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マドカズラに穴が開かない原因は?穴の開いた葉を出すコツも

穴の開かないマドカズラ マドカズラ

「新しく出てくる葉に穴が開かない……」

マドカズラを育てていると、このような症状に悩まされることも多いです。

そこで今回は、マドカズラの葉に穴が開かない原因と、美しい穴あき葉を出すコツを詳しく解説します!

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

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マドカズラの穴が開かない時によくある原因と解決策

色が薄いマドカズラ

マドカズラの葉に穴が開かない場合、よくある原因には以下のようなものが挙げられます。

光が足りてない

マドカズラの葉に穴が開かないときによくある原因

マドカズラは熱帯の明るい林の中で育つ植物です。直射日光は苦手ですが、明るい日陰のような場所を好みます。

特に室内の場合、窓から遠く離れた場所や、陰になりやすい部屋の隅などでは、どうしても光量が足りず、

新芽が葉を展開する段階で「穴を開けるだけのエネルギーがない」状態になりがちです。

解決法

室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想です。

冬場は日照時間が短くなるため、植物育成LEDライトを使うことで、日光不足をサポートしましょう。

▶観葉植物の育成をサポート!失敗しない植物育成ライトの選び方とは?

成長環境が不安定

室内のエアコン

マドカズラは高温多湿な環境を好む植物です。

エアコンの風が直接当たったり、急激な温度変化がある場所に置いていると、

ストレスを感じて正常な葉の成長が妨げられ、穴が開かない葉が出てきてしまうことがあります。

解決法

カラテアに葉水

スプレータイプの活力液なら一年を通して使用可能!

理想的な気温は20~30℃、湿度は60%以上をキープするのがベスト。

加湿器を使用したり、水を入れたトレイを近くに置くなどして湿度を保つ工夫をしましょう。

冬場は特に乾燥しやすいため、ときどき葉水を与えて保湿します。

葉が若すぎる/株が未成熟

色が薄いマドカズラ

マドカズラは、ある程度成長してから穴の開いた葉を出す傾向があります。

購入したばかりの若い株や、カット苗から育てている場合は、最初の数枚は穴が開かない葉であることがよくあります。

解決法

株が充実してくると自然と穴のある葉が出てきます。焦らずに適切な環境で育てていくことが大切です。

▶マドカズラを大きくする方法!まずは鉢底チェック、適期なら植え替え

剪定や誘引の工夫不足

マドカズラはつる性植物のため、放っておくと好き放題に伸びてしまい、葉のバランスが崩れてしまうことも。

場合によっては光を十分に浴びることができず、穴のない葉になる原因に。

解決法:定期的な剪定と誘引

節のあるところで剪定して、形を整えてあげましょう。

また、支柱やトレリスを使って誘引してあげることで、植物全体に光が当たりやすくなり、穴のある葉を出しやすくなります。

▶マドカズラが垂れ下がるのはなぜ?マドカズラにおすすめの飾り方

 

マズカズラの穴が開いた葉を出すコツは?

窓際に置いたマドカズラ

十分な光量を確保する

マドカズラは明るい環境を好みます。特に新芽が展開する時期にはたっぷり光が必要です。

室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想。光量が不足すると、穴のない葉が出る確率が高まります。

窓から遠く離れた壁際や、陰になりがちな部屋の隅は避けよう!

温度と湿度を安定させる

最適な気温は20~30℃。寒さには弱く、15℃以下になると成長が鈍化します。

湿度は60%以上をキープ。乾燥していると葉の先が茶色くなったり、穴ができにくくなります。

冬場は加湿器を活用し、エアコンの風が直接当たらないように注意しましょう。

冬は最低でも15度をキープ!

▶マドカズラを冬越しさせる簡単なコツ3つとは?

剪定と誘引で形を整える

伸びすぎたツルは剪定して、株全体のバランスを取ることで光が均等に当たります。

支柱や麻紐を使って上方向に誘引すると、成長エネルギーが集中し、しっかりとした葉が出やすくなります。

垂れ下がったつるを放置していると、穂先の葉が小さくなって、徐々に穴も開かなくなってくることが多い。

▶伸びすぎたマドカズラの対処方法!支柱の立て方も解説

株が成熟するまで見守る

若い株はどうしても穴のない葉を出しがちです。

継続的に環境を整えて育てていくうちに、自然と穴あき葉が出てくるようになります。

数か月〜半年ほどで明らかな変化が見られることも多いです。

光合成に欠かせないのが、水・光・風の3つ!室内の場合は風通しが悪くなりがち。

▶マドカズラの元気がない時の主な原因とその対処法とは?

 

穴が開かないマドカズラも魅力的?

元気になったマドカズラ

穴が開かない葉も、実は瑞々しくて美しいものです。育て主の愛情次第で、どんな葉でもその植物らしい魅力を放ちます。

穴あき葉を目指す育成も楽しいですが、「今の姿もまた良し」と思える心の余裕も、植物との付き合いをより深いものにしてくれるでしょう。

 

マドカズラの穴が開かない時によくある質問

Q1. 穴の開いていない葉の穴が開くことはある?

A. 基本的に一度展開した葉に後から穴が開くことはありません。

穴は葉が成長中に自然と形成されるもので、後から開くことはほとんどないため、新しい葉に期待しましょう。

Q2. 穴が開かない葉は取り除いた方がいい?

A. 無理に取り除く必要はありません。光合成には問題なく、株全体の成長にも役立っています。

Q3. 穴の開いた葉が出るまでどれくらいかかる?

A. 環境が整っていれば、数週間から1〜2か月ほどで変化が見られることがあります。ただし個体差があります。

Q4. 直射日光に当てた方がいい?

A. 直射日光は葉焼けの原因になります。明るい日陰か、レースカーテン越しの光が理想です。

Q5. 育成ライトはどんなものを選べばいい?

クリップタイプの植物育成ライト

個人的には、場所を選ばないクリップタイプがおすすめ!

A. 植物育成用LEDライトで、白色光タイプやフルスペクトルタイプがおすすめです。1日8〜12時間ほどの使用が目安です。

▶観葉植物の育成をサポート!失敗しない植物育成ライトの選び方とは?

Q6. 肥料を与えすぎるとどうなる?

A. 肥料の与えすぎは根を傷めたり、葉が変色する原因になります。パッケージに書かれている希釈率と頻度を守りましょう。

▶初心者でも使いやすくて効果的!観葉植物におすすめの肥料【厳選・3選】

Q7. 室温は何度くらいが最適?

温度計

最低でも1つは持っておこう!

A. 20〜30℃が理想ですが、最低でも15℃を下回らないように注意してください。

Q8. 湿度が足りないとどうなる?

アイビル・エアリーミストスプレーで葉水中

ミスト状の霧が噴射できるスプレー容器は、床が汚れにくく便利!

A. 葉の縁が茶色くなったり、成長が鈍くなります。加湿器や葉水を活用しましょう。

Q9. 土の種類は関係ある?

室内向けの土

室内なら虫が湧きにくい土がおすすめ!

A. 通気性と保水性のバランスが良い土が適しています。観葉植物用の培養土がおすすめです。

▶観葉植物に虫がわかない方法は?虫が苦手な方におすすめの土はコレ!

Q10. 支柱やトレリスは必要?

自然素材だと気根が絡みやすく、見た目も自然!

A. 必須ではありませんが、あると光が当たりやすくなり、穴のある葉が出やすくなります。形を整えるのにも便利です。

 

マドカズラに穴が開かない原因は?穴の開いた葉を出すコツも【まとめ】

マドカズラに穴が開かない原因は、光不足、環境の不安定、未成熟な株、剪定・誘引不足など、さまざまです。

ですが、これらのポイントをひとつひとつ見直していけば、窓のような美しい葉を見せてくれるはずです。

あなたのマドカズラが元気に育ち、理想の姿になるよう願っています✨

マドカズラ
この記事を書いた人

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

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