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コーヒーの木はハイドロカルチャーだと枯れる?復活させる方法も解説!

ハイドロカルチャーのコーヒーの木 コーヒーの木

コーヒーの木をハイドロカルチャーで育てているけど、弱ってきてしまった。。

コーヒーの木をハイドロカルチャーで育てている方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

土を使わないため、室内でも清潔に植物を育てられるハイドロカルチャーですが、

個人的に、コーヒーの木をハイドロカルチャーで育てるのはあまりおすすめしません。

今回は、コーヒーの木がハイドロカルチャーに向かない理由と、管理のコツについて紹介します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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コーヒーの木がハイドロカルチャーに向かない理由

コーヒーの木の新芽

コーヒーの木のハイドロカルチャーは園芸店やホームセンターなどでよく見かけますが、個人的には長く育て続けるのは難しいと感じます。

その理由は以下の通りです。

根にかかる負担が大きい

コーヒーカップに植えられたコーヒーの木

ハイドロカルチャーは多くの場合、底穴の開いていない容器を使用するため、半年~1年に一度、内部の洗浄と交換をおこなう必要があります。

ただ、容器から株を取り出す度に根に大きな負担がかかります。

コーヒーの木の根っこは細く繊細なため、頻繁に植え替えることで株に大きなストレスを与えてしまいます。

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光を多く必要とする

植え替え後のコーヒーノキ

コーヒーの木は小さな時は少ない光でも育ちますが、株が大きくなるにつれ、より多くの光を必要とするようになります。

特に成長期には、明るい間接光を十分に受けることが重要です。

ただしハイドロカルチャーの場合、日光の当たる場所に置くと水温の上昇によって根を傷める恐れがあります。

結果、光線不足が続くことで徐々に株が弱っていきます。

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ハイドロカルチャーのコーヒーの木が枯れそうなときの復活方法

コーヒーの木の枯れ葉

ハイドロカルチャーで育てているコーヒーの木が枯れそうな場合、復活させるためには以下の手順で対処してみてください。

根の状態を確認する

根腐れによって黒く傷んだ根っこ

まずは、容器からコーヒーの木を取り出し、根の状態を確認しましょう。

腐敗した根があれば取り除いておきます。放置していると腐敗が拡がる恐れがあるためです。

  • 健康な根: 健康な根は白くて弾力がある
  • 根腐れ、傷んだ根: 黒ずんだり、ぬめりがある。脆くスカスカで簡単に取れる

水はけの良い土を使って植え直す

購入直後のコーヒーの木

根のチェックが終わったら、水はけの良い清潔な土を使い、鉢底の開いた鉢に植え直します。

根が極端に減ってしまった場合は、根が丁度納まるくらいの大きさの鉢を使います。

根が回復するまでは、自然乾燥でも乾くくらいの鉢と土を使用することで、新しい根の発生をサポートします。

根が回復するまでは肥料は不要!

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コーヒーの木をハイドロカルチャーで育てるコツ

コーヒーの木をハイドロカルチャーで育てるときの水やり頻度

コーヒーの木がハイドロカルチャーに向いていない理由を理解した上で、ハイドロカルチャーで育てる場合には以下のコツを参考にしてみてください。

水やりは水位が底をついてから

ハイドロカルチャーの水やり方法

水やりは水位が完全に底をついてからにします。

根が過剰に湿らないよう水位を調整し、根の一部が空気に触れるようにします。

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1年に1回は内部の洗浄と交換をおこなう

根に絡みついたハイドロボールを除去

ハイドロカルチャーは底穴のない容器を使うケースが多いです。

老廃物が内部に蓄積すると根を傷めやすいため、最低でも1年に1回は内部の洗浄と交換をおこないます。

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15度以下の寒さに当てない

コーヒーの木の枯れ葉

コーヒーの木は20~25℃の暖かい場所を好みます。

ハイドロカルチャーで育てる場合、気温の変化が激しい窓際に置くのは避けてください。

冬場は、暖房の近くに置かないようにし、乾燥しすぎないように注意します。

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コーヒーの木をハイドロカルチャーで育てるメリット・デメリット

ハイドロカルチャーのコーヒーの木

コーヒーの木をハイドロカルチャーで育てるメリットとデメリットは、以下の通りです。

メリット

  • 清潔で管理が簡単: ハイドロカルチャーは土を使用しないため、室内が汚れる心配が少なく、清潔な環境を保ちやすいです。また、水やりの頻度が少なくて済むため、管理が比較的簡単です。
  • 害虫の発生が少ない: 土を使用しないため、土に潜む害虫の発生が少なく、コーヒーの木が健康に育ちやすくなります。
  • インテリアとしての見栄えが良い: ハイドロカルチャーはガラス容器などを使用することが多く、インテリアとしての見栄えも良いです。観葉植物として楽しむには最適です。

デメリット

  • 栄養供給が難しい: ハイドロカルチャーでは土がないため、植物が自然に栄養を吸収するのが難しく、液体肥料を定期的に供給する必要があります。栄養バランスが崩れると植物が弱りやすくなります。
  • 過湿のリスク: ハイドロカルチャーは常に水がある状態で、過湿のリスクがあります。特に通気性が確保されていない場合、根腐れが発生しやすくなります。
  • 成長が制限されることがある: コーヒーの木のような成長が早い植物には、ハイドロカルチャーは必ずしも適しているわけではありません。成長が制限される可能性があり、長期的な健康維持が難しい場合があります。
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コーヒーの木はハイドロカルチャーだと枯れる?復活させる方法も解説【まとめ】

コーヒーの木はハイドロカルチャーで育てるのが難しいと言われることが多いですが、適切な管理とケアを行うことで成功させることも可能です。

とはいえ、コーヒーの木を何年も長く育て続けたい方には、ハイドロカルチャーはあまりおすすめできません。

「とにかく清潔さ重視で半年~一年くらい楽しめればいい!」という方には、ハイドロカルチャーも選択肢の一つです。

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コーヒーの木
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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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