「アロマティカスは冬の水やりどれくらいすればいいの?」 「冬になってアロマティカスの元気がなくなってきた気がする…」
アロマティカスは多肉質な丸い葉がかわいい癒し系ハーブです。
今回は、室内での観葉植物としても人気なアロマティカスの冬の育て方と管理のコツをご紹介します。
寒い冬をうまく乗り切ってアロマティカスを元気に保ちましょう!
アロマティカスは多肉植物だけど寒さには弱い。うっかり冬のベランダに出しっぱなしにしていると、高確率で弱ってしまうから注意!
アロマティカスは屋外での越冬は基本ムリ!冬越し方法を解説
アロマティカスは寒さに非常に弱いため、屋外での越冬は基本的に不可能です。
耐えられるのは10度くらいまで
アロマティカスが耐えられるのは10度くらいまでです。
株元が木質化した株であれば、0度程度まで耐えられることもありますが、茎が緑色の株は基本的に屋外での冬越しは避けます。
熱帯地域が原産。寒さには弱い
アロマティカスは熱帯地域が原産です。
アロマティカスは一年を通して暖かい環境に適応して進化してきたため、寒さに対する耐性が低くなっています。
アロマティカスを冬越しさせるなら4つのポイントを押さえておこう!
それでは、アロマティカスの冬場の管理のコツ4つをご紹介します。
10度以下の寒さに当てない
アロマティカスは冬の寒さが苦手です。生育適温は20度~30度。
そのため、気温が10度以下になる場合はアロマティカスを室内の暖かい場所へ移動します。
春~秋の暖かい時期は、アロマティカスを屋外で育てることもできますが、冬場に室内へ移動させることを考えると鉢植えの方がよいでしょう。
ただし、室内であっても窓際は注意が必要になります。
昼間は暖かくても、夜になると一気に冷え込みさらに朝方の結露などの影響もあるからです。
寒さから株を守るためにも、午前中は窓近くで日光浴させ日が暮れたら部屋の中央に移動させましょう。
風通しをよくする
冬場、室内で風通しをよくするのは難しいかもしれません。しかし、アロマティカスは高温多湿を嫌います。
冬、窓を閉め切った暖かい室内でアロマティカスを管理しているとどうしても風通しが悪くなりがちです。
対策としては、水やり後にサーキュレーターを活用し室内の空気の循環をよくしてあげることです。
定期的な空気の入れ替えも忘れずにおこないます。冷気や湿気を意識的に動かすことで、根腐れや病害虫の発生を防ぎます。
乾燥気味に管理
冬場、アロマティカスは生長が緩慢になります。
水を吸う力自体が弱まっているので、土が完全に乾燥したのをしっかり確認してから水やりしましょう。
目安は月に1~2回程度です。冬場に水をやりすぎると根腐れにつながります。
また、湿気が長く土に停滞することで、カビの繁殖をも促しかねません。多湿の原因になるため、受け皿に溜まった水は捨てましょう。
乾燥気味にすることで、アロマティカスの耐寒性を高められます。
冬の水やりをサポートしてくれる便利アイテムもある
「冬の水やりはタイミングが分かりにくい」「できるだけ枯らせたくない」
こんなときに役立つのが水やりチェッカーです。土に挿すだけで色で水やりのタイミングを教えてくれます。
- 白⇒土が乾いている
- 青⇒土が湿っている
管理を楽にしたい場合や、できるだけ失敗を避けたいという方にはこのようなアイテムもおすすめです。
冬の場合は、水やりチェッカーが白になって2~3日してから水やりすればちょうどよいでしょう。
日当たりのよい場所に置く
アロマティカスは日当たりを好む植物です。
室内でも育ちますが、日光不足が続くとひょろひょろと徒長してきます。
徒長すると株自体が弱くなり病気リスクも高まりますので、なるべく日当たりのよい場所で管理しましょう。
日当たりのよい場所に育てると、見た目にも可愛らしい姿をキープできます。
アロマティカスの元気がなんとなく良くない…ってときは?
「管理のコツを抑えているのになんとなくアロマティカスに元気がない…」
そんなときは、鉢底を見てみてください。アロマティカスは生育旺盛な植物です。鉢底から根っこがはみ出ていたら「根詰まり」のサイン。
冬場は植え替えの適期ではありませんが、根詰まりして元気がない場合は植え替えも選択肢の一つです。
根を傷つけないように気を付けて、一回り大きめの鉢に植え替えてあげるとよいでしょう。
あわせて読みたい 「アロマティカスの元気がない!原因と対処法とは?」はこちら
アロマティカスが冬に枯れるときによくある原因【筆者の失敗例】
次に、筆者が育てていたアロマティカスの冬場の管理の失敗例です。こうならないようにくれぐれもお気を付けください。
寒さで枯れたアロマティカス
うっかり、ベランダに植えそのままにしていたアロマティカス。
冬の寒さで枯れてしまいました。(下写真)
茶色く変色して枯れています。
プランターなどに植えると冬場室内に入れにくいので、やはり、移動が容易な大きさの鉢植えがおすすめです。
しかし、枯れたと思ってもアロマティカスの場合、地下に根が残っていて春先に芽吹くこともあるそう…。
筆者は処分してしまいましたが、復活の可能性もゼロではないようです。
アロマティカスにとって寒さは大敵ですね。
根詰まりがきっかけとなり傷んだアロマティカス
次は、根詰まりを放置した結果、うまく生長できずに弱ってしまったアロマティカスです。
アロマティカスの生長は本当に早く、春先に植え替えても秋には根詰まりしていることも多いです。
根詰まりした状態をそのままにしておくと、水やりしてもうまく根っこが養分や水分を取り込めなくなります。
「根詰まり⇒放置⇒水やり⇒うまく水分が吸えず鉢内に水分が停滞⇒根腐れを引き起こす⇒傷む」
ただ、こちらの場合はまだ新しい葉が株元近くから出てきています。
冬になる前に、ひとまわり大きめの鉢に植え替えてあげれば、まだまだ復活する可能性は十分にあります。
また、葉が元気な箇所のみカットして水差しで発根させ、新たに別の鉢で育てなおすこともできます。
鉢底を覗いて根詰まりに気づいたら、早目に植え替えるのが大事ですね。
アロマティカスは屋外での越冬は基本ムリ!冬越し方法を解説【まとめ】
今回はアロマティカスの冬の管理方法をご紹介しました。
アロマティカスは寒さに弱いということがわかりましたね。冬場の管理のコツをつかんで、アロマティカスを冬越しさせ長く楽しみましょう。
アロマティカスの冬の育て方と管理のコツ4つ
- 寒さに当てない←重要!!
- 風通しをよくする
- 乾燥気味に管理
- 日当たりのよい場所に置く
冬場の管理のコツをつかんでアロマティカスを長く楽しみたいですね。
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