
ハナキリンの茎が伸びすぎてひょろひょろ。見栄えが悪い…
ハナキリンを長く育てている方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
この記事では、ハナキリンがひょろひょろになる原因と、仕立て直し方を画像付きで紹介します。
ハナキリンがひょろひょろになる原因は?
ハナキリンがひょろひょろと伸びてしまう主な原因は、ズバリ日光不足です。
ただ、日光不足以外にも以下の原因も考えられます。それぞれの原因を理解し、適切な対策を講じることが大切です。
光が足りない
ハナキリンは日光を好む植物です。日光が不足すると、光を求めて茎がひょろひょろと伸びる「徒長(とちょう)」が起こります。
特に室内で育てている場合、窓際でも光量が足りないことがあるため注意が必要です。
水の与えすぎ
ハナキリンは多肉植物の一種で、乾燥に強い性質を持っています。
水をやりすぎると根腐れを起こし、茎が弱々しくなることがあります。
剪定不足
ハナキリンは成長が早く、放っておくと枝が伸びすぎてバランスが崩れます。
適切な剪定を行わないと、ひょろひょろとした見た目になりがちです。
寒い(15度以下)
ハナキリンは温暖な気候を好みます。
寒すぎる環境では成長が鈍り、茎が弱々しくなることがあります。特に冬場の管理には注意が必要です。
▶ハナキリンを冬越しさせる方法!3つのポイントを押さえておくだけ
ひょろひょろになったハナキリンの仕立て直し方
ひょろひょろになってしまったハナキリンも、切り戻した上で置き場所を見直せば、再び美しい樹形を取り戻せます。
以下に、仕立て直しの手順を詳しく解説します。
切り戻し適期は春~初夏
ハナキリンを切り戻す場合、もっとも適しているの葉、春から初夏の成長初期です。
この時期は回復力が高く、一年の中でもっとも失敗しにくい時期です。
伸びすぎた茎を切る
切れ味の良い清潔なはさみで、ひょろひょろと伸びた部分を切り戻します。
切り口から新しい枝が伸びてくるので、思い切って剪定しましょう。
日光をたっぷり与える
剪定後は、日光がしっかり当たる場所に移動させます。
15度以上なら屋外の半日陰がおすすめです。十分な日光と風通しを確保することで、新芽の成長を促します。
半年後、新芽が伸びて花数も増えました
剪定から約半年後、切り口まわりから脇芽が出て、花数も増えました。
切り戻しを成功させるコツは、必ず適期におこなうことと、十分な日光を確保することの2つです。
ハナキリンをひょろひょろにしないための予防策
仕立て直しが完了したら、再びひょろひょろにならないよう予防策を講じることが大切です。
そのためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
室内なら南~東向きの窓際に置く
ハナキリンを室内で育てるなら、南~東向きの窓際に置きましょう。
窓から遠く離れた壁際や、部屋の隅などに置きっぱなしだと、高確率で徒長を起こし、茎がひょろひょろに間延びします。
定期的な剪定
1~2年に1回、剪定で樹形を整えましょう。
伸びすぎた枝を切り戻すことで、バランスの良い形を保つことができます。
水やりは土がしっかり乾いてから
水やりは、土がしっかり乾いてからたっぷり与えるのが基本です。
ただし、生育が鈍る冬場は、土が完全に乾いて、さらに3日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量で十分です。
こまめに観察する
ハナキリンは比較的害虫に強い植物ですが、カイガラムシやアブラムシがつくことがあります。
定期的にチェックし、早期に対処しましょう。
▶観葉植物の害虫対策と駆除方法!虫を防ぐために押さえておくべきポイント3つ
ハナキリンがひょろひょろの原因は?仕立て直し方【まとめ】
ハナキリンがひょろひょろになる原因は、日光不足や水の与えすぎなどが主な理由です。
剪定や植え替えを行い、適切な環境を整えることで仕立て直しが可能です。
定期的な手入れと予防策で、ハナキリンを健康的に育てましょう!