ハナキリンは、自然のまま育てると一本立ちになりやすく、ボリューム感のある姿にするには剪定が必要です。
そこで今回は、ハナキリンを枝分かれさせるための剪定方法や管理方法を、画像付きで分かりやすくまとめてみました。
ハナキリンを枝分かれさせる方法を画像付きで解説
ハナキリンを枝分かれさせるためには、剪定が必要です。
剪定に適した時期は、春から初夏(3月〜6月)。この時期は成長が活発なため、失敗しにくいです。
道具の準備
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- 清潔で切れ味の良いハサミや剪定バサミ
- ゴム手袋(トゲと樹液対策)
- 消毒用アルコール
土を乾かしておく
大胆に剪定する場合は、剪定前の数日は水やりを控え、土を乾燥させておくのがおすすめです。
元気な葉が生えている少し上をカット
枝分かれさせたい部分の少し上あたりをカットしましょう。
ハナキリンは茎にトゲがあるため、剪定の際は怪我に気を付けてくださいね。
気温が許す限りは屋外で管理
剪定後は明るく風通しの良い場所に置き、新芽が出るのを待ちます。
温度は20〜30℃、湿度は50〜60%程度をキープすると成長が活発になります。
剪定後のケア
剪定後は、適切な管理を行うことで枝分かれが促進されます。
- 日光管理:明るい日陰または直射日光が当たる場所で育てます。
- 水やり:切り口が乾燥するまでは水やりを控えめにし、発根後は通常のペースに戻します。
- 肥料:成長期には多肉植物用の液体肥料を月1〜2回施肥すると、新芽の成長が促進されます。
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ハナキリンはそのままだと枝分かれしにくい
ハナキリンは成長点(アペックスメリステム)から伸び続ける性質があります。
自然に分岐することもありますが、基本的には人為的な刺激がないと枝分かれが起こりにくい植物です。
そのため、適切な剪定と管理が鍵になります。
剪定のメリット
- 見た目のボリュームアップ:花がたくさん咲き、華やかさが増します。
- 株の健康促進:風通しが良くなり、病害虫のリスクが低下します。
- 花数の増加:枝数が増えることで開花数が多くなります。
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ハナキリンの枝分かれでよくある失敗と対策
剪定後に枝が出ない
剪定位置が低すぎる場合、エネルギー不足で発芽しないことがあります。元気な葉のある節のすぐ上でカットしましょう。
切り口から腐敗する
湿度が高すぎたり、切り口が乾燥しないうちに水やりすると腐敗リスクが上がります。剪定直後は乾燥気味に管理しましょう。
心配な場合は「癒合剤」を使い、切り口を保護しておきましょう。
ハナキリンを枝分かれさせる方法を画像付きで解説【まとめ】
ハナキリンを枝分かれさせるには、適切な剪定と丁寧なアフターケアが重要です。
剪定のタイミングや切り方、環境管理をしっかり行うことで、ボリューム感のある美しい株に育てられます。
今回紹介したテクニックを活用して、理想のハナキリンを育ててみてください✨