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コーヒーの木に白い粉が湧くなら要注意!原因と対処法を写真付きで解説

観葉植物の葉っぱに付いたコナカイガラムシ コーヒーの木

コーヒーの木の葉っぱに白い粉のようなものが湧く。水を吹きかけても取れないけど、放っておいて大丈夫?

コーヒーの木にこのような症状が現われていませんか?

葉の表面や裏、葉の付け根などに白いふわふわとしたものが湧く場合、放っておくと枯らされてしまう恐れがあるんです。

そこで今回は、コーヒーの木に白い粉、綿状のものが湧く時の原因と対処法について解説します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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コーヒーの木に湧く白い粉は「コナカイガラムシ」の可能性が高い

コナカイガラムシ

葉の表面や付け根、新芽まわりに付いていることが多い。

コーヒーの木に白い粉状のふわふわとしたものが湧く場合、コナカイガラムシと呼ばれる害虫の可能性が高いです。

コナカイガラムシとは?

白い粉に覆われたコナカイガラムシ

コナカイガラムシは、植物に寄生する小さな昆虫で、主に室内や温室で育てられる観葉植物や果樹に被害を与えます。

体が白い粉で覆われており、見た目がまるで綿のようなことから「コナカイガラムシ」と呼ばれています。

コーヒーの木もこの害虫の標的になることが多く、放置すると植物全体に広がり、成長を妨げる原因となります。

コナカイガラムシの特徴

観葉植物についた白い綿(コナカイガラムシ)

よく見ると楕円形をしている。体全体に白い粉をまとっているのが特徴。

  • 形態: 体長は約3〜5mm。白い粉状の蝋物質で覆われている。粉状の物質は、防御と保護の役割を果たす。
  • つきやすい場所: 葉の裏側や茎の根元、節の部分などに集まりやすく、植物の汁を吸って栄養を取る。
  • よくある症状: 葉や茎に、白い粉や綿のようなものが見られる。放っておくと、葉が黄変したり、成長が遅れたりすることもある。
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コーヒーの木の白い粉「コナカイガラムシ」を放置しているとどうなる?

コーヒーの木の葉に付着したコナカイガラムシ

コナカイガラムシがコーヒーの木に寄生すると、以下のような影響が出ます。

葉が黄色っぽく変色する

コナカイガラムシは植物の汁を吸うため、コーヒーの木が必要とする栄養分が減少します。

これにより葉が黄変し、植物全体の成長が鈍化します。

枯らされる

コナカイガラムシは植物の汁を吸う際に、ウイルスや細菌を媒介することがあります。

これにより、コーヒーの木が病気に感染しやすくなり、さらに健康状態が悪化します。

病気に感染すると、の変色や枯死が進行し、最悪の場合は枯れてしまうこともあります。

ベタベタ汚れてすす病を招く

害虫(カイガラムシ)被害を受けたモンステラ

コナカイガラムシは、汁を吸った後に「蜜露」と呼ばれる甘い排泄物を分泌します。

この蜜露はベタベタしており、放っておくと「すす病菌」の発生を促します。

すす病を発症すると、葉や茎に黒いすす状のカビが生え、光合成が阻害されることで、植物の健康状態がさらに悪化します。

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コーヒーの木に白い粉「コナカイガラムシ」の駆除方法

コナカイガラムシからコーヒーの木を守るためには、予防と早期発見が重要です。以下に、コナカイガラムシの予防と対策について詳しく説明します。

ピンセットや綿棒で取り除く

捕獲したコナカイガラムシ

ピンセットで掴んだコナカイガラムシ。見えている分を取り切れば、再発することは比較的少ない。

コナカイガラムシが少ないなら、綿棒やピンセットなどで掴み取ります。

その後、清潔な水を吹きかけしっかりと流し落とします。

手作業での除去は、植物に対する負担が少ないため、軽度の感染に対しては非常に有効です。

取っても再発するならベニカネクストスプレーを使用

ベニカネクストスプレー

感染が進行している場合や、手作業では対処できない場合、専用の殺虫剤を使用することが必要です。

市販の殺虫剤なら「ベニカネクストスプレー」がおすすめです。

コーヒーの木に付きがちな害虫はもちろん、病気の治療と害虫予防まで一度にしてくれます。

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コーヒーの木に白い粉「コナカイガラムシ」の予防策

コーヒーの木の新芽

定期的なチェック

コーヒーの木を定期的にチェックすることで、コナカイガラムシの早期発見が可能です。

特に、葉の裏側や茎の根元など、虫が隠れやすい部分を注意深く観察しましょう。

環境管理の徹底

コーヒーの木に葉水

葉に水を吹きかける「葉水」は害虫予防に効果的。

コナカイガラムシは、乾燥した環境や密集した植栽を好むため、環境管理も重要です。

適度な湿度を保ち、空気の流れを良くすることで、虫の発生を抑えることができます。

窓を閉め切る時期はサーキュレーターを使い、一か所に湿気や冷気が溜まらないようにしましょう。

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コーヒーの木に白い粉が湧くなら要注意!原因と対処法【まとめ】

コーヒーの木に現れる白い粉や綿状のものは、コナカイガラムシの存在を示している可能性があります。

コナカイガラムシは植物の汁を吸い、健康状態を悪化させるだけでなく、病気の媒介やすす病の原因にもなります。

早期発見と適切な対策を講じることで、コーヒーの木を健康に保ち、美しい状態を維持することができます。

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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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