PR

アロマティカスが難しいといわれる3つの理由は?

育てるのが難しいアロマティカス アロマティカス

「丈夫で育てやすいと聞いて迎え入れたアロマティカスがどんどん弱っていく…」

「育てるのが簡単な上、増やすのも容易と聞いて購入したのになかなか育たない…」

アロマティカスのお手入れが難しいと感じている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、アロマティカスが難しいといわれる3つの理由をご紹介します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

こまめめをフォローする

アロマティカスが難しいといわれる3つの理由は?

育てるのが簡単なはずのアロマティカスが「難しい」と感じる主な理由は3つです。

アロマティカスが難しい理由①徒長しやすい

アロマティカスは観葉植物よりは多肉植物に近い存在です。

観葉植物の多くは半日陰や木漏れ日など柔らかな光を好む反面、アロマティカスは多肉植物と同じく日当たりのよい場所を好みます。

そのため、アロマティカスを室内に置いたままにしていると、茎ばかりが日光を求めて縦方向に伸びやすいです。(下写真)

徒長したアロマティカス

光線不足により間延びするのは徒長(とちょう)の症状です。

徒長すると、観賞価値が下がるだけでなく株自体も弱弱しくなり、ちょっとした環境の変化でダメージを受けやすくなります。

さらにくわしく「アロマティカスを直射日光に当てて育てた結果…」はこちら

春から秋の生長期は日光がたくさん当たる場所に置く

アロマティカスの生育がさかんになるのは20度以上の春から秋にかけてです。

そのため、この時期に日光が不足すると茎が日光を求めて縦方向ばかりに伸びていきます。

結果、全体がスカスカな印象となり株自体もなかなか充実しません。

アロマティカスを大きく丈夫に育てたい場合は、春から秋の暖かい時期だけでも屋外の日向に置くのがおすすめです。

アロマティカス

ただし、移動の場合は少しずつ日光に慣らすことで株へのストレスを最低限に抑えます。

さらにくわしく「アロマティカスがひょろひょろになる理由と対処法!」はこちら

アロマティカスが難しい理由②多湿に弱い

アロマティカスは厚みのある葉に多くの水分を蓄えています。そのため、多肉植物と同じく乾燥にはとても強いです。

その反面、水のやりすぎや蒸れには弱く、多湿状態が続くことで葉や茎が黒く傷んだり、根腐れを起こしたりします。

また、春から秋の暖かい時期には非常に勢いよく根を張り生長するため、鉢の中が根でいっぱいになる「根詰まり」を起こしやすいという特徴もあります。

した写真は根詰まりを放置し続けた結果、鉢内の水はけが悪くなり蒸れ気味のアロマティカスです。

アロマティカス

このように、根詰まりを放置していると同時に根腐れを招くリスクも高まります。

「鉢底から根が出ている」「土がカチコチに固まっている」「水やり後に水分が土に浸透するまで時間を要する」「1年以上植え替えていない」

上記のような場合は根詰まりを起こしている可能性が高いです。春から秋の暖かい時期にひとまわり大きめの鉢に植え替えるか、

伸びた部分をカットし「挿し木(さしき)」で育てなおします。

アロマティカス

さらにくわしく「アロマティカス 水差しで育てる方法を解説します【超簡単!】」はこちら

土がしっかり乾いてから水を与えよう

アロマティカスは乾燥に強い反面、蒸れや多湿で弱りやすいです。

水やりの基本は「土がしっかりと乾いてからたっぷりと」です。ただし、気温が15度以下になったら「土が乾いてさらに3~4日経ってから水を与える」にシフトしましょう。

理由は、低温により生長が鈍ることで根が水分を吸い上げる力自体も弱くなるからです。

土が常に湿った状態になると、根が呼吸できずに腐って傷む「根腐れ」を起こしやすいのですね。

根腐れに至った場合、そのほとんどがそのまま腐敗してしまいます。

さらにくわしく「アロマティカスの葉が落ちるときに確認すべきこと4つ」はこちら

アロマティカスが難しい理由③寒さに弱い

アロマティカスが多くの多肉植物と異なるポイントが「寒さに弱い」ということです。

10度以下になったら室内の暖かい場所へ移動します。うっかり外に出しっぱなしにしていると、下写真のように一晩で凍ってしまいます。

アロマティカス▲5度以下の寒さに当たったアロマティカス

アロマティカスを育てる場合、気温によって場所を移動する必要があるため、地植えよりも鉢植えが管理しやすくおすすめです。

さらにくわしく「アロマティカス 冬の育て方 管理のコツ4つと失敗例も」はこちら

15度以下になったら室内で冬越ししよう

屋外に置いている場合、最低気温が15度以下になってきたら室内へ移動します。

できるだけ日当たりのよい窓際に置いて徒長を防ぎましょう。

また、アロマティカスは蒸れを嫌います。風通しよく管理するのが株を健康に保つコツです。

とはいえ、暖房を効かせた冬場に頻繁に窓を開け閉めするのは難しいですね。

その場合、扇風機やサーキュレーターを活用しましょう。特に、室内でたくさんの観葉植物を管理している場合はサーキュレーターは必須アイテムといってよいでしょう。

観葉植物と並べて置いたサーキュレーター

風通しをよくすることで、根腐れや病害虫、カビの発生を防ぐ効果があります。植物はもちろん、人にとっても快適な空間を作り出すことができますよ。

特に、サーキュレーターはうまく使うことで電気代の節約も期待できます。

さらにくわしく「サーキュレーターと扇風機の違い【植物に適しているのは?】」はこちら

 

まとめ

アロマティカス

今回は、アロマティカスが難しいといわれる理由3つをご紹介しました。

アロマティカスを育てる場合、必ず押さえておきたいポイントが3つです。

それが、「水やりは土がしっかり乾いてから」「できるだけ日当たりのよい場所に置くこと」「10度以下の寒さに当てない」の3つです。

この3つのポイントさえ抑えておけば、丈夫なアロマティカスがそう簡単に枯れることはないでしょう。

さらにくわしく「アロマティカスの元気がない!原因と対処法とは?」はこちら

アロマティカスが難しいといわれる3つの理由は?

  1. 徒長しやすい
  2. 多湿に弱い
  3. 寒さに弱い

アロマティカスのその他topics

「木質化したアロマティカスはそのままでok?」はこちら

「アロマティカスが枯れる原因と元気がないときの対処法を徹底解説」はこちら

「アロマティカスの色が薄い理由は?対処法も」はこちら

「アロマティカスがゴキブリに強い理由【癒しの多肉質ハーブ】」はこちら

アロマティカス
この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

こまめめをフォローする
こまめめをフォローする
タイトルとURLをコピーしました