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アロマティカスを水差しで育てる方法!根が出ない原因と対処法も

アロマティカスの水差し アロマティカス

「アロマティカスを水差しで育てる方法は?」

「室内でアロマティカスを土を使わずにに育てたい」

爽やかさと甘さを兼ね備えた心地よい香りが人気のハーブ「アロマティカス」。葉は多肉質でもふもふ。触り心地も癒し系の人気の観葉植物です。

今回は、アロマティカスを水差しで楽しむ方法をご紹介します。

アロマティカスの水差し

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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アロマティカス 水差しで育てる方法を解説します【超簡単!】

では、アロマティカスを水差しで楽しむ方法をご紹介します。園芸初心者でも超簡単にできるので、ご安心ください。

アロマティカスを水差しで育てる 手順①「茎をカット」

剪定前のアロマティカス

アロマティカスから茎をカットしましょう。長さは5cm程です。

清潔な剪定ハサミを使用して、なるべく太く丈夫そうな茎を選んでカットします。

ネットでカット苗を購入してもok

アロマティカスの茎

そもそも元となるアロマティカスがない…という場合、ネットでカット苗を購入しても水差しで育てられます。

そのまま水差しにしてももちろん楽しめますが、もし、発根させてより長く楽しみたいのであれば、適期は春~秋にかけての暖かい時期です。

アロマティカスを水差しで育てる 手順②「葉数の調整」

水差しにしてそのまま長く育てたいという場合、発根させるのがおすすめです。

先ほどカットした茎の葉数を減らすことで、発根しやすくなります。

アロマティカスの挿し穂

茎の下半分の葉をハサミでカットします。葉は4枚くらい残しておきます。

 あわせて読みたい 「アロマティカスの増やし方【多肉質な癒しハーブを増やそう!】

カットした葉も楽しもう!

アロマティカスの葉

カットした葉も捨てずに楽しむことができます。お風呂に浮かべて入浴剤にしたり、お茶に浮かべて香りを楽しむのもおすすめです。

おすすめはスチームアロマ。水に葉を浮かべて沸騰させると室内にアロマティカスの香りが広がります。さらに、乾燥しやすい時期には加湿効果も期待できます。

アロマティカスを水差しで育てる 手順③「切り口は斜めにカット」

根っこを失っている状態の茎は水を十分に吸いあげられません。そのため、少しでも水分を吸収しやくすくなるよう、切り口を斜めにカットし断面の面積を広くとります。

切れ味の良くないハサミだと、断面が潰れてうまく水分を吸い上げられないので、できるだけ切れ味の良い剪定ハサミやカッター等でカットします。

くれぐれもケガをしないように気を付けてください。

アロマティカスを水差しで育てる 手順④「水に差す」

葉数を減らした茎を水に浸けましょう。

水差しにしたアロマティカスの下部

これで、アロマティカスの水差しが完成です。

葉の付け根部分の節部は水に浸かるようにした方が発根しやすくなります。

アロマティカスの葉の付け根には小さな脇芽がついていることが多いですが、水に浸かっているうちに腐って茶色く変色します。

脇芽は水に差す前に取り除くのがおすすめです。(上写真は脇芽がついたままですが、取った方が清潔)

水は毎日かえることで、根が腐るのを防げます。

アロマティカスを水差しで育てる 手順⑤「発根」

春~秋の適期であれば、10日程で茎に白い根が出てきます。

発根したアロマティカス

このまま水差しで楽しむのももちろん良いですが、土に植え付けることでより大きく丈夫な株に仕上げられます。

あわせて読みたい「アロマティカスがゴキブリに強い理由【癒しの多肉質ハーブ】」はこちら

 

アロマティカスの水差し、根が出ないときの原因

アロマティカスの水差し

アロマティカスを水に差しても根が出ない時の原因には、以下のようなものがあります。

水温が低すぎるor高すぎる

水温が低すぎたり高すぎたりすると、植物の発根が遅れることがあります。

室温(20~25℃)の水を使用するようにし、窓から少し離れた場所に置いて、急激な温度変化を避けるようにしましょう。

水が傷んでいる

水が汚れていると、細菌やカビが繁殖して植物の根の成長を妨げることがあります。

5日~7日に1回程度は水を交換し、容器を清潔に保つことが重要です。

直射日光

光が強すぎると水が過熱し、根が傷んでしまうことがあります。

明るいけれど直射日光が当たらない場所に置くようにしてください。

茎が弱っていた

使用する茎は健康でないと発根が難しくなります。

水差しに使う部分は健康で、病気や虫害がないものを選びましょう。

また、葉が2~3枚残るようにカットし、余分な葉は取り除くとよいです。

茎が短い

茎は短すぎると発根が難しくなります。

水差しに使う茎は少なくとも10~15cm程度の長さが必要です。

 

アロマティカスの水差し、根が出ないときの対処法

アロマティカス

切り口を更新する

切り口が茶色く腐っている場合、ぶよぶよになった部分をカットし切り口を更新します。

直射日光の当たらない明るい場所に置き、再度根が出るのを待ちましょう。

光が入らない容器に入れてみるのも良い

水差しで発根中

あくまで筆者の経験上ですが、透明の容器に水差しする場合は、根が出るまでは根が出る部分を薄暗くしておくと発根しやすい傾向です。

上写真のように、容器にタオルや紙などを巻いておくと根が出やすくなることあります。

 

アロマティカスを水差しで楽しむ!【経過レポート】

最後に、筆者が育てているアロマティカスの水差しの経過をご紹介します。管理のご参考にされてくださいね。

アロマティカスのカット苗を購入

アロマティカスのカット苗をネットで購入です。モフモフで肉厚の葉は触るだけでも癒されますね。

アロマティカスのカット苗

このカット苗を使って、アロマティカスを水差しでどんどん増やそうと思います。下葉をカットし葉数を減らしたら、水に差して発根させます。

アロマティカスの水差しが発根

発根したアロマティカスの水差し

水差しにしてから7日程経過しました。切り口付近から白い小さな根っこが出てきましたよ。ただ、時期は冬場の1月…。しばらくは水差しで楽しもうと思います。

発根済のアロマティカスを土に植え付ける

十分に発根したアロマティカスの水差し

暖かくなり、アロマティカスの根っこも長く生長しました。このまま水差しにして育てることもできますが、今回は土に植え付けて株を増やします。

アロマティカスを植え付け

水はけの良い土を使用し、アロマティカスの茎を植え付けます。発根しているとはいえ、この根っこはあくまで水差し用の根っこです。

土に植え替えてしっかりと根が張るまでは、どうしても生長が不安定になりがちです。そのため、植え付け後はしばらく風通しの良い場所に置き直射日光は避けます。

土に植え付け後のアロマティカス

こんな感じです。3か月もしたらモリモリにボリュームアップするはずですよ。水やりは土が乾いたら与えますが、植え付け後一週間程は、土が乾燥し過ぎないよう気を付けます。

茎に触れて抵抗を感じるようになったら根が活着した証拠です。そうなれば、「土が乾燥したら水やり」という通常の管理に移行させます。

ただ、アロマティカスは多湿が苦手。水のやり過ぎは根腐れを引き起こしやすいので、やや乾燥気味に管理します。

生長したアロマティカス

生長したアロマティカス

水差しで発根させたアロマティカスを土に植えつけて2か月程経ちました。モフモフに育っていますね。また、根元からも脇芽がどんどん出ています。

特に、暖かい時期はあっという間に生長してワサワサになるので、あと1か月程したら剪定が必要になるはずです。

生育旺盛なのがアロマティカスです!

アロマティカスの茎をカットし再び水差しに

剪定したアロマティカスの茎

あっという間に込み合ったアロマティカスの株。風通しが悪くなると病害虫の温床にもなりやすいので、剪定しました。

そして、剪定で出た茎を使ってまた水差しができます。こんな感じで、アロマティカスは水差しでどんどん増やすことができます。


アロマティカスを水差しで育てる方法!根が出ない原因と対処法も【まとめ】

モサモサのアロマティカス

いかがでしたか。アロマティカスは土だけではなく、水でも簡単に育てることが可能です。ただし、より大きく、丈夫に育てるのであれば水差し後は土に植え替えるのがおすすめ。

水だけで長く育てていると、どうしてもひょろひょろと生長しやすいです。そんなときは、土で育てている株から茎をカットし、水に差せばまた発根させて楽しむこともできます。

お好みでアロマティカスを楽しんでみてくださいね。

アロマティカスを水差しで育てる方法【手順】

  1. 茎をカット
  2. 葉数の調整
  3. 切り口は斜めにカット
  4. 水に差す(水は毎日替える)
  5. 発根

アロマティカスに関する記事はこちら

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アロマティカス
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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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