剪定後のアルテシマ フィカス・アルテシマ

光沢のあるツートンカラーの葉が美しいフィカス・アルテシマ。室内の少ない光でも育てられる観葉植物として人気です。

そんなアルテシマを屋外で育てるとどうなるのでしょうか?

今回は、アルテシマを気温が許す限り屋外(南向きバルコニー)で育ててみた結果をご紹介します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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フィカスアルテシマを外で育てる!約1年、外で育ててみた結果…

まずは、屋外管理をスタートした際の様子から順にご紹介します。

アルテシマ購入、屋外管理スタート

剪定後のアルテシマ▲2021・10

ホームセンターで購入したアルテシマです。室内に置いて楽しもうと思いましたが、より丈夫な株に育てたいので屋外管理をメインにすることにしました。

とはいえ、アルテシマは寒さが苦手です。

15度以下になったら室内へ移動し冬越しします。それまでは気温が許す限り、屋外の半日陰に置いて管理。

ただし、真夏は葉焼けを防ぐため半日陰から日陰に移動します。果たして、どのような結果になるでしょうか?

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冬は室内へ移動し寒さをしのぐ

天気予報をチェックし、最低気温が15度を下回るようになったので室内へ移動しました。

購入したのが10月、下写真を撮影したのが翌年4月です。(下写真)

ゴムの木(アルテシマ)▲2022・4

購入時よりも葉数が増えて背丈も伸びましたね。ただ、冬の間の日光不足が続いたせいか、葉の色が全体的に濃くなって見えます。

光線不足が続いたことで、イエローの斑入り部分が濃い緑色になってしまったようです。室内に置きっぱなしのアルテシマによく見られるものですね。

暖かくなってきたのでそろそろ屋外へ。しばらくは屋外の半日陰に置き、30度以上の真夏になってきたら葉焼けを防ぐため、半日陰から日陰へ移動します。

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屋外管理から約9か月経過

春になり、再び屋外管理メインにし始めました。新しい葉がどんどん展開しています。

さらに、新しい葉はアルテシマの特徴であるイエローの斑がはっきりと出ていますね。(下写真)

曲げる前のアルテシマ▲2022・7

ただ、古い葉が屋外に移動することで斑が戻ることはないようです。葉の大きさも変わっていません。(下写真)

アルテシマの濃い色の葉と明るい色の葉

やはり、アルテシマの美しい葉をキープするためには、屋外の日光と風が不可欠なのでしょう。

ただ、アルテシマは葉が古くなるにつれて斑入り部分が薄くなり、緑色が濃くなる傾向にあるようです。

曲げてみました!

アルテシマはゴムの木の仲間で幹に柔軟性があるのが特徴。そこで、麻紐を使って曲げ木に挑戦してみました。(下写真)

アルテシマの曲げ加工中▲ほぼ直角に曲げました

麻紐で曲げた状態をキープ。どんな風に育っていくか楽しみです。引き続き、屋外の日陰で管理します。

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屋外管理から約10か月経過

撮影のため室内へ移動しました。屋外で順調に育つアルテシマです。(下写真)

曲げ加工から約1か月半後のアルテシマ▲2022・8

曲げた部分も形状が落ち着いたようなので麻紐をはずしました。いい感じにカーブしてますね。

また、今のうちに植え替えを済ませておくことに。去年は10月にアルテシマを購入し、滑り込みで植え替えを敢行しました。

ただ、寒さが苦手なアルテシマ。株への負担を最小限に抑えるためにも、できるだけ成長がさかんな暖かい時期に植え替えるのがベストです。

購入から約10か月後のアルテシマ▲2022・8

ちょっと斜めになってしまいましたが、ひとまわり大きめの鉢に植え替え完了です。

土はプロトリーフさんの「室内向けの土」を使用。

室内向けの土▲コバエやキノコの原因となる堆肥を使っていないため虫が寄り付きにくい

冬は室内へ移動するため、できるだけ虫が湧きにくい清潔な土をチョイスするのがおすすめですよ。

幹も太くなりました

購入当初と比べて幹もひとまわり太くなりました。(下写真)

アルテシマの幹の変化▲細い茎のようだった幹が木質化、ひとまわり太くなった

また、明るさを表す指標であるルクス値を測定してみたところ、

場所 ルクス値
屋外の半日陰 約18,000~23,000ルクス⇐アルテシマに適している
室内の窓際(南向き、レースカーテン無し) 約8,000~9,000ルクス⇐やや足りない

という結果に。やはり、アルテシマの美しい葉を保つためにも日光は必要なようです。

ただ、必要となるのは日光だけではありません。植物が光合成する上で欠かせないのが「光」「水」「風」の3つです。

植物は風を受けることで気孔の開閉がさかんになり、光合成も活発化するようです。室内に置いたままでは風通しの面でどうしても屋外に敵わないのですね。

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フィカスアルテシマを外で育てる!約1年、外で育ててみた結果…【まとめ】

屋外に置いたアルテシマ

約一年間、アルテシマを屋外中心で管理してみた結果(冬は室内)、葉数が増えただけでなく幹もひとまわり太くなり、葉の色も綺麗に出現するという結果になりました。

もちろん、せっかく迎え入れた魅力的なグリーン。できるだけ自分の目に届く場所=室内に置きたいという方が多いでしょう。

ただ、株を丈夫に育てることはもちろん、美しい葉を保つためには「日光」だけでなく「風」も欠かせません。

でも屋外に置きっぱなしでは寂しい…。そのような場合は、

  • 春~秋は屋外管理メインにする(ときどき室内へ入れて楽しむのもok)
  • 冬(15度以下)は室内管理にして室内で楽しむ

のように、アルテシマの成長に合わせて置き場所を変えてみるのがおすすめです。

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アルテシマを屋外で育ててみた結果(冬は室内)

  • 葉数が増え、幹もひとまわり太くなった
  • 室内へ入れると葉の色が全体的に濃い緑色になった
  • 緑色が濃くなった葉は屋外に出しても以前の明るい色に戻らない
  • 屋外に置くと新しい葉の斑入り部分が鮮やかに出やすい
  • 成長するにつれ、古い葉は色が濃くなる傾向にある

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フィカス・アルテシマ
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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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