アンスリウムの葉先が茶色くなっちゃった。。
アンスリウムを育てている方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
アンスリウムの葉先が茶色く枯れる場合、同じように根もダメージを受けている可能性が高いです。
そこで今回は、アンスリウムの葉先が枯れる主な原因と対処法をご紹介します。
アンスリウムの葉先が茶色くなる?原因と対処法を解説
全体的には元気がよさそうなのに葉先だけが茶色く枯れる…。アンスリウムにそんな症状がみられる時の主な原因と対処法をみていきましょう。
葉先が茶色く枯れる主な原因は根詰まり
アンスリウムの葉先が茶色く枯れる場合、主な原因として考えられるのが「根詰まり」や「水不足」です。
「そんなことない、半年ほど前に植え替えたばかり!」
「土が乾いたタイミングで水やりをしている!」
という方も多いのではないでしょうか。アンスリウムの場合、植え替えと同時に2年に1回程度の株分けが必要になります。
2年以上株分けしないままだと、親株のまわりに増えた子株がぎゅうぎゅうに詰まり、スムーズに水分を吸収できなくなることも考えられます。
それどころか、根詰まりを放置し続けていると根腐れを引き起こすことも。
親株のまわりに子株を増やしながら育っていく
アンスリウムは親株のまわりに小さな子株を増やしながら育っていきます。下写真はアンスリウムと同じサトイモ科のスパティフィラムです。
スパティフィラムもアンスリウムと同じく、元株の周りに子株を増やしながら育ちます。
2年以上株分けしていない場合、鉢内が過密になっている可能性が高い
このように、2年以上株分けしていないと根元が絡み合ってぎゅうぎゅうになり、水分や養分がスムーズに吸収しにくくなります。
その結果、葉先が枯れたり花芽が出にくくなるといった症状が現れることもあります。
株分けするなら春がおすすめ
アンスリウムを2年以上株分けしておらず、鉢から葉がはみ出ている場合、春から秋にかけての暖かく過ごしやすい時期に株分けと同時に植え替えます。
なかでも生長期初期にあたる春頃に株分けするのがおすすめです。
春に株分けすることで、その後の生長期間をより長く確保できます。しっかりと根を張らせて冬越しに備えることができます。
アンスリウムの株分け【手順】
- 数日、水やりを控えて土をある程度乾かしておく(湿っていると作業がしにくいため)
- 株分けようの鉢を数個用意しておく
- 現在の鉢からアンスリウムを取り出し古い土をある程度落す
- 親指で株と株の境目を見つけたら力を入れて株同士を割るように分ける
- 分けた株はそれぞれの鉢に入れて新しい土で植え付ける
- たっぷりと水を与えて風通しのよい半日陰に置く
▲結構、力が要りますが手作業の方がハサミよりも傷を付けにくいのでおすすめ
株分け後は風通しのよい半日陰に置いて休ませよう
株分け、植え替え後のアンスリウムは風通しのよい半日陰に置いて休ませます。15度以下は避けて根がしっかりと春まで様子をみましょう。
アンスリウムは空気中の湿度が高い状態を好むため、1日に数回、霧吹きで水分を株全体に吹きかける「葉水」をしてやると美しい姿をキープできますよ。
アンスリウムの葉先が茶色くなる?原因と対処法【まとめ】
今回は、アンスリウムの葉先が枯れる主な原因と対処法をご紹介しました。
アンスリウムの葉先が茶色く枯れる場合、まずは根詰まりを疑ってみてください。鉢底から根が出ていなくても、2年以上株分けしていない場合は株元が詰まっている可能性が高いです。
次に、直射日光が当たっていなかったかを確認します。アンスリウムは直射日光で葉焼けを起こしやすいからです。
葉先が枯れる以外にも、「花が咲かなくなった」「小さい葉しか出てこない」なども根詰まりの症状です。
また、アンスリウムは寒さに弱く、15度以下になると生長が緩慢になります。「根詰まり」「葉焼け」「寒さ」の順番で確認してみてください。
アンスリウムの葉先が枯れる主な原因と対処法
- 根詰まり、株詰まり←まずはこれを疑う!
「鉢底から根がはみ出ている」「2年以上株分けしていない」「水やり後、土に水分が浸み込むまで時間がかかる」などは根詰まりしている可能性が高いです。
春から秋の暖かい時期に株分けを兼ねた植え替えをして、根詰まりを解消しましょう。