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ポリシャスを挿し木で増やす方法を徹底解説

ベランダに置いたポリシャス ポリシャス

ポリシャスを挿し木で増やしてみたいけど、やり方がイマイチ分からない…

ポリシャスは、切り取った枝を使って「挿し木(さしき)」で増やすことができるのをご存じですか?

 

難しいと思われがちですが、コツさえつかめば初心者でも簡単に増やすことが可能です。

そこで今回は、ポリシャスを挿し木で増やす手順と注意点などを分かりやすく解説します。

ポリシャスの場合、挿し木は比較的成功率が高く、初心者でも挑戦しやすい方法!

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ポリシャスの挿し木に適した時期は?

室外機の上に置いたポリシャス

ポリシャスの挿し木を成功させるには、適期におこなうことがとても重要です!

春から初夏がベスト

ポリシャスの挿し木に最適な時期は、春から初夏にかけてです。

この時期は、ポリシャスの成長が活発で、発根しやすい環境が整っています。

特に、気温が20℃前後で安定している時期が理想的!

20度以下だと失敗しがち

冬場や真夏は、植物の成長が鈍るため、挿し木には向いていません。

また、寒くなる直前の秋も避けた方が無難です。せっかく発根しても、十分に根が張る前に寒さで弱ってしまうことがあります。

ポリシャスがぐったりとする理由とは?対処法も解説!

 

ポリシャスの挿し木に必要なものは?

挿し床

ポリシャスの挿し木を行う前に、以下の道具と材料を準備しましょう。

切れ味の良いはさみ

挿し穂を切るために使用します。清潔な道具を使うことで、病気のリスクを減らせます。

挿し木用の土

水はけが良く、通気性の高い土が適しています。市販の挿し木用土や、バーミキュライトとピートモスを混ぜた土を使うと良いでしょう。

肥料分を含まないものが理想です。

鉢や容器

挿し木を植えるための鉢や容器を準備します。底に穴が開いているものを選びましょう。

発根促進剤

発根を促すためのホルモン剤です。必須ではありませんが、成功率を高めるために使用することをおすすめします。

活力剤としても使用可能な「メネデール」がおすすめです。

メネデール(活力剤)とハイポネックス(肥料)の違いは?観葉植物の使い方ガイド

 

ポリシャスの挿し木の手順

根腐れ気味のポリシャス

それでは、実際にポリシャスの挿し木を行う手順を詳しく説明します。

挿し穂の選定

まず、挿し木に使う「挿し穂」を選びます。

挿し穂は、健康で病害虫のない枝を選びましょう。長さは10〜15cm程度が目安です。

挿し穂の先端には、2〜3枚の葉を残し、それ以外の葉は取り除きます。葉が多すぎると水分の蒸散が激しくなり、発根が遅れる原因になります。

水に挿して吸水させる(1時間くらい)

土に挿す前に、1時間ほど水を張った容器に挿し穂の切り口を浸けておきます。

あらかじめ吸水させておくことで、発根まで枝が枯死するのを防ぎます。

このとき、あれば水に薄めたメネデールを使うと、発根をサポートしてくれます。

挿し木用の土に挿す

挿し木用の土を鉢や容器に用意し、挿し穂を挿します。

挿し穂の切り口がしっかりと土に埋まるように、軽く押さえます。複数の挿し穂を植える場合は、互いに触れないように間隔を空けましょう。

水やりと湿度管理

挿し木後は、土が乾燥しないように水を与えます。

ただし、過剰な水やりは根腐れの原因になるため、適度な湿度を保つことが重要です。

霧吹きを使って、葉や周囲の湿度を保つのもおすすめ!

6明るい日陰で管理

挿し木後は、直射日光を避け、明るい日陰で管理します。

強い日光は挿し穂の乾燥を促進し、発根を妨げるため、適度な光量を確保しましょう。

風通しの良い場所を選ぶことで、カビや病気のリスクを減らせます。

発根の確認

挿し木後、2〜4週間ほどで発根が始まります。

発根が確認できたら、徐々に通常の管理に移行します。新しい葉が展開し始めたら、挿し木が成功した証拠です。

 

ポリシャスの挿し木後の管理

室内で冬越し中のポリシャス

挿し木が成功したら、ポリシャスの成長を促すために、以下の点に注意して管理しましょう。

適切な水やり

ポリシャスは、過湿に弱い植物です。土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えるようにしましょう。冬場は水やりの頻度を減らし、乾燥気味に管理します。

適度な光量

ポリシャスは、明るい日陰を好みます。直射日光が当たると葉焼けを起こすことがあるため、レースカーテン越しの光が理想的です。

ただし、光量が不足すると徒長するため、適度な光量を確保しましょう。

温度管理

ポリシャスは、温暖な気候を好みます。適温は15〜25℃程度で、冬場は10℃以下にならないように注意しましょう。

寒さに弱いため、冬場は室内で管理することをおすすめします。

ポリシャスが大きくならない原因と簡単な巨大化のコツ3つを解説!

肥料の与え方

挿し木後、新しい葉が展開し始めたら、緩効性の肥料を与えましょう。

ただし、肥料の与えすぎは根を傷める原因になるため、適量を守ることが重要です。

ポリシャスに適した肥料の条件は?おすすめ肥料2選と使い方

 

ポリシャスの挿し木に関するよくある質問

ベランダに置いたポリシャス

Q: 発根する前にだめになっちゃう…

挿し木が失敗するときによくある原因は、以下の通りです。

  • 時期が適切でない:春から初夏がベスト。真夏や秋~冬は失敗しやすい。
  • 茎が未熟すぎた:細すぎる枝や葉の無い枝は発根しにくい。
  • 土を乾燥させすぎた:発根までは土が乾き過ぎないように注意。
筆者の経験上、気温が上がり始める5月~6月頃がもっとも挿し木の成功率が高い。安定した温度と湿度が挿し木を成功させるカギ!

Q: 挿し木後、どのくらいで新しい葉が出る?

A: 挿し木後、発根が始まると2〜4週間ほどで新しい葉が展開し始めます。ただし、環境や管理方法によっては、もう少し時間がかかる場合もあります。

Q: 挿し木で増やしたポリシャスは、親株と同じように育つ?

A: はい、挿し木で増やしたポリシャスは、親株と同じ遺伝子を持つため、同じ性質を持ちます。見た目や成長速度もほぼ同じになるでしょう。

 

ポリシャスを挿し木で増やす方法【まとめ】

ポリシャスを挿し木で増やす方法について、詳しく解説しました。

挿し木は、適切な時期と方法を守れば、初心者でも簡単に成功できる繁殖方法です。

ポリシャスの美しい葉と樹形を楽しむために、ぜひ挿し木に挑戦してみてください。

この記事が、ポリシャスの挿し木に挑戦する方々の参考になれば幸いです。

ポリシャス
この記事を書いた人

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

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