コーヒーの木は成長が早いって聞いた。水やりは毎日した方がいいの?
コーヒーの木を育てている方の中には、水やり頻度でお悩みの方も多いのではないでしょうか?
実は、コーヒーの木を室内で育てている場合、水やりを毎日していると高確率で根を傷める原因になってしまうんです。
そこで今回は、コーヒーの木の水やり頻度と量、時間帯などについて時期別でまとめてみました。
コーヒーの木に毎日水やりするのは、やりすぎ?
室内でコーヒーの木を育てている場合、風通しが制限されるため、屋外に比べると土が乾くのに時間を要します。
室内で毎日水やりするのは、基本やりすぎ
コーヒーの木は、根が常に湿っている状態を好むわけではありません。
土が湿り続けると根が酸素不足になり、根腐れを引き起こしやすくなります。
特に室内の場合、風・光が制限されることで、土が乾くのも時間がかかります。
土が乾いているとき・湿っているときのメリハリが大事
コーヒーの木の根っこは、適度に乾く時間を必要とします。
土の乾湿サイクルは、根が健全に成長するために重要で、水やりの間隔が短すぎるとこのサイクルが崩れ、根が蒸れて傷んでしまいます。
根の健康を保つためには、土が乾いている時と湿っている時のメリハリが必要です。
コーヒーの木の水やり頻度【春~夏の場合】
春~夏はコーヒーの木が最も成長する時期です。とはいえ、毎日の水やりだと根を腐らせる恐れがあります。
土の表面が乾いたらたっぷりと与える
- 頻度:土の表面が乾いたと感じたら、水やりを行うのが基本
- 量:鉢底から水が流れ出るくらいまでしっかり
- 時間帯:午前中の涼しい時間帯に行うのが理想。ただし、真夏の暑い日は、昼間の直射日光下での水やりは避け、早朝か日暮れ後に済ませる
コーヒーの木の水やり頻度【秋の場合】
秋は気温が徐々に下がり始め、コーヒーの木の成長も少しずつ緩やかになる時期です。
もちろん毎日の水やりは基本厳禁です。徐々に水やりの頻度を減らして寒さに備えます。
徐々に水やりの間隔を空けて寒さに備える
- 頻度:土がしっかり乾いたタイミングで水やり
- 量:鉢底から水が流れ出るくらい。水やり後はできるだけ水気をしっかりと切り、受け皿に溜まった水はこまめに捨てる
- 時間帯:午前中に水やりを行うのが最適。朝晩の気温が下がることが多いため、水やりの後は鉢の周りの温度に注意を払い、冷え込みが予想される日は暖かい場所に移動する
コーヒーの木の水やり頻度【冬の場合】
冬はコーヒーの木が休眠状態に入る時期です。この期間には成長がほとんど見られなくなるため、水やりの頻度をさらに減らします。
土が乾いてさらに3日ほど経ってからで十分
- 頻度:土が乾いてさらに3日ほど経ってからでok
- 量:土の約1/3が湿るくらいの量
- 時間帯:晴れた日の午前中までに済ませる。夜間の水やりは根を冷やすため避ける
土が完全に乾燥したと感じた場合にのみ、週に1回程度の水やりで十分です。水の量も少なめにし、鉢底から水が出ない程度に留めましょう。
土の乾き具合がいまいちわからないなら、水やりチェッカーが便利
土の乾き具合がイマイチ分からない…いちいち確認するのが面倒…。
このような場合は、水やりチェッカーがあると便利です。
土に挿すだけで土の乾き具合が一目瞭然!
水やりチェッカーは土の中に挿して使用する小さな機器で、土の乾き具合を色で表示してくれます。
- 春~秋(最低気温が15度以上)…チェッカーが白になったタイミングでたっぷりと水やり
- 冬(最低気温が15度以下)…チェッカーが白になって、さらに3日ほど経ってから水やり
これにより、視覚的に水やりのタイミングを判断することができ、過剰な水やりや乾燥によるストレスを避けることが可能です。
コーヒーの木の水やりは毎日必要?失敗しない頻度と量を時期別で解説【まとめ】
コーヒーの木の水やりは、その成長段階と季節に応じて調整することが重要です。
水やりは「〇日に1回」などと決めず、土の乾き具合をしっかり確認してから与えましょう。
土の乾き具合がイマイチ分からないなら、水やりチェッカーがあると便利です。