PR

リプサリスはハイドロカルチャー可能?失敗回避のコツを解説

エッグポットに植えたリプサリス リプサリス

ハイドロカルチャーでリプサリスを栽培してみたい…

結論、リプサリスをハイドロカルチャーで育てるのは不可能ではありません。

ただ、リプサリスをハイドロカルチャーで栽培する場合、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

そこで今回は、リプサリスをハイドロカルチャーで育てる方法と、失敗回避のためのコツについてまとめてみました。

ハイドロカルチャーとは?…土を使わずに水と人工用土で植物を育てる栽培方法。清潔で管理がしやすく、室内での栽培に適しています。

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

工藤こまめをフォローする

リプサリスはハイドロカルチャーに向いている?失敗回避のコツは3つ

わさわさ可愛いリプサリス

結論から言うと、リプサリスはハイドロカルチャーに向いているとは言い難いです。

ただ、今回紹介するポイントを押さえて管理を続けていれば、ハイドロカルチャーでのリプサリス栽培も不可能ではありません。

リプサリスをより長く育て続けたいなら、土での栽培をおすすめします。

ハイドロカルチャーはかわいそう?デメリットの解決策も解説!

水やりは水位が底をついてから

ハイドロカルチャーの水やり方法

ハイドロカルチャーでは、容器内の水位が底をついてから水を足すのが基本です。

水が多すぎたり、水やり頻度が多すぎると、あっという間に根腐れしてしまいます。

ハイドロカルチャーの水の量はどれくらい?頻度と量を時期別で解説

根腐れ防止剤の使用

ハイドロカルチャーの底に敷いた根腐れ防止剤

根腐れ防止剤(ミリオンA等)を使用することで、水の滞留による根腐れを防ぐことができます。

容器底に根腐れ防止剤が確認できない場合、表面に散布して使用できる「イオン交換樹脂栄養剤」がおすすめです。

イオン交換樹脂栄養剤…栄養剤と根腐れ防止剤の2役を担ってくれる資材。植物に必要な栄養分を補ってくれると同時に、容器内にある老廃物を吸着して水を浄化し、根腐れを防ぐ。

根腐れ防止剤なしでハイドロカルチャーを育てた結果…

半年~1年に一度の植え替え

根に絡みついたハイドロボールを除去

ハイドロカルチャーでは、定期的に容器内部の洗浄・交換が必要になります。

特に底穴の開いていない容器の場合、根腐れを防ぐためにも、最低1年に一度は内部の洗浄・交換が必要です。

ハイドロカルチャーには限界がある?元気がない理由と管理のコツ

\ 3,980円以上で送料無料 /

 

リプサリスをハイドロカルチャーで育てる方法

リプサリスの挿し芽

準備するもの

  • リプサリスの苗(小さめがおすすめ)
  • ハイドロカルチャー用の透明容器
  • ハイドロボール(小粒)
  • 根腐れ防止剤(ミリオンAなど)

植え付けの手順

  1. 容器の準備:容器の底に根腐れ防止剤を敷き詰めます。これにより、水の滞留による根腐れを防ぎます。
  2. ハイドロボールを入れる:容器の1/3程度までハイドロボールを入れます。
  3. リプサリスの植え付け:リプサリスの苗をハイドロボールの上に置き、周りにハイドロボールを追加して固定します。
  4. 水を入れる:容器の1/4程度まで水を入れます。水の量は、根が浸からない程度に調整します。

管理のポイント

  • 水やり:水がなくなったら追加しますが、根が常に水に浸かっている状態は避けます。水の量は、容器の1/4程度を目安にします。
  • 栄養液:2〜3ヶ月に1回、ハイドロカルチャー用の栄養液を与えます。与えすぎると根が傷むので、適量を守りましょう。
  • 光の管理:リプサリスは明るい場所を好みますが、直射日光は避けます。レースカーテン越しの光が最適です。
  • 温度管理:リプサリスは温暖な環境を好みます。冬場は15℃以下にならないように注意しましょう。

冬のハイドロカルチャー 寒い時期に押さえておくべきポイント3つ

\ 3,980円以上で送料無料 /

 

リプサリスをハイドロカルチャーで育てる際の注意点

鉢から取り出したリプサリス

水やりは水位が底をついてから

ハイドロカルチャーで最も注意すべきは根腐れです。根腐れを防ぐためには、以下の点に注意します。

  • 水の量を適切に管理する:水が多すぎると根が窒息し、根腐れを起こします。水の量は容器の1/4程度に保ちます。
  • 根腐れ防止剤を使う:根腐れ防止剤を容器の底に敷くことで、水の滞留を防ぎます。

温度変化の少ない明るい場所

リプサリスは明るい場所を好みますが、直射日光に当たると水温が急上昇し、根を傷める恐れがあります。

特に夏場は、直射日光を避け、レースカーテン越しの光を当てるようにしましょう。

15度以下にならないよう配慮

リプサリスは温暖な環境を好みますが、寒さには弱いです。

特に水温は変化しやすいため、冬場は最低でも10℃、できれば15度以下にならないように注意しましょう。

ハイドロカルチャーの藻対策!容器内が緑色になるのはカビ?アオコ?

 

リプサリスをハイドロカルチャーで育てるメリット

気持ち悪いけど可愛い我が家のリプサリス

リプサリスをハイドロカルチャーで育てることは、従来の土を使った栽培とは異なる多くのメリットがあります。

害虫や病気のリスクが低い

ハイドロカルチャーは土を使わないため、土壌に由来する害虫や病原菌のリスクが大幅に低減されます。

特に、コバエやダニなどの害虫が発生しにくいため、室内で植物を育てる際の衛生面での心配が少なくなります。

根の状態が確認しやすい

透明な容器を使用することで、根の状態を直接観察することができます。

これにより、根腐れや根の成長状況を早期に発見し、適切な対策を講じることが可能です。

水の管理が簡単

ハイドロカルチャーでは、水の量を容器の1/4程度に保つことで、適切な水分量を維持できます。

これにより、水やりの頻度が少なくなり、忙しい人でも管理がしやすくなります。

透明な容器で根の成長を観察

透明なガラス容器を使用することで、根の成長を観察できるため、植物の成長過程を楽しむことができます。

これは、特に植物愛好家にとって大きな魅力です。

デザイン性が高い

ハイドロカルチャー用の容器は、デザイン性が高いものが多く、インテリアとしても映えます。

リプサリスの独特な形状と相まって、部屋の雰囲気を一変させることも可能です。

配置の自由度が高い

土を使わないため、植物の配置や移動が簡単です。

これにより、季節や気分に応じて、部屋のレイアウトを自由に変更することができます。

 

リプサリスのハイドロカルチャー栽培に関するよくある質問

Q: リプサリスをハイドロカルチャーで育てるのは難しいですか?

A: リプサリスは比較的育てやすい植物ですが、ハイドロカルチャーでの栽培にはいくつかのポイントを押さえる必要があります。

水の量や光の管理に注意すれば、初心者でも育てられなくはありませんが、

丈夫な株に育てていきたいなら、個人的にはハイドロカルチャーはおすすめしません。

ハイドロカルチャーと土、どっちか迷ったときの判断基準

Q: ハイドロカルチャーで育てたリプサリスは、土に植え替えることはできますか?

A: 可能ですが、根が水耕栽培に適応しているため、土に植え替える際には慎重に行う必要があります。

植え替え後は、根が新しい環境に慣れるまで水やりを控えめにします。

ハイドロカルチャーから土に植え替える方法。メリットとデメリットも解説

Q: リプサリスが枯れてしまった場合の原因は?

A: リプサリスが枯れる原因として考えられるのは、根腐れ、過度な日光、低温、栄養不足などです。

それぞれの原因に応じた対策を行いましょう。

ハイドロカルチャーは大きくならない?難しいといわれる3つの理由

 

リプサリスはハイドロカルチャー可能?失敗回避のコツ【まとめ】

リプサリスをハイドロカルチャーで育てることは、清潔で管理がしやすいため、室内での栽培に最適です。

しかし、水の量や光の管理、温度調整など、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

この記事で紹介したコツを参考に、リプサリスのハイドロカルチャー栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか?

リプサリス
この記事を書いた人

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

工藤こまめをフォローする
工藤こまめをフォローする
タイトルとURLをコピーしました