室内で育てているアロマティカスにコバエが湧いてお困りではありませんか?
心地よい香りと可愛らしい見た目が人気のアロマティカスですが、コバエが湧くと一気に不快感が増してしまいますよね。
そこで今回は、アロマティカスにコバエが湧くときに確認すべきことと、しつこいコバエの対処法について解説します。
アロマティカスにコバエが湧く時に確認すべきこと&対処法
アロマティカスにコバエが湧く場合、まずは土を確認
アロマティカスにコバエが湧く場合、まずは使用している土を確認してみましょう。
その土は、コバエが湧きやすい土ではありませんか?
コバエが湧きやすい土の特徴は有機物を多く含む。たとえば、腐葉土や堆肥を多く含む土
コバエが好むのは「暖かく湿った養分の多い場所」です。このような場所を見つけたら卵を産み付け大繁殖します。
たとえば、腐った植物のまわりや養分の多い場所。腐葉土や生ごみ等がこれに当たります。
つまり、アロマティカスを植え付けている土が「腐葉土」や「堆肥(たいひ)」を多く含む場合、コバエが湧きやすくなると考えられます。
- 腐葉土とは?…主に広葉樹の落ち葉が微生物や温度・湿度の影響を受け発酵したもの
- 堆肥とは?…稲わらや落ち葉、家畜ふん尿、食品残渣などの有機物を微生物の力で分解・腐熟させたもの
暖かい時期ならコバエが湧きにくい土に植え替える
コバエが湧くと、ハエ取り紙や置き型コバエ殺虫剤などの使用を検討される方が多いでしょう。しかし、それでは根本的な解決にはなりません。
コバエの繁殖スピードは凄まじく、種類にもよりますがタマゴから孵化まで2~3日、早ければ1日しかかかりません。しかも、成虫になった瞬間に卵を産みまくります。
コバエをどうにかしたいなら、植え付けている土(=コバエの繁殖地)を見直すのが手っ取り早いでしょう。
おすすめはプロトリーフ「室内向けの土」
春~秋の暖かい時期でかつアロマティカスが元気な状態の場合、思い切って土を見直してみるのがおすすめです。
室内でアロマティカスを育てている場合におすすめなのが、室内向けにブレンドされた土です。
プロトリーフの室内向けの土なら、コバエが湧く原因の一つとされる堆肥を含みません。
団粒構造の土は水はけもよく、蒸れを嫌うアロマティカスにぴったりです。
植え替えは時期的に難しい…とりあえず、手間をかけずにコバエを減らしたい場合は?
「とりあえず手間をかけずにコバエを減らしたい」という場合、コバエを捕獲・駆除してくれるアイテムを使ってみるのもよいでしょう。
土に挿しておくだけでコバエ退治
こちらは、土に挿しておくだけでコバエを捕獲してくれるアイテムです。見た目も自然で植物の邪魔をしません。
化学殺虫成分を使用していないので、室内でも安心して使えますよ。
※とはいえ、コバエを劇的に減らすためには、コバエの温床となっている土を見直すのがおすすめ。「時期的に難しい」「株が弱っていて植え替えに耐えられそうにない」などという場合は応急処置としてこのようなアイテムを使うのもよいでしょう。
水やりは最低限に抑え、明るく風通しのよい場所に置くことが大切
さらに、コバエは高い湿度を好みます。梅雨時期にコバエが湧きやすいのはこのためです。 暖かくジメジメした薄暗い場所、さらに養分を多く含む環境…。
これは、観葉植物を植え付けている土の中とまさに同じ条件です。 水やりは土が乾いてからたっぷりと。メリハリをつけることが大切です。
また、置き場所は明るく風通しのよい場所。室内なら南~東向きの窓際がおすすめです。
水やりチェッカーを使えば管理が楽になる
蒸れを嫌うアロマティカスは水のやり過ぎにより根腐れを起こしやすい植物。ただ、土が乾いたタイミングがイマイチ分からない…という方も多いでしょう。
そんな方におすすめなのが、水やりチェッカーです。
スティック状のチェッカーを土に挿しておくだけで、土の乾き具合を測定。最適な水やりのタイミングを色で教えてくれます。
このようなアイテムを活用することで、コバエの発生を防ぐとともに、アロマティカスに適した環境に整えられます。
チェッカーを使った水やり方法の目安は、以下表を参考にしてみてね。
アロマティカスの水やりについてはこちらの記事でもくわしく解説しているよ。
春~秋(天気予報で最低気温が15度以上) | チェッカーが白になったタイミングでたっぷりと水やり |
秋~冬(天気予報で最低気温が15度以下) | チェッカーが白になってさらに3~4日してから土の半分が湿る程度に水やり |
アロマティカスにコバエが湧く・虫がつく時に確認すべきこと&対処法【まとめ】
ということで、今回はアロマティカスにコバエが湧く時に確認すべきことと、その対処法をくわしくご紹介してみました。
アロマティカスにコバエが湧く原因は、土壌の湿り気や植物の管理状況などさまざまです。
しかし、適切な対処法を取ることで、コバエの発生を予防することができます。定期的な土壌の入れ換えや、水やり頻度の見直しなど。
アロマティカスを長く健やかに育てることはもちろん、室内を心地よく清潔に保つためにも、今回の記事を参考に環境を見直してみてくださいね。
アロマティカスにコバエが湧く主な原因とその対処法
- コバエの温床となりやすいのが、腐葉土や堆肥などの有機物を多く含む土。コバエは暖かく湿った養分の多い土の中に卵を産み付ける習性を持つ
- アロマティカスを植え付けている土がコバエの繁殖地となっている場合、1匹1匹駆除していてはなかなか追いつかない。コバエの繁殖地となっている場所をどうにかしないことにはいたちごっこ
- アロマティカスを植え付けている土が腐葉土や堆肥を多く含む場合、思い切って「室内向けの土」に交換してみるのがおすすめ。ただし、植え替えは暖かい時期かつ株が元気な状態のときにおこなう
関連topics
☆★土に挿しておくだけで最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる便利アイテム↓↓
☆★室内でも清潔に植物が管理できる。虫が湧きにくい室内向けの土↓↓