
リプサリスの調子がイマイチ。もしかして害虫…?
リプサリスに害虫がついた場合、適切な対処をしないとそのまま弱ってしまうことがあります。
最悪の場合、枯れてしまうどころか、他の植物にまで被害が拡がってしまうことも…。
そこで今回は、リプサリスに付きやすい害虫の種類や症状、駆除方法を詳しく解説します。
リプサリスに付きやすい害虫の種類は?
リプサリスに付きやすい害虫には、以下のような種類があります。
ハダニ
ハダニは、体長0.5mm以下の非常に小さな害虫で、赤や茶色をしています。主に葉の裏に寄生し、植物の汁を吸います。
よくある症状
- 葉に白い斑点が現れる
- 葉がカサカサになり、やがて枯れる
- クモの巣のような糸が張られる
- 葉の裏面に、黒や赤の小さな粒(0.5mm以下)が歩いている
駆除方法
- まずは水洗い: 葉の裏を水で洗い流すことで、ハダニを物理的に除去します。
- 再発するようなら薬剤散布: 拭き取っても再発する場合、観葉植物専用の殺虫剤(ベニカXネクストスプレー等)を散布します。
▶観葉植物に蜘蛛の巣みたいなものが湧く?ハダニの症状と駆除方法
カイガラムシ
カイガラムシは、体長1〜5mmの害虫で、貝殻のような硬い殻に覆われています。主に茎や葉に寄生し、植物の汁を吸います。
よくある症状
- 茎や葉に白い斑点やカビのようなものが現れる
- 植物が弱り、成長が遅くなる
- 排泄物により、葉がベタベタする
- コナカイガラムシの場合は、白い綿状のものが湧く
駆除方法
- 物理的に取る: 歯ブラシやヘラでカイガラムシをこすり落とします。
- 再発するようなら薬剤散布: カイガラムシ専用の殺虫剤(カイガラムシエアゾール等)を散布します。
- 環境整備: 風通しを良くし、湿度を適切に保つことで、カイガラムシの繁殖を抑えることができます。
▶観葉植物の葉がベタベタする、茶色の粒々がある場合は要注意!
アブラムシ
アブラムシは、体長1〜3mmの小さな害虫で、緑や黒、赤など様々な色があります。
主に新芽や葉の裏に寄生し、植物の汁を吸います。
よくある症状
- 新芽が変形したり、成長が阻害される
- 葉が黄色くなり、やがて枯れる
- 排泄物により、すす病が発生することがある
駆除方法
- 物理的駆除: アブラムシを見つけたら、粘着テープやブラシで取り除きます。
- 薬剤散布: アブラムシ専用の殺虫剤(イミダクロプリドやアセタミプリドなど)を散布します。
アザミウマ(スリップス)
アザミウマは、体長1〜2mmの小さな昆虫で、黄色や茶色をしています。
翅があり、飛び回ることができます。主に新芽や花に寄生し、植物の汁を吸います。
よくある症状
- 葉や茎に銀白色の斑点が現れる
- 新芽が変形したり、成長が阻害される
- 花が咲かない、または咲いてもすぐに枯れる
駆除方法
- 物理的駆除: アザミウマを見つけたら、粘着テープやブラシで取り除きます。
- 薬剤散布: アザミウマ専用の殺虫剤(ベニカXネクストスプレー等)を散布します。定期的に散布することで、再発を防ぎます。
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リプサリスの害虫予防、対策は?
害虫の駆除は重要ですが、何よりも予防が大切です。以下に、リプサリスを害虫から守るための予防対策を紹介します。
定期的な観察
毎日少しでも時間を取って、リプサリスの状態を観察しましょう。早期発見が早期対策につながります。
葉が変色する・べとつく・蜘蛛の巣状のものが湧くなどの症状がある場合は、要注意です。
風通しを確保
風通しを良くし、湿度を適切に保つことで、害虫の繁殖を抑えることができます。
窓を閉め切る時期は、サーキュレーター必須です。
▶観葉植物が喜ぶサーキュレーター置き方!つけっぱなしでok?
2年に一度の植え替え
最低でも2年に一度は新しい土に交換し、根の健康を保ちます。
また、土の上に落ちた枯れた葉や花はすぐに取り除き、清潔な環境を保ちましょう。
▶リプサリスに適した土の条件は?リプサリスにおすすめの土【2選】
適切な水やり
過剰な水やりは根腐れの原因となり、植物を弱らせます。適切な水やりを心がけましょう。
虫が湧かないリプサリスなら「フェイクグリーン」がおすすめ
リプサリスを飾りたいけど、害虫の心配をしたくない…という方には、フェイクグリーンがおすすめです。
害虫がつかない
フェイクグリーンは人工的な素材で作られているため、害虫がつく心配がありません。
リプサリスに付きやすいハダニ、カイガラムシなどの害虫を気にする必要がありません。
メンテナンスフリー
水やりや肥料の必要がなく、枯れる心配もありません。
忙しい方や植物の世話に時間をかけたくない方に最適です。
樹形が崩れない
フェイクグリーンは、色褪せや形の崩れが少なく、長期間にわたって美しい状態を保ちます。
リプサリスの独特の形状や色合いを、いつでも楽しむことができます。
どこにでも飾れる
フェイクグリーンは、日光や湿度の影響を受けないため、室内のどの場所にでも飾ることができます。
リビングやオフィス、バスルームなど、さまざまな空間にマッチします。
フェイクグリーンの選び方
フェイクグリーンを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 質感と色合い: 本物のリプサリスに近い質感と色合いを選ぶことで、よりリアルな印象を与えます。
- サイズと形状: 飾る場所に合わせて、適切なサイズと形状を選びましょう。リプサリスは多様な形状があるので、好みのスタイルを見つけてください。
- 耐久性: 長期間使用することを考えて、耐久性の高い素材を選ぶことが大切です。
リプサリスに害虫?よくある症状と駆除方法【まとめ】
リプサリスは美しく育てやすい植物ですが、害虫がつくことがあります。
特にハダニやカイガラムは、リプサリスに付きやすい害虫の一つです。
早期発見と適切な駆除方法を実践することで、リプサリスを健康に保つことができます。
この記事が、リプサリスを育てている方や、これから育てようと考えている方の参考になれば幸いです✨