
ベビーサンローズが枯れてしまいそう…
ベビーサンローズは丈夫で育てやすい植物ですが、ポイントを押さえていないと、あっという間に枯れてしまいます…。
そこで今回は、ベビーサンローズが枯れる時によくある原因と、枯らさないための具体策、さらに、枯れそうな場合の復活方法までを解説します!
ベビーサンローズが枯れる時によくある原因
ベビーサンローズが枯れるときによくある原因は、主に以下の5つです。それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。
水のやりすぎ
ベビーサンローズは多肉植物のため、乾燥に強い性質を持っています。
水をやりすぎると、根が酸欠状態になり、根腐れを起こして枯れてしまいます。
▶ベビーサンローズの水やり頻度はどれくらい?時期別で徹底解説!
日光不足
ベビーサンローズは日光を好む植物です。
光が不足すると、光合成がうまく行われず、弱々しい状態になってそのまま枯れてしまいます。
極端な暑さ・寒さ(30度以上、5度以下)
ベビーサンローズは耐寒性がありますが、5℃以下になると枯れる可能性があります。
また、夏場の高温多湿も苦手で、この時期に水をやり過ぎると、根が蒸れて根腐れを起こしやすいです。
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肥料の与えすぎ
肥料を与えすぎると、根が傷んで枯れる原因になります。
特に、生育が鈍る梅雨~夏、冬場に肥料を与えると、吸いきれずに残った肥料分が、逆に根を傷めてしまう恐れがあります。
病害虫の被害
ベビーサンローズは、カイガラムシやアブラムシなどの害虫に弱いです。
害虫を放置していると、そのまま枯らされてしまうこともあります。
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枯れそうなベビーサンローズを復活させる方法
枯れてしまったベビーサンローズでも、以下の方法で復活させることができる場合があります。
枯れた部分を切り戻して新芽出す
枯れた部分を切り戻すことで、新しい芽の成長を促します。
1. 枯れた茎を、葉の付け根の上で切り取ります。
2. 切り取った部分は、挿し木として利用できます。
3. 切り戻し後は、明るい場所で管理し、新しい芽が出るのを待ちます。
茎をカットし水に挿して発根させ育てる
切り取った茎を使って、新しい株を作ることができます。
1. 切り取った茎を水を張った容器に挿します
2. うまくいけば14日ほどで白い根が出てきます
3. 水はけの良い土に植えて育てます
環境の見直しは必須!
枯れる原因を取り除くために、以下の点に注意します。
- 日光:室内なら南~東向きの窓際に置く。レースカーテンは不要。気温が許す限りは屋外で育てるのが理想。
- 水やり:土が完全に乾いてから水を与えるのが基本です。ただし冬は控え目にします。
- 肥料:肥料はムリに与えずとも問題無く育つことが殆どです。
- 温度:極端な寒さと暑さは避けて。5度以下、30度以上なら室内へ移動しておくと安心。
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ベビーサンローズが枯れるサイン
ベビーサンローズが枯れる前に、以下のようなサインが出ることがあります。早めに対処することで、枯れるのを防ぐことができます。
葉が黄色くなる
- 原因:水のやりすぎや根腐れが考えられます。
- 対処法:水やりの頻度を減らし、土が乾いてから水を与えます。
葉がしわしわになる
- 原因:水不足や乾燥、根腐れなどが原因です。
- 対処法:土が乾いている場合は、たっぷりと水を与えます。ただし2年以上植え替えていない場合は、春か秋に植え替えます。
茎がひょろひょろ伸びる
- 原因:日光不足や肥料の与えすぎが考えられます。
- 対処法:明るい場所に移動し、肥料の量を控えめにします。
葉が落ちる
- 原因:温度管理の失敗や病害虫の被害が考えられます。
- 対処法:適切な温度管理を行い、害虫を見つけたらすぐに駆除します。
ベビーサンローズを枯らさないための対策
ベビーサンローズを枯らさないためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
適切な水やり
- 土が完全に乾いてから水やり:指で土を触り、乾いていることを確認します。
- 受け皿の水は捨てる:根腐れを防ぐため、受け皿に溜まった水は必ず捨てます。
▶ベビーサンローズの水やり頻度はどれくらい?時期別で徹底解説!
室内なら南~東向きの窓際に置く
気温が許す限りは屋外で育てるのが理想です。
ベビーサンローズは観葉植物と違い、耐陰性がほとんどないので、日光が足りないとあっという間に弱ってしまいます。
冬は最低5度以上、夏は30度以上なら半日陰へ移動
- 冬場は室内で管理:5℃以下にならないように注意します。
- 夏場は風通しの良い場所:高温多湿を避け、室内ならエアコンの風が直接当たらないようにします。屋外なら直射日光を避け、半日陰に移動するか、遮光ネットを掛けます。
病害虫の予防
- 定期的なチェック:葉の裏や茎をチェックし、害虫を見つけたらすぐに駆除します。
- 過湿を避ける:水のやりすぎや風通しの悪さは、病気の原因になるため、注意します。
- 窓を閉め切った室内に放置しない:風通しが悪いと、害虫やカビ、根腐れを起こしやすくなります。
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ベビーサンローズが枯れそうなときによくあるQ&A
Q1. 枯れたベビーサンローズは元に戻る?
A1. 完全に枯れてしまった部分は元に戻りませんが、切り戻しや挿し木を行うことで、新しい芽を育てることができます。
Q2. 室内で育てる場合、どのくらいの光量が必要?
A2. 室内なら、最低でも南~東向きの窓際に置きましょう。
日光が不足する場合は、植物育成用のLEDライトを使用するのも選択肢の一つですが、気温が許す限りは屋外で育てるのが理想です。
Q3. 水やりの頻度はどれくらい?
A3. 土が完全に乾いてから水を与えます。季節によって頻度が変わるため、時期別の水やり頻度を参考にしてください。
▶ベビーサンローズの水やり頻度はどれくらい?時期別で徹底解説!
ベビーサンローズが枯れる原因は?枯れそうな時の復活方法【まとめ】
ベビーサンローズが枯れる原因は、水のやりすぎや日光不足、温度管理の失敗、肥料の与えすぎ、病害虫の被害などが挙げられます。
枯らさないためには、適切な水やり、光量の確保、温度管理、肥料の与え方、病害虫の予防が重要です。
枯れてしまいそうな場合でも、切り戻しや挿し木を行うことで復活させることができます。
この記事を参考に、ベビーサンローズの枯れを防ぎ、元気で美しい姿を楽しんでください!