ハナキリンを長く育てていると、成長しすぎて形が崩れたり、病害虫の影響で株が弱ったりすることがあります。
そんな時に有効なのが「胴切り」です。
胴切りを行うことで、形を整えたり、新しい株を再生させたりすることが可能です。
ただ、時期や手順を間違えると、胴切り後にそのまま弱ってしまうこともあります…。
そこで今回は、ハナキリンの胴切り方法について画像付きで分かりやすく解説します!
ハナキリンの胴切りとは?
胴切りとは、植物の茎や幹を途中で切断し、新しい成長を促す剪定方法です。
ハナキリンの場合、胴切りを行うことで、形を整えたり、新しい株を再生させたりすることができます。
胴切りは、株が大きくなりすぎた場合や、樹形が乱れた場合、病害虫の影響で株が弱った場合に有効です。
ハナキリンの胴切りに適した時期は?
ハナキリンの胴切りに適した時期は、春~初夏にかけての生育期です。
この時期は、植物の成長が活発で、切断後の回復も早いため、胴切りに最適です。
梅雨~真夏、秋~冬場は成長が緩やかになるため、胴切りは避けた方が無難です。
ハナキリンの胴切り手順
ここでは、ハナキリンの胴切り手順を詳しく解説します。
ステップ1:切断位置の決定
形を整える場合は、バランスを見ながら切断位置を決めます。病害虫の影響で株が弱った場合は、健康な部分を残すように切断位置を決めます。
ステップ2:切断
清潔なナイフや剪定ばさみを使用し、決めた位置で切断します。切断面はできるだけ平らにし、病害虫の侵入を防ぐため、切断後は癒合剤を塗布します。
ステップ3:切断した上部の処理
切断した上部は、新しい株として再生させることができます。切断面を乾燥させた後、新しい鉢に植え替えます。
ステップ4:下部の管理
切断した下部は、そのまま育てることで新しい芽が出てきます。適切な水やりと肥料を与え、新しい成長を促します。
ハナキリンを胴切りした後の管理方法
胴切り後の管理方法について解説します。
水やり
胴切り後は、水やりを控えめにします。切断面が乾燥するまで、水やりを控えることで、病害虫の侵入を防ぎます。
日光
ハナキリンは日光を好む植物です。胴切り後も、十分な日光を当てることで、新しい成長を促します。
ハナキリンの胴切りで失敗しないコツ
胴切りで失敗しないためのコツを紹介します。
清潔な道具を使用する
病害虫の侵入を防ぐため、切断に使用する道具は必ず消毒します。
春~初夏に行う
生育期である春から初夏にかけて行うことで、回復が早くなります。
適量の水やり
胴切り後は、水やりの頻度と量に注意し、過剰にならないようにします。
ハナキリンの胴切りに関するよくあるQ&A
Q: 胴切り後、新しい芽が出てこない…
A: 胴切り後、新しい芽が出てくるまでには14日~1ヵ月ほどかかることが多いです。新芽が出てこなくても、諦めずに管理を続けましょう。気温が許す限りは屋外に置くと生育が良くなります。葉が無い状態の場合は、水のやりすぎに注意します。
Q: 胴切り後、切断面が腐ってしまった…
A: 切断面が腐ってしまった場合は、再度切断を行い、清潔な状態にします。切断後は、癒合剤を塗布し、病害虫の侵入を防ぎます。風通しの悪い所や湿度が極端に高い環境だと、切り口が傷みやすくなります。風通しの良い場所に置くことも重要です。
切断面を保護してくれる「癒合剤」↓↓
Q: 胴切り後、どのくらいで新しい芽が出てきますか?
A: 胴切り後、新しい芽が出てくるまでには、数週間から数ヶ月かかることが多いです。適切な管理を行い、焦らずに待ちましょう。焦って水や肥料を与えすぎると、逆に根を傷めてしまいます。
ハナキリンの胴切り方法!失敗しないコツと再生のポイント【まとめ】
ハナキリンの胴切りは、形を整えたり、新しい株を再生させたりするための有効な手法です。
適切な時期と方法で行うことで、ハナキリンをより健康的に育てることができます。
胴切りに挑戦する際は、この記事を参考に、失敗しないコツを押さえて行いましょう。
ハナキリンの胴切りに成功し、美しい花を咲かせることを願っています!✨