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アンスリウムが葉っぱばかり!葉が多い時の原因と対処法

葉っぱが茂ったアンスリウム アンスリウム

アンスリウムをしばらく育てているうちに、花が付かず葉っぱばかりになってしまった方も多いのではないでしょうか?

アンスリウムの魅力といえば、何といっても光沢のある美しい花ですよね。

そこで今回は、アンスリウムが葉っぱばかりになる原因とその対処法を紹介します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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アンスリウムが葉っぱばかりになる主な原因と対処法

トロピカルな雰囲気が漂うアンスリウム

アンスリウムが葉っぱばかりになる場合は、以下のような原因が考えられます。

光線不足

葉っぱばかりになったアンスリウム

アンスリウムは明るい間接光を好みますが、光が不足すると葉ばかりが育ち、花が咲かなくなります。

特に日陰や暗い場所では光合成が十分に行われず、花が形成されにくくなります。

解決策

  • 明るい場所に置き、間接的な日光をしっかりと当てる。室内なら南~東向きの窓際がベスト
  • 光不足が続く場合は、植物用のLEDライトで補光するのも良い
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株元が詰まっている

アンスリウムの根っこ

アンスリウムは生長とともに、元株のまわりに子株が増えていきます。

そのため、何年も植え替えないままでいると、株元がぎゅうぎゅうに詰まって花芽が出にくくなっていることが多いのです。

株元が詰まると花芽は出にくくなります。また、鉢内の水はけ・通気性が悪くなることで根腐れも起こしやすくなるのです。

株分けは春から秋の暖かい時期に済ませよう

アンスリウムの葉

株分けは植物にとって大きな負担となるため、植え替えと同じく、春から秋の暖かい時期におこなうのが適しています。

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2年以上植え替えていない

株分けすることで鉢内の詰まりを解消し、葉だけでなく花芽が出やすくなるのですね。

下写真はアンスリウムと同じく子株を増やしながら生長する観葉植物「スパティフィラム」です。

葉っぱばかりのスパティフィラム

しかし、葉っぱばかりが生い茂って花芽がまったくついていません。本来のスパティフィラムはこんな感じ。(下写真)

スパティフィラムの花

アンスリウムと同じく美しい仏炎苞をつける熱帯性の観葉植物です。

実際に株分けしてみましょう

では、さきほどの葉っぱばかりになったスパティフィラムを鉢から取り出してみましょう。実際に株分けしてみます。

鉢から取り出し、株元を広げてみると…。

株分け中のスパティフィラム

親株のまわりにびっしりと子株がついていますね。分けてみましょう。

株分け後のスパティフィラム

なんと、一株に見えていたスパティフィラムは20個以上の子株の集合体となっていました。

これでは鉢内がぎゅうぎゅう詰めになり、花芽どころか生長自体スムーズにいきません

その後、子株はそれぞれの鉢に分けて植え付けました。しばらくして花芽がつきましたよ。

株分け後、花芽がついたスパティフィラム

こんな感じで、アンスリウムの場合も2年以上株分けしていない場合、鉢内が詰まっている可能性があります。

株詰まりによって鉢内が小さな株の集合体となっている場合、株分けで詰まりを解消してやると、葉だけでなく花芽も出やすくなることがあります。

空気が乾燥しすぎている(50%以下)

葉っぱが多いアンスリウム

アンスリウムは湿度が高い環境を好むため、空気が乾燥すると成長が鈍くなり、花が咲きにくくなります。

対策

葉水

  • 室内で加湿器を使用し、湿度を50~70%に保つ
  • 葉に霧吹きを行い、湿度を維持する

温度不足(20度以下)

アンスリウムの花芽

暖かくなってくると株元から赤味を帯びた花芽が出てくる。

アンスリウムは年中花を咲かせる植物ですが、特に冬場には成長が鈍くなり、休眠期に入ることがあります。

この期間中は花が咲かなくても問題ありません。

対策

  • 冬は少し休眠期として、控えめに水やりを行い、室温もやや低めに維持する。
  • 春になれば、通常のケアを再開して成長を促す。
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アンスリウムが葉っぱばかり!葉が多い時の原因と対処法【まとめ】

色が薄いめのアンスリウム

ということで、今回はアンスリウムが葉っぱばかりになる主な原因とその対処法をご紹介しました。

もちろん、花芽が付かずに葉っぱばかりになる原因は株詰まりだけではありません。他にも、「肥料のやり過ぎ」「寒さ」「光線不足」なども考えられるでしょう。

しかし、少なくとも色つやのよい葉っぱが生い茂っているという場合、今回ご紹介した「株詰まり」が関係している可能性は高いです。

とはいえ、気温の下がる秋から冬に植え替えや株分けを敢行するのは控えましょう。

春から秋の暖かい時期、最低でも20度以上ある時期に、一度鉢から取り出して株が詰まっていないかチェックしてみてくださいね。

アンスリウム
この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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