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霜にあたったオリヅルランを復活させる!ダメージ回復の完全ガイド

復活したオリヅルラン オリヅルラン

オリヅルランが霜にあたってしなしな…。もうだめかな?

寒さでぐったりしたオリヅルラン

オリヅルランは丈夫な植物ですが、寒さには弱く、霜にあたると葉が傷んだり、最悪の場合、そのまま枯れてしまいます。

とはいえ、早めに対処すれば復活させられる可能性も大いにあります!

そこで今回は、霜にあたったオリヅルランのダメージを最小限に抑え、復活させるため方法を解説します。

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

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霜にあたったオリヅルランの症状とは?

凍傷でしなしなになったオリヅルラン

霜の影響を受けると、オリヅルランは以下のような症状を示します。

葉の変色

黒く変色する:特に葉先や縁が黒くなるのは、細胞が凍結しダメージを受けた証拠。
茶色く枯れる:軽度の霜害では、部分的に茶色くなりカサカサした質感になることも。
黄色くなる:霜の影響で光合成が阻害され、葉が黄色く変色することがあります。

葉がしおれる・ぐったりする

霜のダメージを受けた葉は水分を保持できなくなり、しおれたりぐったりすることがあります。

特に気温が低い時間帯は、葉が垂れ下がってしまうことも多いです。

根のダメージ

霜によって土の中の水分が凍結すると、根が傷んで水を吸収しづらくなります。

その結果、成長が止まる・葉がすべて枯れるといった症状が出ることも多いです。

 

霜にあたったオリヅルランを復活させる方法

復活したオリヅルラン

霜害を受けたオリヅルランは、適切なケアをすれば回復の可能性があります。以下の手順で慎重に対応しましょう。

まずは室内に移動する

寒さで葉がしなしなになったオリヅルラン

霜にあたった直後に急激な温度変化を与えるのはNGですが、寒い屋外に放置するとダメージが悪化するため、すぐに室内へ移動しましょう。

理想の環境

  • 室温 15〜25℃ の明るい場所(直射日光は避ける)
  • 暖房の風が直接当たらない場所

葉のダメージをチェックし、剪定する

枯れた葉をカットしたオリヅルラン

霜でダメージを受けた葉は回復しないため、以下の方法で剪定を行いましょう。

🔹 剪定のポイント
黒くなった部分はカット(広がるのを防ぐため)
葉全体が枯れている場合は株元から切る
少しでも緑が残っている葉は残す(光合成を行うため)

剪定後は、切り口が乾燥するまで数時間そのままにし、水やりは控えるのがポイントです。

水やりを調整する

寒さで傷んだオリヅルラン

霜のダメージを受けたオリヅルランは、根の吸収力が低下しています。通常通り水やりすると根腐れのリスクが高まるため、以下のルールを守りましょう。

水やりは土の表面がしっかり乾いてから
冬場は1~2週間に1回程度の控えめな水やりを意識

✖ 霜でダメージを受けた直後にたっぷり水を与えるのはNG! 根がダメージを受けているため、かえって傷みが悪化します。

肥料はすぐに与えない

白いプラスチック鉢に植えたオリヅルラン

霜にあたった直後は、根のダメージを回復することが最優先。肥料を与えると負担がかかるため、最低でも1か月は肥料を控えましょう

🌿 回復して新しい葉が生えてきたら、薄めた液体肥料を月1回程度与えると、成長が促進されます。

凍傷でしなしなの観葉植物「オリヅルラン」を復活させてみた

 

オリヅルランを霜から守るための冬の管理ポイント

放射状に広がるオリヅルラン

今後、霜の被害を防ぐために、以下の対策を取り入れましょう!

冬は必ず室内に取り込む

オリヅルランは10℃以下になると生育が鈍り、5℃以下ではダメージを受けやすくなります。

最低でも夜間は室内に入れる
ベランダに置く場合は、不織布やビニールで覆う

霜が降りる前に防寒対策を!

ベランダに設置した簡易温室

▲簡易温室。夏場はビニールを外すことも可能。

どうしても屋外で育てる場合は、以下の対策を徹底しましょう。

🛑 防寒グッズを活用

  • 鉢の周りをプチプチで覆う(断熱効果UP)
  • 株元にワラや腐葉土を敷く(寒さ対策)
  • 簡易温室やビニールシートを利用

水やりは控えめに

冬は成長が遅くなるため、春~夏よりも水やりの頻度を減らしましょう。

土の表面が乾いてから水を与える(目安:1~2週間に1回)
夕方以降の水やりは避ける(夜間に気温が下がり、霜害リスクが増加)

オリヅルランが根腐れしたかも?よくある症状と復活方法を徹底解説!

 

霜にあたったオリヅルランを復活させる!ダメージ回復の完全ガイド【まとめ】

霜にあたったオリヅルランは、適切なケアをすれば回復の可能性があります。

🌿 復活のためのポイント
すぐに室内に移動し、温度を安定させる
黒くなった葉は剪定し、ダメージを最小限に抑える
水やりを控えめにし、根腐れを防ぐ
肥料は1か月以上控え、負担をかけない
🌟 冬の管理のコツ
気温が10℃以下になる前に室内へ移動
屋外管理ならプチプチやビニールで防寒対策をする
霜が降りる時間帯の水やりを避ける

適切な管理をすれば、オリヅルランは再び元気に育ちます。ぜひ本記事を参考に、大切なオリヅルランを寒さから守ってください!

オリヅルラン
この記事を書いた人

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

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