伸びすぎたアルテシマを剪定で整えたいけど、どこを切ればいいのかわからない。。
樹形の崩れたアルテシマを剪定したい。けど、失敗するのが怖くてそのまま放置している。。
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
剪定というとハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。
ただ、ポイントさえ押さえておけば初心者でも簡単にできるのがアルテシマの剪定です。
フィカスアルテシマの剪定、どこを切るべき?
剪定前のアルテシマ
アルテシマの剪定で切る場所は葉の付け根の約1cm上あたり
アルテシマを剪定する場合、葉の付け根の1cm上あたりを切るのがよいでしょう。
アルテシマの新芽は葉と枝を繋ぐ葉柄(ようへい)※のやや上あたりから出てきます。(下写真)
※葉柄とは、葉と幹を繋ぐ茎のような部分のことです。
「どのあたりから新しい枝を出したいか」「どのあたりにボリュームを出したいか」等を考えつつ、生長後の姿を想像しながら切る場所を決めましょう。
さらに新芽が生長するとこんな感じ。(下写真)
うまくいけば剪定から約2~3週間で新芽が出てきます。時期が良ければ3~4つの新芽が出てくることも。
アルテシマの剪定に適しているのは春~秋。なかでも気温が上がり始める5月~6月頃に剪定すれば、より多くの新芽が見込めるよ。
アルテシマ剪定後の経過はこんな感じ
剪定後のアルテシマ【2021・10】
葉はすべて切り落とさず、2~3枚残しておくのが安心。
剪定から約9か月後【2022・7】
ちなみに、剪定で出たアルテシマの枝は挿し木で増やせるよ。くわしいやり方は下記事を参考にしてみてね。
あわせて読みたい「アルテシマを挿し木で増やす方法を分かりやすく解説!」
剪定後の切り口が直径1cm以上なら「癒合剤」で保護するのが安心
剪定後の切り口が直径1センチ以上ある場合、傷口保護のため「癒合剤」の使用を検討しましょう。
植物の剪定で生じた傷口を保護するのが癒合剤です。主な目的は、植物の傷口を保護し、治癒を促進する効果が得られます。
植物の剪定後にできる切り口は傷。病原菌や害虫が侵入する恐れがあるんだ。傷口を保護することでこれらのリスクを軽減できるよ。
フィカスアルテシマの剪定方法。適期は春~初夏
フィカスアルテシマの剪定手順は以下の通りです。成功のコツは適期におこなうこと、これに尽きます。
準備するもの
- 剪定ばさみ
- 手袋
- プラスチックシートや新聞紙(切り取った枝や葉をまとめるため)
適切な時期を選ぶ
ゴムの木の剪定は、春~初夏の成長期が最適です。
この時期は、木が新しい成長を始めるため、剪定後の回復が早くなります。
手順
- 鋭利な剪定ばさみを使って、枝分かれさせたい部分をカット。古くなったり、病気にかかった葉もカットしておく
- 樹液はそのまま放置でok。かさぶたになってくれる
- 剪定後、葉が大幅に減った場合は土が乾きにくくなるので水のやりすぎに注意
アルテシマの剪定後、失敗を防ぐために気を付けるべきポイントは?
アルテシマの剪定後は以下のポイントに気を付けて管理します。
葉を大幅に減らした場合、水のやり過ぎに注意する
剪定によって葉数が大幅に減った場合、剪定前よりも土が乾くのが遅くなります。その理由が「蒸散」です。
植物は葉から水分を放出していますが、剪定で葉数が減ることで蒸散量が減り、剪定前よりも土が乾きにくくなります。
そのため、剪定後は水のやり過ぎに注意。土が乾ききる前に水を与え続けていると根腐れを起こします。
水やりチェッカーを土に差しておくと水やり管理がしやすくなるよ。
あわせて読みたい 「観葉植物好きなら必ず持っておくべき!優秀すぎる園芸アイテム【厳選】」
明るく風通しの良い場所におくことが大切
アルテシマに限らず植物を育てる上で欠かせないのが「風」です。植物は風を受けることで光合成がさかんになり、枝や幹も丈夫に育ちます。
酸素の放出や二酸化炭素の吸収を助けるためには風が必要なんだ。風によって新鮮な空気が供給され光合成が効率的に行える。ただし、エアコンの風は×!
アルテシマを室内で管理している場合、どうしても悪くなりがちなのが風通しです。
特に、窓を閉め切る時期は風通しの悪さによって引き起こされる根腐れ・カビ・害虫に注意します。
サーキュレーターや扇風機を使って、一か所に停滞しがちな湿気や冷気を動かそう!
アルテシマの剪定はどこを切るのが正解?剪定手順と剪定後の注意点【まとめ】
- アルテシマを剪定する際に切る場所は「葉の付け根(葉柄と幹の繋ぎ目)の約1cm上あたり」が目安
- 剪定で生じた切り口が直径1cm以上あるなら癒合剤で保護するのが安心
- 剪定後のアルテシマは土が乾きにくくなることが多いので水のやり過ぎに注意する
- 明るく風通しの良い場所に置いて管理を続ける
アルテシマやウンベラータなどゴムの木の仲間は生長が早い。定期的な剪定で伸びすぎた樹形を整えてみてね!