リプサリスを育てている方の中には、「赤くなってきた…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
リプサリスが赤くなる原因はいくつかありますが、適切な対処をしないとそのまま弱らせてしまうことも多いです。
そこで今回は、リプサリスが赤くなる原因とその対処法について、専門的な視点から詳しく解説します。
リプサリスが赤くなる主な原因は?
リプサリスの茎が赤くなる原因は、主に以下の4つが考えられます。
1. 光ストレス
2. 温度ストレス
3. 水不足
4. 栄養不足
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
直射日光(特に夏)
リプサリスは、直射日光に弱い植物です。
強い日光に当たると、紫外線から身を守るために茎が赤く変色することがあります。
対処法
- 適切な光量を確保する:リプサリスは明るい日陰を好みます。直射日光が当たる場所ではなく、窓越しの柔らかい光が当たる場所に移動させましょう。
- 遮光する:屋外で育てている場合は、遮光ネットを使用して光量を調節することをおすすめします。
温度ストレス(30度以上、10度以下)
リプサリスは熱帯雨林原産の植物で、高温多湿を好みます。
そのため、極端な暑さと寒さはストレスとなり、茎が赤くなることがあります。
対処法
- 適切な温度管理:リプサリスは20℃~25℃くらいを好みます。冬場は室内の暖かい場所に移動させ、エアコンの風が直接当たらないようにしましょう。
- 急激な温度変化を避ける:屋外から室内に移動させる際は、徐々に環境に慣らすことが大切です。
▶リプサリスの冬越し方法!3つのポイントを押さえて寒さを乗り切る
水不足
リプサリスは多肉植物ですが、完全な乾燥には弱い性質があります。
水不足が続くと、茎が赤く変色することがあります。特に夏場や暖房を使用する冬場は、水分が蒸発しやすいため注意が必要です。
対処法
- 適切な水やり:土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。ただし、過剰な水やりは根腐れの原因になるため、土が乾いていることを確認してから水やりを行います。
- 葉水を与える:リプサリスは湿度を好むため、霧吹きで葉水を与えると元気を取り戻すことがあります。
根詰まり
リプサリスを2年以上植え替えていない場合、根が傷むことで必要な栄養分を吸収できず、茎が赤く変色することがあります。
鉢底や土の表面から根がはみ出ている場合、根が詰まってスムーズに呼吸できなくなっている可能性が高いです。
対処法
- 最低2年に一度は植え替え:長期間植え替えをしていない場合は、栄養が不足している可能性があります。1~2年に1回は新しい土に植え替えることで、栄養状態を改善できます。
- 水はけの良い土と鉢を使う:保水性の高すぎる土や鉢を使っていると、根がうまく育たず、根腐れのリスクも高まります。
▶リプサリスに適した土の条件は?リプサリスにおすすめの土【2選】
リプサリスが赤くなったときのチェックリスト
リプサリスの茎が赤くなったときは、以下の項目を確認しましょう。
- 光量は適切か?:直射日光が当たっていないか確認する。
- 温度は適切か?:急激な温度変化や低温にさらされていないか確認する。
- 水やりは適切か?:土が乾きすぎていないか、または過湿になっていないか確認する。
- 栄養は足りているか?:適切な肥料を与えているか、土の状態を確認する。
▶リプサリスの元気がない理由は?長く育てるためのポイント3つ
リプサリスを健康的に育てるためのポイント
リプサリスを健康的に育てるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
室内なら南~東向きの窓際に置く
明るい場所で、温度と湿度が安定した場所に置く。室内なら、南~東向きの窓際に置くのがおすすめ。
窓越しの光であれば、レースカーテンも基本不要。
1~2年に一度、春~初夏に植え替え
1~2年に1回は植え替えを行い、土の状態をリフレッシュします。
土は経年によって徐々に粒が崩れ、カチコチに固まることで根を傷めてしまいます。
リプサリスが赤いのはなぜ?原因と改善策【まとめ】
リプサリスの茎が赤くなる原因は、光ストレス、温度ストレス、水不足、栄養不足などが考えられます。
リプサリスが赤くなってしまったときは、この記事を参考にして原因を特定し、早めに対処してください。
正しいケアを続けることで、美しい緑色のリプサリスを取り戻すことができるはずです✨