
ハナキリンの調子がイマイチ…もしかして、根腐れ?
ハナキリンは乾燥に強い反面、蒸れにはかなり弱いため、根腐れを起こしやすいという特徴を持ちます。
ただ、すでに根腐れを起こしていても、早めに対処すれば復活させることが可能です!
そこで今回は、ハナキリンの根腐れの兆候や原因、見分け方、復活方法を詳しく解説します✨
ハナキリンが根腐れしたときの症状と見分け方
以下の症状が見られる場合、根腐れの可能性があります。
葉の異常
- 黄色く変色する:水分が吸収できずにストレスがかかっているサイン。
- しおれる・落ちる:根が機能していないため、水を吸えなくなっている可能性。
幹や根の状態
- 幹がぶよぶよして柔らかい:根腐れが進行して幹までダメージが及んでいる。
- 根が黒く変色して悪臭がする:健康な根は白または淡い茶色なので、黒い場合は腐敗の証拠。
ハナキリンの根腐れを復活させる方法
ハナキリンの根腐れが疑われる場合、以下の手順で対処しましょう。
※すでに株元がぶよぶよに腐ってしまっている場合、まだ硬い茎があれば「挿し木」で再生可能です。
土が乾くまでは放置
土が湿っている場合、とりあえずは、土が完全に乾くまでは水やりを控えてください。
室内なら南~東向きの窓際置き、明るさと風通しを確保しましょう。
腐った根を取り除く
土を乾燥させても改善が見られない場合、鉢からハナキリンを取り出し、根の状態を確認しましょう。
黒く変色している根は傷んでいるため、清潔なハサミでカットします。
土を入れ替える
水はけの良い清潔な土を使い、根を切ったハナキリンを植え直しましょう。
植え替え後は14日間ほど水を与えずに乾燥させてください。
水やりを見直す
植え替え後、14日ほど経ったら少しずつ水やりを再開します。
水やりは、土がしっかり乾いてから与えるのが基本で、冬場は月に1回程度の水やりで十分です。
気温が許す限りは屋外で育てる
- 風通しの良い場所に置く:根腐れを防ぐために、風通しの良い窓際や屋外(気温が適切なら)に置く。
- 適切な気温管理:冬場は室温10℃以上をキープ。理想は15度以上。
ハナキリンが根腐れする原因は?
水の与えすぎ
ハナキリンは乾燥を好むため、頻繁な水やりはNG。土が完全に乾いてから水を与えるのが基本です。
通気性の悪い土
水はけの悪い土では水が滞留し、根が腐りやすくなります。
多肉植物用の土や、赤玉土・鹿沼土を混ぜた排水性の良い土を使いましょう。
▶ハナキリンにおすすめの土!元気に育てるには土選びが重要な理由
鉢の排水性が悪い
鉢の底に穴がないと水が溜まり、根腐れを引き起こします。鉢の底穴の有無を確認し、底石を敷くのも効果的です。
低温・湿気
冬場は気温が低いため蒸発が遅くなり、根腐れを起こしやすくなります。特に10℃以下の環境では水やりを控えめにしましょう。
▶ハナキリンを冬越しさせる方法!3つのポイントを押さえておくだけ
ハナキリンの根腐れを防ぐための予防策
適切な水やりの頻度
水を与える前に、指で土の表面を触り、完全に乾いているか確認しましょう。
鉢の重さを手で持ってみて、軽くなっている場合も水やりのタイミングです。
排水性の良い土を使う
多肉植物専用の土を使うか、観葉植物用の土に、赤玉土・鹿沼土・軽石などを混ぜて水はけを良くします。
保水性の高すぎる土は根が蒸れるため、根腐れのリスクを高めてしまいます。
▶ハナキリンにおすすめの土!元気に育てるには土選びが重要な理由
通気性に優れる材質の鉢
通気性の良い鉢を選ぶことで、余分な水分が蒸発しやすくなります。
特に素焼き鉢は多孔質なため、根が呼吸しやすく根腐れを起こしにくい鉢植えです。
ハナキリンが根腐れしたかも?見分け方と復活方法【まとめ】
ハナキリンの根腐れは、水の与えすぎや通気性の悪い土が主な原因です。
根腐れを見つけたら、すぐに腐った部分を取り除き、乾燥させて新しい土で植え替えることで復活の可能性が高まります。
普段から水はけの良い環境を整え、水やりの頻度を適切にすることで、健康なハナキリンを育てることができます。
ぜひ本記事を参考に、大切なハナキリンを元気に育ててくださいね✨