
観葉植物の葉っぱに白い汚れ、拭き取ったけど取れない…!
観葉植物の葉っぱにできる白いシミの正体は、水道水に含まれるカルキ(塩素)が原因でできる「カルキ汚れ」です。
この記事では、カルキ汚れの簡単な掃除方法と、シミを防ぐための予防策を詳しく解説します。
観葉植物を美しく保ちたい方は必見です✨
観葉植物の葉っぱに白いシミができる原因
観葉植物の葉っぱに白いシミができる主な原因は、以下の2つです。
水道水に含まれるカルキ(塩素)
水道水には、消毒のためにカルキ(塩素)が含まれています。
このカルキが葉っぱに付着すると、水分が蒸発した後に白いシミとして残ります。
ハダニやカイガラムシの排泄物
白いシミの原因がカルキ汚れではない場合、ハダニやカイガラムシなどの害虫の排泄物が原因かもしれません。
これらの害虫は葉っぱの裏側に潜んでいることが多いので、よく観察してみましょう。
▶観葉植物の害虫対策と駆除方法!虫を防ぐために押さえておくべきポイント3つ
観葉植物の葉っぱのカルキ汚れの掃除方法
カルキ汚れは、適切な方法で掃除すれば簡単に取り除くことができます。以下に具体的な手順を紹介します。
用意するもの
- 柔らかい布
- スプレー容器
- クエン酸5g
- 水200ml
- 葉面洗浄剤(リーフクリン等)⇐あれば
クエン酸を水で薄める
クエン酸5gを水200mlで薄めます。スプレー容器に入れておきましょう。
クエン酸水溶液をしみこませた布で拭く
クエン酸水溶液を布に浸みこませ、葉の表面を優しく拭き取ります。
葉の薄い植物は強く擦ると破れてしまうので、優しく拭き取ってください。
ツヤ出しをする
葉っぱをさらに美しく保ちたい場合、観葉植物用のツヤ出しスプレーを使いましょう。
ただし、ツヤ出しスプレーは使いすぎると葉っぱの気孔を塞ぐことがあるので、葉の裏面には吹きかけないようにします。
観葉植物のカルキ汚れを防ぐための予防策は?
カルキ汚れを防ぐためには、葉水を行う際、以下のポイントに注意しましょう。
葉の裏面に吹きかける
葉っぱの裏側を中心に水をかけることで、表面に水垢が付着しにくくなります。
鉢が軽い場合、鉢ごと持ち上げて葉の裏に水を吹きかけましょう。
細かい霧が出るスプレー容器を使う
ミスト状の細かい霧が出るスプレー容器もおすすめです。
葉の表面に水滴が付着しにくいので、通常のスプレー容器に比べると、白い水垢汚れが目立ちにくくなります。
水道水をそのまま使わない
水道水をそのまま使うと、カルキが葉っぱに付着しやすくなります。以下の方法でカルキを除去してから使いましょう。
- 汲み置きする:水道水をバケツやペットボトルに入れ、半日~1日ほど放置します。カルキは時間が経つと自然に蒸発するため、カルキ濃度が低下します。
- 浄水器を使う:浄水器を通した水を使うと、カルキだけでなく不純物も除去できるのでおすすめです。
- 雨水を使う:雨水はカルキを含まないため、観葉植物にとって最適な水です。ただし、汚染物質が含まれていないか確認してから使いましょう。
観葉植物はカルキ汚れ以外の白いシミに注意!
白いシミの原因がカルキ汚れではない場合、以下の可能性があります。
ハダニの被害
ハダニは葉っぱの裏側に潜み、汁を吸って弱らせます。ハダニの排泄物は白い斑点のように見えることがあります。
見つけた場合は、以下の記事を参考に早めに対処しましょう。
▶観葉植物に蜘蛛の巣みたいなものが湧く?ハダニの症状と駆除方法
コナカイガラムシの被害
コナカイガラムシは白い綿のような見た目で、葉っぱや茎に付着します。
見つけた場合は、以下の記事を参考に対処しましょう。
観葉植物の葉の白いシミの正体は?カルキ汚れの掃除方法と予防策【まとめ】
観葉植物の葉っぱにできる白いシミは、カルキ汚れや害虫が原因であることがほとんどです。
カルキ汚れを防ぐためには、水道水をそのまま使わず、汲み置きや浄水器を活用しましょう。
また、定期的な掃除と適切なケアで、観葉植物を長く美しく保つことができます。
ぜひ今回紹介した方法を実践して、健康的で美しい観葉植物を育ててください✨