オリヅルランが霜にあたってしなしな…。もうだめかな?
オリヅルランは丈夫な植物ですが、寒さには弱く、霜にあたると葉が傷んだり、最悪の場合、そのまま枯れてしまいます。
とはいえ、早めに対処すれば復活させられる可能性も大いにあります!
そこで今回は、霜にあたったオリヅルランのダメージを最小限に抑え、復活させるため方法を解説します。
霜にあたったオリヅルランの症状とは?
霜の影響を受けると、オリヅルランは以下のような症状を示します。
葉の変色
✅ 黒く変色する:特に葉先や縁が黒くなるのは、細胞が凍結しダメージを受けた証拠。
✅ 茶色く枯れる:軽度の霜害では、部分的に茶色くなりカサカサした質感になることも。
✅ 黄色くなる:霜の影響で光合成が阻害され、葉が黄色く変色することがあります。
葉がしおれる・ぐったりする
霜のダメージを受けた葉は水分を保持できなくなり、しおれたりぐったりすることがあります。
特に気温が低い時間帯は、葉が垂れ下がってしまうことも多いです。
根のダメージ
霜によって土の中の水分が凍結すると、根が傷んで水を吸収しづらくなります。
その結果、成長が止まる・葉がすべて枯れるといった症状が出ることも多いです。
霜にあたったオリヅルランを復活させる方法
霜害を受けたオリヅルランは、適切なケアをすれば回復の可能性があります。以下の手順で慎重に対応しましょう。
まずは室内に移動する
霜にあたった直後に急激な温度変化を与えるのはNGですが、寒い屋外に放置するとダメージが悪化するため、すぐに室内へ移動しましょう。
✅ 理想の環境
- 室温 15〜25℃ の明るい場所(直射日光は避ける)
- 暖房の風が直接当たらない場所
葉のダメージをチェックし、剪定する
霜でダメージを受けた葉は回復しないため、以下の方法で剪定を行いましょう。
🔹 剪定のポイント
✅ 黒くなった部分はカット(広がるのを防ぐため)
✅ 葉全体が枯れている場合は株元から切る
✅ 少しでも緑が残っている葉は残す(光合成を行うため)
✂ 剪定後は、切り口が乾燥するまで数時間そのままにし、水やりは控えるのがポイントです。
水やりを調整する
霜のダメージを受けたオリヅルランは、根の吸収力が低下しています。通常通り水やりすると根腐れのリスクが高まるため、以下のルールを守りましょう。
✅ 水やりは土の表面がしっかり乾いてから
✅ 冬場は1~2週間に1回程度の控えめな水やりを意識
✖ 霜でダメージを受けた直後にたっぷり水を与えるのはNG! 根がダメージを受けているため、かえって傷みが悪化します。
肥料はすぐに与えない
霜にあたった直後は、根のダメージを回復することが最優先。肥料を与えると負担がかかるため、最低でも1か月は肥料を控えましょう。
🌿 回復して新しい葉が生えてきたら、薄めた液体肥料を月1回程度与えると、成長が促進されます。
オリヅルランを霜から守るための冬の管理ポイント
今後、霜の被害を防ぐために、以下の対策を取り入れましょう!
冬は必ず室内に取り込む
オリヅルランは10℃以下になると生育が鈍り、5℃以下ではダメージを受けやすくなります。
✅ 最低でも夜間は室内に入れる
✅ ベランダに置く場合は、不織布やビニールで覆う
霜が降りる前に防寒対策を!
どうしても屋外で育てる場合は、以下の対策を徹底しましょう。
🛑 防寒グッズを活用
- 鉢の周りをプチプチで覆う(断熱効果UP)
- 株元にワラや腐葉土を敷く(寒さ対策)
- 簡易温室やビニールシートを利用
水やりは控えめに
冬は成長が遅くなるため、春~夏よりも水やりの頻度を減らしましょう。
✅ 土の表面が乾いてから水を与える(目安:1~2週間に1回)
✅ 夕方以降の水やりは避ける(夜間に気温が下がり、霜害リスクが増加)
▶オリヅルランが根腐れしたかも?よくある症状と復活方法を徹底解説!
霜にあたったオリヅルランを復活させる!ダメージ回復の完全ガイド【まとめ】
霜にあたったオリヅルランは、適切なケアをすれば回復の可能性があります。
適切な管理をすれば、オリヅルランは再び元気に育ちます。ぜひ本記事を参考に、大切なオリヅルランを寒さから守ってください!