
リプサリスの栽培に適した鉢って、どんな鉢…?
実はリプサリスは「着生植物」といい、自生地では、樹木の表面や岩の隙間などに根を張って育ちます。
根が比較的浅いため、鉢の形状や素材も成長に大きく影響するんです…!
そこで今回は、リプサリスの栽培に適した鉢の条件やその選び方について詳しく解説します。
リプサリスに適した鉢の条件3つは?
リプサリスの鉢を選ぶなら、以下3つの条件をすべてクリアしている必要があります。
水はけが良い
リプサリスは過湿に弱いため、水はけの良い鉢が必須です。鉢底に底穴が開いていることは最低条件。
小さな穴1つだけよりは、複数の穴が開いているものがより排水性に優れます。
通気性が高い
リプサリスの根は空気を好むため、通気性の高い鉢が適しています。
素焼き鉢やテラコッタ鉢などの通気性の良い素材がおすすめです。
深鉢よりは浅鉢
リプサリスの根は浅く広がる傾向があるため、深すぎる鉢は避けた方がよいでしょう。
浅めで横に広がる形状の鉢が最適です。
リプサリスに適した材質の鉢は?
リプサリスに適した鉢の素材には、それぞれ特徴があります。以下に代表的な鉢の種類とその特性を解説します。
素焼き鉢・テラコッタ鉢
通気性に優れる素焼き鉢。見た目が似ているものにテラコッタ鉢がありますが、より通気性に優れるのは素焼き鉢です。
メリット
- 通気性が高く、根が呼吸しやすい
- 水分が蒸発しやすく、過湿になりにくい
- 鉢自体の重さがあるため安定感がある
デメリット
- 水分が蒸発しやすいため、乾燥しやすい
- 冬場は乾燥しすぎる可能性がある
プラスチック鉢
万が一落下しても破損の心配のないプラスチック鉢。ハンギングにおすすめです。
メリット
- 軽量で持ち運びしやすい
- 水持ちが良く、乾燥しにくい
- 安価で手に入れやすい
デメリット
- 通気性が低く、根腐れしやすい
- 水はけを工夫しないと蒸れやすい
セメント鉢・陶器鉢
デザイン性に優れる陶器鉢・セメント鉢。小さな底穴1つだけのものが多いので、水はけの確保が大事です。
メリット
- デザイン性が高く、インテリアに馴染みやすい
- 重量があり、倒れにくい
デメリット
- 排水性が低いものが多く、鉢底石などの対策が必要
- 素材によっては高価
- 鉢を浮かせて底穴の通気を確保する「ポットフィート」があると根腐れ対策になる
3Dメッシュ鉢
鉢全体がメッシュ構造の3Dポットは、風通しが大きく制限される室内での栽培におすすめです。
メリット
- 通気性と排水性に優れ、根腐れしにくい
- 軽量で扱いやすい
- デザイン性が高く、モダンな雰囲気を演出できる
デメリット
- 市場に流通している種類が少なく、高価な場合がある
- 強度が低い場合があり、衝撃に弱いことがある
- 屋外管理の場合は水切れに注意
▶【口コミ】水はけの良い植木鉢をお探しの方へ。ジャイロポットのレビュー!
リプサリスに適した鉢のサイズと形状の選び方
サイズの選び方
リプサリスは根が浅いため、大きすぎる鉢は避けた方がよいです。
根の広がりを考慮し、植物の大きさに対して1.2倍程度の直径の鉢が適しています。
形状の選び方
- 浅鉢:根の浅いリプサリスには浅めの鉢が適しています。
- 吊り鉢:リプサリスは垂れ下がるように成長するため、吊り鉢にするとナチュラルな雰囲気になります。
リプサリスに適した鉢の条件は?失敗しない鉢ポットの選び方【まとめ】
- 水はけの良い鉢を選ぶ(底穴のあるもの)
- 通気性の高い素焼き鉢が最適
- 深すぎず、適度なサイズ感のものを選ぶ
- デザイン性も考慮し、吊り鉢なども活用する
適切な鉢を選ぶことで、リプサリスをより元気に育てることができます。
育成環境に合った鉢を選び、美しいリプサリスを楽しみましょう✨