アジアンタムの葉のつぶつぶは胞子?室内に飛ぶの?アレルギーが心配。。
観葉植物として人気のアジアンタムですが、室内に胞子が飛散するのではないか…と心配な方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、アジアンタムのつぶつぶの正体と、胞子による影響について調べてみました。
アジアンタムの葉の裏にあるつぶつぶ、正体は?
アジアンタムをはじめとするシダ植物の葉の裏に見られるつぶつぶは、「胞子嚢(ほうしのう)」と呼ばれる器官です。
胞子嚢は、シダ植物が繁殖するための「胞子」を作り出す場所です。
葉の裏にあるつぶつぶは「胞子嚢」
シダ植物は花を咲かせず、種子を作りません。代わりに胞子を作り、新たな個体を生み出します。
胞子嚢は、胞子を大量に蓄えている小さな袋で、アジアンタムの葉の裏に無数に存在します。
胞子嚢が成熟すると胞子が飛散
胞子嚢が成熟すると、胞子が外に放出され、風に乗って広がります。
また、胞子嚢の並び方やその形は、シダ植物の種類によって異なります。
アジアンタムの場合、葉の裏にびっしりと並んでおり、初めて見る方は驚いてしまうかもしれません。
アジアンタムは室内に胞子が飛ぶ?健康リスクは?
アジアンタムの胞子が室内環境にどう影響するのか、健康面でのリスクがあるのか気になる方も多いでしょう。
ここでは、アジアンタムの胞子が飛散する可能性と、その影響について詳しく解説します。
胞子が部屋全体に大量に飛び散る心配はほとんどない
胞子が飛ぶためには風や強い気流が必要となりますが、通常の室内環境では胞子が遠くまで飛ぶことは稀です。
胞子は非常に微小で、肉眼で確認することは難しく、風に乗って飛散することはありますが、種子のように目に見えて飛び回るわけではありません。
胞子が室内の空気を大きく汚染することは考えにくい
ほとんどの場合、胞子は空中に長く留まらずに床や物に付着するため、胞子が室内の空気を大きく汚染するということは考えにくいです。
ただし、胞子が放出される時期には、植物の周囲にごく少量の胞子が飛散することはあります。
基本、アレルギーや健康リスクの心配はない
アジアンタムの胞子が健康に悪影響を及ぼすかどうかについては、基本的には心配はありません。
胞子自体は非常に小さく、植物自体に毒性はないため、直接的な健康リスクは少ないとされています。
ただし、シダ植物にアレルギーのある方は注意
しかし、稀にアレルギー反応を引き起こす可能性がある人もいます。
特に、シダ植物やカビ、花粉などにアレルギーのある方は、胞子が刺激となる場合があるため、注意が必要です。
心配なら霧吹きをかけて胞子の飛散を抑えるのも策
アジアンタムの胞子によるアレルギー症状は非常に稀で、通常の観葉植物のように管理していれば、問題が生じることは基本ありません。
アレルギーが心配な場合、葉裏に胞子嚢ができたら、風通しの良い場所に移動するか、軽く霧吹きして胞子を飛散しにくくするのも策です。
アジアンタムの胞子が心配なときにできる対策は?
アジアンタムの胞子は、通常の室内環境で大きな影響を与えることはほとんどありません。
ただ、どうしても気になる場合は、以下の対策を講じるのがおすすめです。
葉の裏を中心に霧吹きで保湿
葉の裏に水を吹きかけることで、胞子が飛散しにくくするのもおすすめです。
また、空気清浄機を使用することで、微小な粒子である胞子もフィルターによって取り除かれるため、さらに安心です。
胞子嚢が出来る前に葉をカット
胞子嚢ができる前に植物の剪定を行うことも有効です。
胞子嚢が成熟する前に取り除くことで、胞子の飛散を予防し、室内環境を保つことができるでしょう。
アジアンタムの胞子が苦手ならフェイクグリーンもおすすめ
アジアンタムの胞子がどうしても気になるなら、フェイクグリーン(人工観葉)を取り入れるのもおすすめです。
フェイクグリーンならと面倒な手入れ不要、虫も付かないので衛生面でも安心です。
フェイクグリーンのメリット
- お手入れ不要 フェイクグリーンは水やりや日当たりの調整、剪定などの手入れが一切必要ありません。忙しい生活を送る方や、植物を育てることに不安を感じている方でも気軽に取り入れることができます。特に、観葉植物の維持が難しい乾燥した室内環境や、日光があまり入らない場所でも常に美しい状態を保てるのが大きな魅力です。
- アレルギーや胞子の心配がない フェイクグリーンは本物の植物ではないため、胞子や花粉が飛び散ることがありません。シダ植物の胞子にアレルギー反応を示す人や、健康面で植物の管理が気になる場合には、フェイクグリーンが理想的です。また、ペットや小さなお子様がいる家庭でも、フェイクグリーンなら安全に植物のインテリアを楽しむことができます。
- 長持ちして経済的 本物の植物は、適切な管理をしないと枯れてしまうリスクがありますが、フェイクグリーンはその心配がありません。美しさが長く続くため、頻繁に植物を買い替える必要もなく、結果的に経済的です。また、季節によって枯れたり成長が遅くなることもなく、年間を通して常に元気な見た目をキープできます。
- 場所を選ばない 本物の植物は日光や風通しの良い場所を好むことが多いですが、フェイクグリーンはどんな場所にも置くことが可能です。例えば、窓がないオフィスの中や、トイレやバスルームといった湿気の多い場所でも、見栄えを保ち続けることができます。
安っぽくないリアルなフェイクグリーンなら「造花専門店」がおすすめ
安っぽく見えない本物そっくりなフェイクグリーンが欲しいなら、造花専門店で探してみましょう。
造花専門店のフェイクグリーンは少々値がはるものの、至近距離でも本物と見間違えるほどリアルです。
置き場所に合ったデザイン、サイズのフェイクグリーンを選んでみてください。
アジアンタムの葉のつぶつぶは胞子?清潔に管理する方法【まとめ】
アジアンタムの葉裏の粒々は「胞子嚢」で、シダ植物が繁殖のために胞子を作る器官です。
胞子が風に乗って室内に飛ぶことはありますが、室内で大量に飛び散る心配はほとんどありません。
胞子がアレルギーの原因になる可能性も低いですが、気になる場合は霧吹きや剪定で飛散を防げます。
胞子が心配な方は、フェイクグリーンもお手入れが不要で、アレルギーの心配がなくおすすめです。
あなたのライフスタイルに合わせ、最適な方法をチョイスされてくださいね。