100円のエアプランツってそもそも安い。大きく育てるのは無理なんじゃないの?
育てるのが簡単と聞いて買ってみたけど、気付いたらカラカラに乾いて枯れちゃった…。大きく育てるにはどうすればいいの?
100円ショップで購入したエアプランツが大きくならずにお悩みの方。
小さなエアプランツでも、管理のポイントさえ押さえていれば初心者でも簡単に大きく育てることが可能です!
今回は100均の小さなエアプランツを大きくする方法、エアプランツを育てる時にしてはいけないことをまとめて紹介します。
初心者でも簡単!100円のエアプランツを大きくする方法
エアプランツを大きくするなら、以下のポイントを押さえておく必要があります。
気温が許す限りは屋外で育てる
エアプランツは室内で育てることもできますが、大きく育てたいなら屋外で育てるのがおすすめです。
エアプランツの生育適温は20度~30度くらい。
最低気温が15度以上になれば屋外に置いて、十分な風と光に当てると生育がよりさかんになります。
ただし、30度以上になる夏場は高温で葉焼けを起こしやすいよ。真夏は半日陰に置くか遮光ネットの下で育てよう。夜間のみ涼しい室内で休ませるのもおすすめ。
春と秋は肥料を与える
エアプランツは肥料を与えずとも問題無く育つことが殆どです。
ただし、今より大きく育てたいなら肥料を与えるのがおすすめ。
春と秋の生育が盛んな時期に、規定量の約2倍に薄めた液体肥料を霧吹きで水遣りと共に与えます。
エアプランツは意外と肥料喰い。ただしいきなり濃度の高い肥料を与えるのは避けて。肥料を与えすぎると葉を傷めやすいよ。まずは薄めからスタートして、様子をみつつ濃度を調整してね。
霧吹きして湿度を保つ
エアプランツは土を使わないため、水が無くても育つと思われがちです。
しかし、エアプランツは高い湿度と適度な風がなければうまく育ちません。
自生地でのエアプランツは空中から水分を補給しています。なぜなら湿度が高い環境だから。
日本の一般家庭内でエアプランツを育てる場合、水を与えないと水不足で弱ってしまいます。
エアプランツが好む湿度は80%以上。室内でこれだけの湿度を保つのは無理。だから霧吹きで水分を補給する必要があるんだね。
室内なら南~東向きの窓際、明るさと風通しを確保
エアプランツは耐陰性があるため室内でも育てられる観葉植物として人気があります。
しかし、今より大きく育てたいなら光と風は不可欠です。
室内なら南~東向きの窓際に置き、明るさと風通しを確保する必要があります。
窓を閉め切る時期はサーキュレーター必須だよ。風通しが悪いと蒸れて、根元が傷みやすくなるんだ。エアプランツは適度な風を受けることで気孔の開閉が活発になり、光合成がさかんになるよ。
エアプランツを大きくしたい時にしちゃいけないことは?
窓を閉め切った室内に置きっぱなしはNG
窓を閉めた室内にエアプランツを置きっぱなしにするのはNGです。
エアプランツは適度な風に晒されることで呼吸しています。
風通しが悪いと蒸れやすいだけでなく、光合成がスムーズにおこなえません。
窓を閉め切りがちになる夏や冬はサーキュレーターを使って、室内の空気を動かして。一か所に溜まりがちな冷気や湿気を拡散させるよ。
夏の直射日光に当てるのはNG
寒さが大の苦手のエアプランツですが、日本の夏の暑さはかなりのストレスになります。
エアプランツの生育適温は20度~30度くらいです。30度を超えるようなら直射日光を避け、半日陰か遮光ネットの下へ移動します。
室内なら南~東向きの窓際に吊るしておけばok。筆者宅ではレースカーテン無しで育てているよ。日当たりが確保できないなら、植物育成LEDライトを活用してみて。
肥料の与えすぎはNG
エアプランツを大きくしたいからといって、肥料を与え過ぎたり、規定量以上の量を与えたりするのは逆効果です。
肥料を与えすぎると「肥料焼け」を起こし、葉が変色したり株自体が弱ったりしてしまう恐れがあります。
面倒でも肥料はしっかり量って与えよう。夏と冬は極端な暑さと寒さで生育が鈍るから、肥料は基本不要だよ。吸収しきれないほどの養分は株を傷める原因になるから注意してね。
何時間も水に付けっぱなしにするのはおすすめしない
さまざまな考え方がありますが、個人的にはエアプランツを長時間水に付けっぱなしにするのはおすすめしません。
植物も呼吸しています。何時間も水に浸せば保水はできますが、呼吸できずに弱ってしまう恐れもあります。
筆者の場合、エアプランツへの水やりは基本霧吹きでおこなっているよ。水に浸す場合は3分程度。管理環境にもよるけど、筆者の場合は長時間水に浸すソーキングではあまりうまくいかなかった。その辺はお好みで調整してみてね。
大きくなるエアプランツは?育て甲斐あるおすすめの品種はコレ!
100円ショップでも、管理のコツさえつかめば30cmくらいまで大きく育てることが可能です。
大きくなるエアプランツ①ハリシィ
ダイソーで見かけることも多い。生長も比較的早くて観察し甲斐があるエアプランツ。大きくなると高さ30cmくらいまで育つといわているよ。
大きくなるエアプランツ②カプトメデューサ
大きくなると、高さ30cmくらいまでに育つといわれているよ。うねるようなシルバーリーフがカッコいいエアプランツ。ダイソーで見かけることも多い。
大きくなるエアプランツ③キセログラフィカ
エアプランツの王様、大型種といえばキセロ!存在感のあるサイズで人気の品種だけど、ダイソーで見かけることはほぼ無い。エアプランツの管理に慣れてきたら挑戦してみてね!
よくある質問
エアプランツを大きくしたいなら屋外で育てるべき?
エアプランツを今より大きくしたいなら日当たり・湿度・風通しが確保しやすい屋外で育てるのがおすすめです。
ただし極端な暑さと寒さに晒される夏と冬のみ室内で育てます。
筆者の場合、真夏は夜間のみ室内で休ませてるよ。冬はもちろん室内管理。最低気温が15度以下になってきたら室内へ避難させてるよ。
エアプランツを大きくしたいなら毎日肥料を与えるべき?
エアプランツを今より大きくしたいのであれば、肥料を使って育てるのがおすすめです。
ただし、毎日与えると逆に株を傷めてしまいます。肥料を与える頻度は以下を参考にしてみてください。
- 春、秋…週に1回ほど、2倍以上に薄めた液体肥料を霧吹きで吹きかける
- 夏、冬…暑さ、寒さにより生育が緩慢になるため肥料は基本与えない
肥料の与え過ぎは株を傷める原因になることもあるんだ。液体肥料の場合、観葉植物に与える量のさらに2倍以上に薄めて与えてね。
活力剤なら毎日与えてもok?
肥料を違い、活力剤であれば時期を気にせず一年を通して与えることができます。
肥料の場合、与えすぎると葉が傷んでしまいますが、活力剤の場合は与え過ぎたからといってトラブルに発展することは殆どありません。
かといって、個人的には活力剤であっても毎日与えることはおすすめしません。
我が家では春と秋は月に2~3回ほど肥料、夏と冬は肥料無し。活力剤は寒くなるタイミングの秋や真夏、真冬など弱りやすい時期の少し前にときどき与えているよ。
まとめ
- エアプランツは初心者でも簡単に大きく育てられる
- 気温が許す限りは(15度以上)屋外で育てると生育がより盛んになる
- 生育が盛んな春と秋は規定量の約2倍に薄めた液体肥料を霧吹きで与えるとよい
- 適度な水やりで湿度と風通しを保つこと
- 室内なら南~東向きの窓際に吊るし、明るさと風通しをキープ
- エアプランツを大きくしたいからといって、肥料を毎日与えたり、夏の直射日光に当てるのは逆効果。窓を閉め切った室内に置きっぱなしも×
- 100円でも買えるエアプランツのなかでも特に大きく育つおすすめ品種は、「ハリシィ」「カプトメデューサ」など。大きくなれば30センチほどに育つ