
ベビーサンローズがひょろひょろ伸びて、不格好になっちゃった…
ベビーサンローズは育てやすい多肉植物ですが、置き場所によっては徒長(とちょう)し、茎がひょろひょろに間延びしてしまいます…。
そこで今回は、ベビーサンローズが徒長する原因と、こんもりボリュームUPさせる方法を詳しく解説。
徒長を防ぎ、健康的で美しいベビーサンローズを育てるためのコツをぜひご覧ください!
ベビーサンローズがひょろひょろ徒長する主な原因
光線不足が続くとベビーサンローズの場合、茎が細く伸び、葉と葉の間隔が広がり、全体的に弱々しい見た目になります。
徒長すると見た目が悪くなるだけでなく、病気や害虫のリスクも高まります。
日光不足
ベビーサンローズは日光を好む植物です。光が不足すると、光を求めて茎が不自然に伸びてしまいます。
特に、室内で育てている場合、窓から遠い場所に置いていると徒長しやすくなります。
水のやりすぎ
多肉植物であるベビーサンローズは、乾燥に強い性質を持っています。
水をやりすぎると、根が酸欠状態になり、茎が弱々しく伸びてしまうことがあります。
肥料の与えすぎ
肥料を与えすぎると、ベビーサンローズが急激に成長し、徒長する原因になります。
特に、窒素分が多い肥料は、茎や葉の成長を促しすぎてしまいます。
温度が高すぎる
高温多湿の環境では、ベビーサンローズが徒長しやすくなります。
特に、夏場にエアコンを使わない室内で育てている場合、注意が必要です。
徒長したベビーサンローズを復活させる方法
徒長してしまったベビーサンローズでも、適切な処置を行えば復活させることができます。以下に、具体的な方法を紹介します。
切り戻し
徒長した部分を切り戻すことで、新しい芽の成長を促します。
1. 徒長した茎を、葉の付け根の上で切り取ります。
2. 切り取った部分は、挿し木として利用できます。
3. 切り戻し後は、明るい場所で管理し、新しい芽が出るのを待ちます。
挿し木で再生させる
切り取った茎を使って、新しい株を作ることができます。
1. 切り取った茎を1~2日乾かします。
2. 新しい土に挿し、軽く水を与えます。
3. 明るい場所で管理し、根が生えるまで待ちます。
ベビーサンローズをこんもりボリュームUPさせる方法
徒長を防ぎ、ベビーサンローズをこんもりとボリュームUPさせるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
気温が許す限りは屋外で育てる
気温が許す限りは屋外で育てるのがベストです。
ベビーサンローズは、日光を好むため、室内に置いたままだと光・風が不足し、光合成が十分に行うことができません。
ただし極端な暑さと寒さには弱いので、5度以下・30度以上なら室内の窓際へ移動しておきましょう。

室内だと徒長しがち…
▶ベビーサンローズの冬越し方法!置き場所や水やり方法などを徹底解説
水やりを控えめにする
多肉植物であるベビーサンローズは、乾燥に強い性質を持っています。以下の点に注意して、水やりを行いましょう。
- 土が完全に乾いてから水やり:指で土を触り、乾いていることを確認します。
- 受け皿の水は捨てる:根腐れを防ぐため、受け皿に溜まった水は必ず捨てます。
土の乾き具合がイマイチ分からない…。
このような場合、水遣りチェッカーを使うのも選択肢の一つです。
▶ベビーサンローズの水やり頻度はどれくらい?時期別で徹底解説!
剪定を行う
定期的に剪定を行うことで、ベビーサンローズの形を整え、こんもりとしたボリュームを保つことができます。
- 伸びすぎた茎を切り取ります。
- 水に挿す部分の葉を取り除きます
- 切り取った茎は水に挿し、発根を待ちます。
- うまくいけば14日くらいで発根します。
ベビーサンローズの徒長を防ぐためのQ&A
Q1. 徒長したベビーサンローズは元に戻る?
A1. 徒長した部分は元に戻りませんが、切り戻しや挿し木を行うことで、新しい芽を育てることができます。
Q2. 室内で育てる場合、どのくらいの光量が必要?
A2. 室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想です。ただ、窓を閉め切った室内だと風通しが制限され、光合成がスムーズに進みません。光合成で欠かせないのは、光と水、そして適度な風です。
Q3. 水やりの頻度はどれくらい?
A3. 土が完全に乾いてから水を与えます。ただ、季節によって頻度が変わるため、時期別の水やり頻度(下記事)を参考にしてください。
▶ベビーサンローズの水やり頻度はどれくらい?時期別で徹底解説!
ベビーサンローズがひょろひょろ徒長する原因は?こんもりさせる方法【まとめ】
ベビーサンローズが徒長する原因は、日光不足や水のやりすぎ、肥料の与えすぎ、高温多湿などが挙げられます。
徒長を防ぎ、こんもりとしたボリュームUPを実現するためには、適切な光量の確保、控えめな水やり、適度な肥料、定期的な剪定が重要です。
徒長してしまった場合でも、切り戻しや挿し木を行うことで復活させることができます。
この記事を参考に、ベビーサンローズの徒長を防ぎ、健康的で美しい姿を楽しんでください!