ウンベラータの新芽がなかなか出てこない。。ちゃんと水やりしてるのに何故?
フィカス・ウンベラータを育てている方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ウンベラータの新芽が出ない時によくある原因と対処法についてまとめてみました。
ウンベラータの新しい葉がなかなか出ずお悩みの方は、ぜひ参考にされてくださいね。
ウンベラータの新芽が出ないときによくある原因と対処法
ウンベラータの新芽がなかなか出ない時によくある原因には、以下のようなものが挙げられます。
2年以上植え替えていない
ウンベラータは成長が早い植物なので、2年以上植え替えないでいると、鉢の中が根でぎゅうぎゅうになります。
根詰まりを放置すると水分や養分を吸収しにくくなり、これが新芽が出ない原因の一つになりやすいです。
対処法
- 1~2年に一度、春~秋のあいだに植え替える
- 植え替え後1ヵ月ほどは、根が十分に回復するまで肥料を控える
- 最低気温が15度以下になったら回復力が落ちるため、植え替えは春になるまで控える
20度以下の環境に置かれている
ウンベラータは熱帯地方原産の植物であり、寒さには非常に弱い特性を持っています。
気温が20度以下になると、成長が鈍り、新芽が出にくくなります。
対処法
- 冬は室内であっても20度以下になることが多く、新芽が出にくくなるもの
- 冬の窓際は想像以上に冷えるため、夜になったら窓から1~2m離す
- 冬に無理に成長させようとしないこと。肥料は控える
光線不足
ウンベラータは耐陰性があるとはいえ、本来は明るい間接光を好みます。
窓から遠く離れた壁際や部屋の隅だと、光線不足に陥り、十分に光合成できず新芽が出にくくなってきます。
対処法
- 室内なら南~東向きの窓際に置く
- 最低気温が15度以上あるなら屋外の半日陰に置くと新芽が出やすい
- 屋外に置く場合は直射日光に当てないよう注意
根腐れ
水の与えすぎや蒸れなどにより、根がダメージを受けると新芽が出てこなくなります。
また、新芽が出てもすぐ枯れてしまったり、今ある葉が傷んでくる場合は、根がダメージを受けていることが多いです。
対処法
- 土が湿っている状態で水遣りを繰り返さない
- 根腐れが疑われる場合、土が完全に乾くまでは水やりを控える
- 暖かい場所で鉢から株を取り出し、根の状態を確認する
- 黒く傷んだ根があれば取り除き、水はけの良い清潔な土を使って植え直す
- 水やり後はしっかりめに水気を切り、明るく風通しの良い場所で発根を待つ
病気や害虫の影響
ウンベラータは、特定の病気や害虫によっても新芽が出なくなることがあります。
葉がべとついたり、まばらに変色する、蜘蛛の巣のようなものが湧く…などの症状がみられる場合は要注意です。
対処法
- 葉に見慣れない粒々や蜘蛛の巣状のものが付いている場合、とりあえずめん棒やコットンなどで拭き取る
- 取っても再発したり、改善が見込めない場合は「ベニカネクストスプレー」を吹きかけてみる
ウンベラータを元気に育て続けるために押さえておくべきポイント
ウンベラータを元気に育て続けるには、以下のポイントを押さえておく必要があります。
明るく風通しの良い場所に置く
ウンベラータを元気に育てるためには、適切な環境を提供することが重要です。先述した通り、温度、光、水やり、肥料の管理を徹底し、植物にとって最適な環境を整えることが、新芽を出すための基本です。
1~2年に一度、植え替えて土を更新する
根詰まりを防ぐために、定期的な植え替えが必要です。鉢底から根が出ている場合や、土が固くなっている場合は、早めに植え替えを行いましょう。植え替えの際には、新しい土を使用し、鉢も一回り大きなものを選ぶと良いです。
水やり時はよく観察する
植物の健康状態を定期的にチェックすることも大切です。葉の色や状態、土の湿り具合などを確認し、異変があればすぐに対処するようにしましょう。特に、新芽が出にくいと感じたら、原因を特定し、適切な対応を取ることが必要です。
ウンベラータの新芽が出ない原因と対処法【まとめ】
フィカス・ウンベラータの新芽が出ない原因には、2年以上植え替えていないことや、15度以下の低温環境などが考えられます。
これらの原因に対して、適切な対処を行うことで、再び元気な新芽を出させることができます。
日々のケアを楽しみながら、美しい新芽が再び出てくるのを楽しみにしてください。