
リプサリスの根元が茶色く木質化してきちゃった…
リプサリスを何年も育てていると、根元部分が茶色く木質化してくることが多いです。
ただ、木質化すると緑色の部分が減って、なんとなく見栄えが悪い…と感じる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、リプサリスの根元が木質化する原因と、木質化を防ぐ方法、緑色の部分を復活させる方法について解説します。
リプサリスの根元が木質化する原因は?
リプサリスの根元が木質化する原因は、主に以下のような原因が考えられます。
自然な老化現象
リプサリスは、成長するにつれて根元が木質化するのが自然です。
これは、植物が自身を支えるために茎を強化するためで、特に多年生の植物ではよく見られます。
環境ストレス
リプサリスが置かれている環境がストレスになっている場合、根元が木質化することがあります。
- 光不足: リプサリスは明るい場所を好む植物です。光が不足すると、光合成が十分に行われず、茎が弱くなり、木質化が進む可能性もあります。
- 温度変化: 急激な温度変化や極端な低温も、リプサリスにストレスを与え、木質化を促進することがあります。
木質化したリプサリスの緑色を復活させる方法は?
すでに木質化した部分を緑色に戻すことはできませんが、挿し芽で再生させることができます。
剪定で新芽が出るのを促す
木質化した部分を剪定することで、新しい芽が出やすくなります。
剪定する際は、清潔なハサミを使用し、切り口が乾燥するまで数日間放置します。
その後、新しい土に植え替えると、新しい芽が生えてくる可能性があります。
挿し芽で再生させる
剪定で出た茎を挿し芽に使うこともできます。挿し芽にする茎は、数日間乾燥させた後、新しい土に挿します。
適度な湿度を保ちながら管理すると、根が生えて新しい株として成長します。
心配な場合は、根が出るまで水に挿してもok。発根したら土に植えつけましょう。
病害虫の対策
リプサリスが病害虫に侵されると、成長が阻害され、木質化が進むことがあります。
定期的に植物を観察し、病害虫の早期発見・早期対策を心がけましょう。
- 害虫対策: リプサリスには、カイガラムシやハダニなどの害虫がつくことがあります。見つけた場合は、早めに駆除しましょう。薬剤を使用する場合は、植物に優しいものを選びます。
- 病気対策: リプサリスが病気にかかると、葉や茎が変色したり、枯れたりすることがあります。病気の原因となるカビや細菌を防ぐためには、風通しの良い場所で管理し、過剰な水やりを避けることが重要です。
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リプサリスの木質化を防ぐ方法はある?
リプサリスの木質化は自然な現象のため、完全に防ぐことは難しいです。ただ、以下の方法で木質化を遅らせられる可能性があります。
適切な光環境を整える
リプサリスは明るい場所を好む植物です。光が不足すると、茎が弱くなり木質化が進む恐れがあります。
室内であれば、南~東向きの窓際に置くのが理想です。窓越しの光ならレースカーテンは基本要りません。
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適切な温度管理
リプサリスは温暖な気候を好みます。
急激な温度変化や極端な低温はストレスとなり、木質化を促進する可能性があります。
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定期的な剪定
リプサリスの茎が伸びすぎたり、混み合ったりしている場合は、定期的に剪定を行いましょう。
剪定することで、新しい芽が出やすくなり、木質化した部分の割合を減らすことができます。
適切な土の管理
リプサリスを育てている土が古くなっている場合は、新しい土に替えることで栄養補給ができます。
多肉植物用の土を使用し、水はけの良い環境を維持しましょう。
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病害虫の予防
病害虫に侵されると、リプサリスの成長が阻害され、木質化が進むことがあります。
定期的に植物を観察し、早期発見・早期対策を心がけましょう。
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リプサリスの根元が木質化する原因と緑色を復活させる方法【まとめ】
リプサリスの根元が木質化する原因は、自然な成長過程や環境ストレスなどが考えられます。
しかし、適切な環境を整え、栄養補給や剪定、挿し木を行うことで、緑色の部分を復活させることが可能です。
リプサリスを健康的に育てるためには、日々の観察と適切なケアが欠かせません。
ぜひ、この記事を参考にして、リプサリスの美しい緑色を保ちながら育ててみてくださいね✨