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リプサリスが黒くなる原因と対処法を徹底解説します!

わさわさに育ったリプサリス・ピロカルパ リプサリス

リプサリスを長く育てていると、茎や葉が黒くなってしまうことがあります。

リプサリスが黒くなる原因はいくつか考えられますが、早めの対処が必要なケースが多いです。

そこで今回は、リプサリスが黒くなる原因とその対処法を詳しく解説します。

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・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
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リプサリスが黒くなるときによくある原因

リプサリスと握手

リプサリスの茎が黒くなる原因は、主に以下の4つが考えられます。

過剰な水やりによる根腐れ

リプサリスは多肉植物の一種であり、乾燥に強い性質を持っています。

そのため、過剰な水やりは根腐れを引き起こし、茎が黒くなる原因となります。

根腐れが進行すると、根が酸素不足になり腐敗。結果、茎が黒くなり、最終的には枯れてしまう。

リプサリスの水やり頻度、量、時間帯を時期別で解説します!

低温による凍傷

リプサリスは温暖な気候を好む植物です。

冬場に気温が低下しすぎると、凍傷を起こすことがあります。凍傷になると、茎が黒くなり、柔らかくなってしまいます。

特に、夜間の冷え込みが厳しい場所では注意が必要です。

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日光の当たりすぎによる日焼け

リプサリスは直射日光に弱い植物です。

強い日光に長時間当たると、葉や茎が日焼けを起こし、黒くなることがあります。

特に夏場の直射日光は、リプサリスにとってかなり過酷な環境!

病害虫の影響

ハダニ(害虫)被害によりまばらに色抜けしたクワズイモの葉っぱ

リプサリスが黒くなる原因として、病害虫の影響も考えられます。

特に、カイガラムシやハダニなどの害虫がつくと、植物の栄養を吸い取られ、茎が弱って黒くなることがあります。

葉がベタベタしたり、蜘蛛の巣や白い綿状のものが湧く場合は要注意!

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リプサリスが黒くなったときの対処法

花が咲いたリプサリス

リプサリスの茎が黒くなってしまった場合、以下の対処法を試してみてください。

過剰な水やりによる根腐れの対処法

リプサリスに適した土

根腐れが原因で茎が黒くなっている場合、まずは水やりを控えることが重要です。以下の手順で対処しましょう。

  1. 水やりをストップする: まずは水やりを完全にストップし、土を乾かします。根腐れが進行している場合、根が腐っている可能性が高いので、すぐに水を与えるのは避けましょう。
  2. 植え替えを行う: 根腐れがひどい場合、植え替えが必要です。リプサリスを鉢から取り出し、腐った根を取り除きます。新しい土に植え替え、水やりは控えめに行います。
  3. 排水性の良い土を使う: 植え替えの際には、排水性の良い土を使うことが重要です。多肉植物用の土や、パーライトを混ぜた土を使うと良いでしょう。

リプサリスに適した土の条件は?リプサリスにおすすめの土【2選】

低温による凍傷の対処法

リプサリスの挿し芽

切り取った葉は、切り口を水に浸けておくと発根します。

凍傷が原因で茎が黒くなっている場合、以下の対処法を試してみてください。

  1. 暖かい場所に移動する: リプサリスを暖かい室内に移動させます。特に夜間の冷え込みが厳しい場所では、窓辺から離れた場所に置くことが重要です。
  2. 黒くなった部分を切り取る: 凍傷で黒くなった部分は回復しないため、清潔なハサミで切り取ります。切り取った後は、切り口が乾くまで水やりを控えましょう。
  3. 保温対策を行う: 冬場はリプサリスを保温するために、鉢の周りに発泡スチロールを置いたり、ビニールシートで覆ったりするなどの対策を行います。

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日光の当たりすぎによる日焼けの対処法

しわしわ気味のリプサリス

日焼けが原因で茎が黒くなっている場合、以下の対処法を試してみてください。

  1. 直射日光を避ける: リプサリスを直射日光が当たらない場所に移動させます。特に夏場は、レースカーテン越しの柔らかい光が当たる場所が適しています。
  2. 黒くなった部分を切り取る: 日焼けで黒くなった部分は回復しないため、清潔なハサミで切り取ります。切り取った後は、水やりを控えめにし、新しい成長を促します。
  3. 遮光ネットを使う: 屋外でリプサリスを育てている場合、遮光ネットを使って直射日光を遮ることも有効です。

病害虫の影響による黒変の対処法

綿棒で取り除いたカイガラムシ

カイガラムシの場合、早目に取るだけで被害を抑えられることが多い。

病害虫が原因で茎が黒くなっている場合、以下の対処法を試してみてください。

  1. 害虫を取り除く: カイガラムシやハダニなどの害虫がついている場合、歯ブラシやティッシュを使って物理的に取り除きます。また、殺虫剤を使うことも有効です。
  2. 病気の部分を切り取る: 細菌や真菌による病気が原因で茎が黒くなっている場合、病気の部分を清潔なハサミで切り取ります。切り取った後は、切り口に殺菌剤を塗布し、病気の拡大を防ぎます。
  3. 風通しを良くする: 病害虫の発生を防ぐためには、風通しの良い環境を作ることが重要です。リプサリスを密集させず、適度な間隔を保ちましょう。
窓を閉め切る時期は、サーキュレーターが必須。冷気や湿気が一か所に停滞すると、根腐れやカビなどの発生リスクも高まる。

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リプサリスを健康に保つための予防策

リプサリスと握手

リプサリスが黒くなるのを防ぐためには、日頃からの適切な管理が重要です。以下のポイントを押さえて、リプサリスを健康に保ちましょう。

適切な水やり

サスティー

土の乾き具合が可視化できる「水遣りチェッカー」があると便利!

リプサリスは乾燥に強い植物ですが、水やりは適度に行う必要があります。

土が完全に乾いてから水を与えるようにし、過剰な水やりは避けましょう。

特に冬場は水やりの頻度を減らし、乾燥気味に管理しよう!

リプサリスの水やり頻度、量、時間帯を時期別で解説します!

適切な光環境

リプサリスは直射日光に弱いため、明るい日陰や窓越しの光が当たる場所に置くことが理想的です。

夏場は特に日差しが強いため、遮光対策を行いましょう。

室内なら南~東向きの窓際が理想。窓越しの光であれば、レースカーテンも要らない。

適切な温度管理

リプサリスは温暖な気候を好むため、冬場の低温には注意が必要です。

特に夜間の冷え込みが厳しい場所では、室内に移動させるか、保温対策を行いましょう。

冬の夜間は窓から1~2m離すことで、冷え込みから株を守ろう!

定期的な害虫チェック

病害虫の発生を防ぐためには、定期的にリプサリスの状態をチェックすることが重要です。

害虫がついていないか、病気の兆候はないかを確認し、早期に対処しましょう。

葉の変色、見慣れない粒々などがみられる場合は要注意!

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リプサリスが黒くなる原因と対処法【まとめ】

リプサリスが黒くなる原因は、過剰な水やり、低温、日光の当たりすぎ、病害虫などさまざまです。

それぞれの原因に応じた対処法を試すことで、リプサリスを健康な状態に戻すことができます。

また、日頃からの適切な管理が、リプサリスを黒くならないようにするための最善の予防策です。

この記事を参考に、リプサリスを元気に育ててくださいね✨

リプサリス
この記事を書いた人

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

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